国際コミュニケーション学部3年 島村 美優 さん

1. はじめに
 私が配属されたのはVitalify Asiaというmobile/webアプリ開発会社です。そこで私が立てた目標は「社内のバイブスを上げる」「勤怠管理アプリのリードを獲得する」の2つです。
2. 社内のバイブスを上げる
 本目標は「バイブスが20%上がった日を2日作る」「オフィスの不満点を3つ改善、又は改善案を出す」という2つのKPIを設定しました。
 まずバイブスの指標を出すために顔感情数値化アプリを用い、1日1回10人のバイブスを4日間調べました。結果、社内の普段のバイブス値は49%ということが分かりました。バイブスを上げる日を2日作るために社内イベントを2度行いました。1度目はベトナム人・日本人インターン生でアイスクリームイベントを主催。2度目は最終日にバイバイビンゴパーティを主催。各イベント10人に「普段より何%バイブスが上がりましたか?」というアンケートを取り、その結果50%以上バイブスが上がったと回答した人が17人。20%以上と回答した人が3人。結果バイブスが20%上がった日を2日作るというKPIを目標を達成することが出来ました。
 「オフィスの不満点を改善する」においては、オフィスの満足度アンケートを実施し、「キャンディなどのお菓子を設置してほしい」「植物をもっと増やしてほしい」「デスクが埃っぽい/不清潔」という意見が多くありました。まず「キャンディなどのお菓子を設置してほしい」という意見においては、もうすでにお菓子コーナーがあるにも関わらず、それが活用されていなかったため、POPを作成/設置しました。次に「植物をもっと増やしてほしい」においては経理の方に、購入してもらいたい植物を伝えました。最後に「デスクが埃っぽい/不清潔」という意見に関して、これは社内で既にある社内美化ルールが浸透することで改善できるものであったため、今一度社員の方に目を通してもらう工夫(動画を作るなど)をするべきであるという改善案を伝えました。オフィスの不満点を3つ改善/改善案を出すというKPIも達成することが出来ました。
3. 「勤怠管理アプリのリード顧客を1社でも増やす」
 本目標は「チラシを50枚配る」「リードを1件でも獲得する」というKPIを設定し、まずはターゲットを日本企業(小規模)に絞り、チラシを作成しました。それに加えアプリ開発という大きな壁を少しでも低くするために、お取引の流れ動画を作成し、その後、日本食・アクセサリー屋さんなど営業に行き、配れた枚数は27枚。興味を持ってもらえたお店はあったが、リード獲得を「営業担当の方に電話がかかったら1件獲得」という風に定義づけしていたため、研修が終わるまでに電話をいただけず0件。本目標のKPIは達成することが出来なかったです。
4. まとめ
 今回のベトナムインターンシップを通じ、目標を立てる事・その目標を意識する事の重要性を学びました。自分が思うように終わることが出来なかった事もありましたが、1ヵ月でこれだけの業務を終えたことは私の自信に大きく繋がりました。
 

経済学部 3年生 田中 大智 さん

1. はじめに
 今回私は、夏休みを利用してベトナムで1カ月のインターンシップに参加しました。インターンシップに限らず、私生活の面でも毎日が刺激に溢れていました。その中で感じたことや辛かった出来事、日本との違いや学びにすることができたことを本レポートではまとめていきます。
2. 本論
 ベトナムでのインターンシップで改めて感じたことや発見できたことをここで3つの項目に分けて書いていきます。
 まず1つ目は意見の伝え方です。個人的にこの部分に1番カルチャーショックと衝撃を受けたと言っても過言ではないです。日本では相手の気持ちを尊重して極力、傷つかない言葉を選ぶがベトナムでは相手の感情よりも自分が伝えたい事を強調して伝える為、言葉に棘がありました。初めは困惑して戸惑ってしまったが、途中から私も意見を通すことを優先して話すことを心掛けました。
 次に2つ目は主体的に動くことの重要性です。担当がいくら日本人だからと言って、興味があるかどうかは分かりません。受動的になるのではなく、自らタスクを割り振ってもらえるように動くことの重要性を改めて感じることができました。
 最後に3つ目はモラルとデリカシーの無さです。これは1つ目と少し話が被る点もあるが、とにかく日本よりもモラルなどが欠如しているように私は感じました。しかも驚くことにベトナム人よりも日本人に多かったです。日本で生まれ育ったにも関わらず、人に言っても良い事といけない事の区別のつかない大人が非常に多く、悪い意味で衝撃を受けました。
3. 最後に
 今回のインターンシップを通して、特に精神面において成長を自身で感じることができました。正直始めは担当の日本人にぼろくそに言われ、何度も帰国したいと思いました。しかし、そこで挫けるのではなく、逆にやってやろうと火が付き最後までやり切る事ができました。これに1か月間ベトナムでインターンシップを行った価値があると私は感じています。何を言われてもへこたれる事なく、それでも質問などができるようなメンタルが今後社会に出た時に必要になってくる部分だと今回のインターンシップで感じました。

