2024年12月9日(月)、経済学部「グローバル・ビジネス論b」に株式会社フォーバル関西支社の支社長・山脇拓也様、第一支店アイコン課担当課長・速水美結様をお招きし、特別講義「DX講義 ~中小企業が抱える経営課題を伴走型支援で解決する~」を実施しました。
内容(大項目のみ)
① 株式会社フォーバルとは
② DXとは
③ DX化の必要性
④ 中小企業の現状
⑤ DXの成功事例
⑥ 中小企業のDX事例を調べてみよう
⑦ インターンシップご案内
以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付きの一部を紹介します。
経済学部4年 匿名希望 さん
今回フォーバル様からのご講義を賜り、特に心に残った部分は、DX化の重要性です。講義の中で、日本のDX化がまだ十分に進んでおらず、遅れているというお話を伺った際、確かにそうかもしれないと感じました。
私の家族は自営業を営んでおりますが、実際の業務を見てみると、電話で受注や発注の連絡を行い、その内容をすべて紙に書き込んだり手入力したりしている場面をよく目にします。以前、「これをExcelなどで管理したらどうか?」や「システム化できないの?」と提案したことがありましたが、「やり方がわからない」「パソコンに疎い」などの理由で拒まれ、紙の方が楽で慣れているという理由から、現在も紙ベースの業務が続いています。
特に今回の講義を聞いてDX化の必要性を強く感じたのは、棚卸しの際の在庫管理についてです。私たちの会社では、海外や国内から多くの商品が届き、それらを倉庫で管理しています。しかし、在庫の数が非常に多いため、毎回手作業で一つ一つ数え、紙に記録し、電卓を使って計算する作業を繰り返しています。私もこの作業を手伝ったことがありますが、そのたびに「これめちゃめちゃめんどくさい」と感じていました。講義を通じて、このような在庫管理こそデータで一元管理することで、大幅に作業が効率化されるのではないかと気づきました。
今後、私は会社を継ぐ予定ですが、すべてをデータ化する必要はないと考えています。しかし、必要な部分や簡略化できる業務については、積極的にDX化を進め、作業効率を向上させたり、従業員の負担を軽減したりできるよう努めていきたいと思います。
私の家族は自営業を営んでおりますが、実際の業務を見てみると、電話で受注や発注の連絡を行い、その内容をすべて紙に書き込んだり手入力したりしている場面をよく目にします。以前、「これをExcelなどで管理したらどうか?」や「システム化できないの?」と提案したことがありましたが、「やり方がわからない」「パソコンに疎い」などの理由で拒まれ、紙の方が楽で慣れているという理由から、現在も紙ベースの業務が続いています。
特に今回の講義を聞いてDX化の必要性を強く感じたのは、棚卸しの際の在庫管理についてです。私たちの会社では、海外や国内から多くの商品が届き、それらを倉庫で管理しています。しかし、在庫の数が非常に多いため、毎回手作業で一つ一つ数え、紙に記録し、電卓を使って計算する作業を繰り返しています。私もこの作業を手伝ったことがありますが、そのたびに「これめちゃめちゃめんどくさい」と感じていました。講義を通じて、このような在庫管理こそデータで一元管理することで、大幅に作業が効率化されるのではないかと気づきました。
今後、私は会社を継ぐ予定ですが、すべてをデータ化する必要はないと考えています。しかし、必要な部分や簡略化できる業務については、積極的にDX化を進め、作業効率を向上させたり、従業員の負担を軽減したりできるよう努めていきたいと思います。
経済学部3年 山下力也 さん
1. はじめに
本日の講義では、株式会社フォーバル上席執行役員である山脇拓也関西支社長にご講演いただきました。その中で、最も心に残った内容について、このレポートにまとめます。
2. ご講演内容
講義前半では、昨今よく耳にするデジタル・テクノロジーを活用して、経営や事業の在り方、生活や働き方を変革するDX(Digital Transformation)の概念を、全国の中小企業に対する支援事例を交えながらご説明いただきました。DX化のメリットをわかりやすく解説していただき、後半では4~5人のグループに分かれて、中小企業のDX化の具体例を調べるグループワークを行いました。
