パナソニック株式会社 村田敏也様よりご講演をいただきました(経済学部 特講L2 グローバルビジネス論)
村田敏也様略歴
1982年松下電器貿易(株)入社後、1988年の松下電器産業(株)・松下電器貿易(株)合併に伴い松下電器産業(株)(現・パナソニック(株))へ。2001年カナダMcGill大学修士号取得。現在パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 インダストリアル営業本部 チームリーダー
ご講演の内容(大項目のみ)
・夢は強い思いで何とかなる
・会社生活30年でできたこと
・理論と実践について
・これからしたいこと
・2050年 世界は、日本はどうなっているか
・若者よ世界を知れ
・あなたの夢は?
今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
匿名希望 さん (経済学部3年)
何かをしたいと思っても頭の中で考えるだけで結局何もせずに終わっていたという経験が過去に何回かありました。何もしないで終わると後悔が残るし、得るものが何もありません。だとすれば自分のやりたいことをして、時にはそれが失敗したとしても行動を起こせたことに意味があり、また自分の中で成長できる部分も出てくるはずと思うことができました。
また僕は20歳で、これからは就職活動やその後社会に出て色々な経験をしていくと思います。うまく行く時もあれば壁にぶつかる時もあるけど、その中でもしっかり何かに挑戦していき、それで失敗するなら良いと思います。
行動を起こすことによりまだまだ知らないことを知ることができると、村田さんの講義を受けて強く思いました。
高井 一雅 さん(経済学部3年)
今回の村田さんの講義を聞いて、知識と経験は大きく異なるものであると感じました。
現代社会では、インターネットが普及し、誰でも簡単に情報が得られるようになりました。あらゆる情報を動画などで視聴覚的に理解することができるようになりました。しかし、これらの知識を得たからといって、実際にそれが社会に出て通用するわけではないことを、村田さんのお話を聞いて感じました。
村田さんは、サーフィンの雑誌を見て知識を得ましたが、実際に村田さんがサーフボードで波に乗れるようになったのは、自身の練習からなる経験によるものでした。このことから、経験とは知識からより有効なものをみつけ、失敗によりそれらの知識を自分にマッチしたものへと昇華させる大切なことだと感じました。
今回の講義で何より大切だと感じたのは、実際の経験により失敗することの大切さです。経験し失敗することで、自分が失敗したことに対する向き不向きや、改良の余地などがわかるのだと思います。経験し失敗することは、そこから新たな可能性を見出すのに必要不可欠であると感じました。
自分も興味がある分野には、調べるだけでなく実際に行動に移すべきだと感じました。
原田 凌耶 さん(経済学部2年)
村田さんの話を聞いて、夢を持つことの大切さ、失敗を恐れず挑み続けること、知っていることで終わらせず行動に移すこと、「人在」ではなく「人財」になること、これら全て今の自分にとって考えさせられるものがありました。
私にも実は小さな夢があります。家族ができたらみんなで海外をめぐることです。
でも考えてみると、夢があるにもかかわらず、その夢を叶えるために何も行動していません。英語を勉強しようと思っていても未だに勉強もしていません。TOEICだって受けたことがありません。
友達は毎日TOEICに向け勉強しているのに、ただそれを見ているだけの毎日を過ごしています。
自分の中で「友達に負けている。今さら勉強してもなあ」と、勝手に英語の勉強を遠ざけていたんじゃないかと思います。でも会社に入社してから英語の勉強を始めた村田さんに比べて、自分はまだまだ時間もあるし、行動に移せる若さ、労力もあります。
何をするにしても遅いなんてことはないって思い知らされました。僕も、人に語れるくらいに夢を持ちたいし、10年、20年、もっと歳をとってもいつまでも夢を持っていられるような人になりたいと思いました。
新明 佑樹 さん(経済学部3年)
この講義ではまず「夢」ということについてお話をいただきました。自分も「叶わない」と思っている夢があります。最もやりたいことがあって、好きで好きで仕方がないことです。その夢について、ずっとやりたいけどどうせ叶わない、といったモヤモヤ感がずっとありました。
その中で、村田さんの「夢」についてのお話を聞き、すごく自分が叱られているというか、きつい檄を飛ばされているようで、自分の心が今まで味わったことのないような気持ちになりました。「その夢で、今自分はどこにいるか」という図があり「知ってはいるけど行動しない」という位置に自分がドンピシャで居ることに気づきました。なりたい、やりたいだけで行動を起こしていなかったのが自分でした。それに気づいた時、自分自身にすごく腹が立ちました。でもそう思う一方で「今からじゃなあ…」という迷いもありました。しかしそんな中でも村田さんは「大学生、今からでも遅くない」とおっしゃられて、その迷いは消えました。今からでも、たとえ失敗しても悔いのない夢の終わりを迎えたいと思いました。
他にも村田さんのお話にはたくさん心に残ったことがありますが、「夢」のお話は今の自分を変えてくれたお話だったので、一番心に響きました。この村田さんの言葉を忘れず、結果を求めて夢に向かって生きていきたいと思います。
匿名希望 さん(経済学部2年)
今日は外部講師の村田さんのお話を聞かせていただきました。最初の印象は「とても明るく元気で良くしゃべって面白い」で、熱く生徒と向き合ってくれて、とても印象に残る話をして下さって、いつの間にか講義に夢中になっていました。そこで私が印象に残ったことは「(海外に)旅をして、色んなことを発見できたり色々なことを学んだりすることが大事」ということです。正直私は、海外へ旅することなど全然考えたことはなかったです。理由は、何も知らない中で旅などしたら怖いし、外国語を話せないし、孤独で何もできないと思っていたからです。しかし、今日の講義で、村田さんは元々あまり知識もなく、英語も少ししか話せないのに、今ではグローバルに活躍されているし、村田さんの奥様も英語が話せなかったのが10年くらい現地で暮らして英語を普通に話せるようになったとうかがいました。だから私は、自分が何もしないから進めないだけで、やったらできるのだと思いました。村田さんの講義を聞いて、もっと自分から行動していこうと思いました。
匿名希望 さん(経済学部3年)
もう1点は「夢を持て」ということです。私には現在夢はありません。しかし村田さんのお話では、夢を持ちそれを追い続ければいつか叶うとおっしゃっていました。これから、小さいことでもいいので、何か夢を持ちたいと思いました。今回村田さんのお話はとてもためになり、良い経験をさせていただきました。
また機会があればこのような経験をさせていただきたいです。
松本 光司 さん(経済学部2年)
今回の村田さんの講義は、今の自分の迷いに対してとても心に響きました。
私には「起業する」という夢があります。ただ起業するのではなく、今現在学んでいる海外進出の大切さや方法といった、グローバルビジネスのノウハウを用い、グローバル企業という形で起業したいと考えています。残念ながら今の私にはどのような事業にビジネスチャンスがあるのかといったことや、自分はこの事業で起業したいといった具体的内容は形にできていない状況です。今の自分にできることは何なのかを日々考えています。
語学力は当然のことなので勉強して身に付けようとしていますが、他に何からしていけば良いかわからず迷走していました。
その迷走状態の自分に、村田さんの「理論を身に付けることと、それを行動して学ぶことが大切」という言葉は身に染みました。
今の私にできること(語学力をつける(英語・中国語)、1日1冊を目標に起業やグローバルに関連した本を読む、ゼミ活動に全力で取り組む)に精いっぱい取組み、自分自身の人生に挑み続けていきたいです。