流通学部3年 森下 舞香 さん

 今回私は8月18日から9月17日の約1ヶ月間のベトナムでの海外インターンシップに参加しました。このインターンシップに参加した理由2つあります。1つは海外で働く事、働き方や留学などに興味があったこと。2つ目はベトナムは日系企業だけではなく、多くの国が支社をおき今後経済的にもっと発展する国だと考え、その国で学生のうちに働く経験が出来、就職活動や自分自身の視野を広げる良い機会だと感じインターンシップに参加する事にしました。
 ベトナムに行ってみて感じた事としてまず、英語を話せる人が多い。観光客を多く相手にする市場の人やタクシー運転手さんはもちろんカフェの店員さんや現地の人しか知らないようやお店の方、小さい子供などほとんどの人が流暢に英語を話すことが出来ます。次に自分が予想していた以上に発展している。勝手にベトナムはあまり何もないところだと考えていましたが、コロニアル洋式の歴史的建造物が多く残り、観光地も多く高いビルも沢山あり、異国情緒あふれる街並みが綺麗でした。また日本人を含め観光客がとても多くとても賑わっており、地下鉄も開通予定ということで益々発展していくと感じました。
 私がインターンシップをさせていただいた会社はQuick Vietnamという人材紹介業務を主に行っている会社でした。そこで私がさせていただいた業務はホームページに載せるコラムの制作とインスタグラムの投稿やベトナム人の日本語スキルチェックです。
 コラムの制作は自分が紹介したいと思う場所やものなどを探し、実際に行き、見て、書くの作業でした。ホーチミンについて詳しくない私はどこを書いたらいいのか考えるのに時間がかかってしまったり、書く場所が決まってもどんな風に書けばいいのか分からず最初はすごく難しかったです。ベトナム人の現地スタッフにおすすめの場所を聞いてみたり、休日に歩いて見つけた場所をコラムにし、文章の書き方は読む方が欲しいと思う情報を考えながら書くようにしました。また社長さんにFactを大切にしろと言われていたため、実際に足を運んでカフェならおすすめのメニューは何なのか、商品が売り切れ次第閉店のお店ならいつも何時頃に閉店してしまうのかなどを店員さんに聞いて書くようにしていました。
ベトナム人の日本語スキルチャックは事前にスタッフの方から履歴書を貰い10分ほど電話でチェックを行います。今まで履歴書を提出する側だったので初めて人の履歴書をじっくり見てみて不思議な気持ちでした。初めて行ったときは声が小さくなり、質問数が少なく時間が短くなってしまいました。指導員の方からアドバイスなどをふまえて、事前にいくつか聴く事を考えておく、会話の中から世間話のような話をしてみること。また相手が話している時は声に出して相槌を打つことを意識するようにしました。
 1ヵ月のインターンシップでコラム1日1本の目標を達成し、Instagramの投稿では制作したリール動画が過去三か月間で1番多いリーチ数(投稿を見た人の数)を得ることが出来ました。このような結果になりもっとリーチ数を増やすにはどうしたら良いのかなどを考えたりと自分のモチベーションにも繋がりました。
 インターンシップで学んだことは大きく2つあります。1つ目は相手のことを考えて行動すること。コラムの制作でどんな場所を紹介したらいいのか、何を知りたいのか読む人、相手がどんなことを求めているかを考えることが重要だと分かりました。これはコラムの制作だけではなく他のビジネスや日常生活にも必要なものだと感じました。2つ目はリアクションをとること。人と話すことが多かった業務でコミュニケーションは言葉のやり取りだけでなく話し方や表情、声の大きさなどもふくまれていると教えていただき、リアクションの大切さを痛感しました。
 私にとってベトナムのインターンシップは1か月という短い期間でしたが達成感があり自分の価値観や考え方が広がり大学生活の中で思い出に残る貴重な経験をすることが出来ました。学んだ事や経験はこの先役に立つものばかりでインターンシップに参加することを決めて良かったと感じました。

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