3. 最も印象に残ったこと
講義の中で、DX化を支援するにあたり、まずは自社内で紙の契約書を電子契約書に切り替えようと提案した際のエピソードが紹介されました。当初は猛反対の嵐で、「面倒くさい」といったネガティブな意見が大半を占めていたそうです。しかし、社長の「やる前から文句を言わず、やってから文句を言え」という一言で改革が始まり、現在では「紙に戻すなんて考えられない」という声が多数を占めるようになったとのことでした。
この話を聞いたとき、私は大学2年生で履修していた貿易や営業実務の授業を思い出しました。その授業で非常勤講師の村田敏也氏が、「世の中にはファーストペンギンは多く生まれる。しかし、それに続くセカンドペンギンがいない。私は君たちにセカンドペンギンになってほしい」とおっしゃっていた言葉が印象に残っており、この話と重なる部分があると感じました。
4. まとめ
日本人の気質には、これまでと異なることや新しいことに飛び込むのをためらう保守的な傾向が根強く残っています。「まだこのままでも大丈夫」「進化せずとも問題が起きていないから現状維持でいい」といった考えは、夏休み最終日に宿題を一夜漬けで終わらせるかのように、問題に直面するギリギリまで行動を先延ばしする心理の表れです。こうした姿勢は、日本全体の課題と言えるでしょう。さらに、革新的なアイデアを提案する人に対して「前例がない」として片付けてしまう態度も、改善が必要だと感じます。
このことから、「マジかよ、エグいな」と思うような大胆なアイデアであっても、最悪失敗しても人生はやり直せると開き直り、一度肯定的に受け入れてチャレンジし続けることが重要だと考えます。
本日の講義では、株式会社フォーバル上席執行役員である山脇拓也関西支社長にご講演いただきました。その中で、最も心に残った内容について、このレポートにまとめます。
2. ご講演内容
講義前半では、昨今よく耳にするデジタル・テクノロジーを活用して、経営や事業の在り方、生活や働き方を変革するDX(Digital Transformation)の概念を、全国の中小企業に対する支援事例を交えながらご説明いただきました。DX化のメリットをわかりやすく解説していただき、後半では4~5人のグループに分かれて、中小企業のDX化の具体例を調べるグループワークを行いました。
3. 最も印象に残ったこと
講義の中で、DX化を支援するにあたり、まずは自社内で紙の契約書を電子契約書に切り替えようと提案した際のエピソードが紹介されました。当初は猛反対の嵐で、「面倒くさい」といったネガティブな意見が大半を占めていたそうです。しかし、社長の「やる前から文句を言わず、やってから文句を言え」という一言で改革が始まり、現在では「紙に戻すなんて考えられない」という声が多数を占めるようになったとのことでした。
この話を聞いたとき、私は大学2年生で履修していた貿易や営業実務の授業を思い出しました。その授業で非常勤講師の村田敏也氏が、「世の中にはファーストペンギンは多く生まれる。しかし、それに続くセカンドペンギンがいない。私は君たちにセカンドペンギンになってほしい」とおっしゃっていた言葉が印象に残っており、この話と重なる部分があると感じました。
4. まとめ
日本人の気質には、これまでと異なることや新しいことに飛び込むのをためらう保守的な傾向が根強く残っています。「まだこのままでも大丈夫」「進化せずとも問題が起きていないから現状維持でいい」といった考えは、夏休み最終日に宿題を一夜漬けで終わらせるかのように、問題に直面するギリギリまで行動を先延ばしする心理の表れです。こうした姿勢は、日本全体の課題と言えるでしょう。さらに、革新的なアイデアを提案する人に対して「前例がない」として片付けてしまう態度も、改善が必要だと感じます。
このことから、「マジかよ、エグいな」と思うような大胆なアイデアであっても、最悪失敗しても人生はやり直せると開き直り、一度肯定的に受け入れてチャレンジし続けることが重要だと考えます。
ご参考