株式会社ペーパーワールドを訪問見学しました(経済学部三木ゼミ2年生)
2015年12月2日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、大阪市中央区にある株式会社ペーパーワールドを訪問見学しました。
株式会社ペーパーワールドは昭和35年(1960年)に城東紙器株式会社として創業。ダンボールケースの製造販売や包装設計はもちろんのこと、ダンボールや紙素材を活用し、段ボール加工の経験と商品開発の実績をベースに、クオリティの高いデザインで新しい価値を創造しています。また、2009年に大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
株式会社ペーパーワールドは昭和35年(1960年)に城東紙器株式会社として創業。ダンボールケースの製造販売や包装設計はもちろんのこと、ダンボールや紙素材を活用し、段ボール加工の経験と商品開発の実績をベースに、クオリティの高いデザインで新しい価値を創造しています。また、2009年に大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
経済学部2年生 椎葉 昌也 さん
12月2日、私たちは株式会社ペーパーワールドを訪問し、社長である岩崎隆さんにお話をうかがいました。
ペーパーワールドは主に紙、ダンボールを素材としてパッケージ、ディスプレイ、展示台、POP、他にはイス、虫籠、クリスマスツリー、工作玩具等々、デザインを重視したこれまでにない新しい商品を提供していく創造型企業。私たちがビルをエレベーターで上がり三階に着くと本社玄関前にはダンボールでつくられた等身大クリスマスツリー、ロボット、受付用の電話が置かれた電話台が設置してあり、とても誇りを持って商品を創作されている企業なのだとそれだけで感じました。私は事前にHPを軽く閲覧していただけでしたので、これは準備が足らなかった。もっと見ておけば良かった。相手に失礼だ。と段々後悔の念が強くなりました。
受付用の電話で着いたことを伝えると社員の方に中へと案内されました。入るとこれまでつくられた商品がずらっと並べられており、ダンボールでできた鮮やかなデザインの大きな棚、その棚に囲まれたミーティング用のテーブルとダンボールでできた頑丈でしっかりとしたイスが目の前に。私がまだ8歳くらいであればはしゃいでいた空間でした。そのまま何も考えずにイスに腰を掛けて、イスがどのような構造しているのだろうと触っていたのは失敗でした、奥から来られた岩崎さんに「先生が立って挨拶されている時に君たちが座っているのはおかしい」と一言いわれ、私はいきなりやってしまったと心の中で頭を抱えました。これを皮切りに岩崎さんからお話を聞かせていただくことになりました。
ペーパーワールドは1960年に創業し、当初は現在パナソニックである松下電器産業の家電の包装段ボール箱を主に請け負っていたそうです。現在はネットによりオープンな社会となったので、それに対応したビジネスをしようと通販を主として上記のパッケージ、POPなどの商品を売られています。インターネット販売の売上はピーク時だと月5000万円程で、国内でこれだけ売れるならと台湾でネット販売を始められました。将来的には日本、台湾で培ったノウハウで北京や香港、ベトナムなどで同じように販売される予定だそうです。しかし最近競争が激しく簡単ではなさそうでした。クールジャパンとして海外で開催されるイベントにクリエイターの作品をもっていけないか思案されていると聞いたときは意外に思えました。クールジャパン機構が好むようなデザインの商品がたくさんありますので審査に通って海外へ持っていけるだろうとは感じます。これからもペーパーワールドは国内外でますます発展していくのではないかと思いました。
今回ペーパーワールドを訪問してみて私が進みたい職種に近いものを感じました。その分、私の予習不足が残念でありました。岩崎さんの上昇志向の姿勢には見習うべきことが多くあり、訪問できて良かったです。
ペーパーワールドは主に紙、ダンボールを素材としてパッケージ、ディスプレイ、展示台、POP、他にはイス、虫籠、クリスマスツリー、工作玩具等々、デザインを重視したこれまでにない新しい商品を提供していく創造型企業。私たちがビルをエレベーターで上がり三階に着くと本社玄関前にはダンボールでつくられた等身大クリスマスツリー、ロボット、受付用の電話が置かれた電話台が設置してあり、とても誇りを持って商品を創作されている企業なのだとそれだけで感じました。私は事前にHPを軽く閲覧していただけでしたので、これは準備が足らなかった。もっと見ておけば良かった。相手に失礼だ。と段々後悔の念が強くなりました。
受付用の電話で着いたことを伝えると社員の方に中へと案内されました。入るとこれまでつくられた商品がずらっと並べられており、ダンボールでできた鮮やかなデザインの大きな棚、その棚に囲まれたミーティング用のテーブルとダンボールでできた頑丈でしっかりとしたイスが目の前に。私がまだ8歳くらいであればはしゃいでいた空間でした。そのまま何も考えずにイスに腰を掛けて、イスがどのような構造しているのだろうと触っていたのは失敗でした、奥から来られた岩崎さんに「先生が立って挨拶されている時に君たちが座っているのはおかしい」と一言いわれ、私はいきなりやってしまったと心の中で頭を抱えました。これを皮切りに岩崎さんからお話を聞かせていただくことになりました。
ペーパーワールドは1960年に創業し、当初は現在パナソニックである松下電器産業の家電の包装段ボール箱を主に請け負っていたそうです。現在はネットによりオープンな社会となったので、それに対応したビジネスをしようと通販を主として上記のパッケージ、POPなどの商品を売られています。インターネット販売の売上はピーク時だと月5000万円程で、国内でこれだけ売れるならと台湾でネット販売を始められました。将来的には日本、台湾で培ったノウハウで北京や香港、ベトナムなどで同じように販売される予定だそうです。しかし最近競争が激しく簡単ではなさそうでした。クールジャパンとして海外で開催されるイベントにクリエイターの作品をもっていけないか思案されていると聞いたときは意外に思えました。クールジャパン機構が好むようなデザインの商品がたくさんありますので審査に通って海外へ持っていけるだろうとは感じます。これからもペーパーワールドは国内外でますます発展していくのではないかと思いました。
今回ペーパーワールドを訪問してみて私が進みたい職種に近いものを感じました。その分、私の予習不足が残念でありました。岩崎さんの上昇志向の姿勢には見習うべきことが多くあり、訪問できて良かったです。
経済学部2年生 松井 大輔 さん
今回、私たちは大阪市中央区にある株式会社ペーパーワールドを訪問し、どのように海外事業を進めているのか、また、国内事業との違いは何か、これらの話題を通してビジネスにおける海外事業の留意事項などについて学びを深めました。
まず、ペーパーワールドについての説明をします。1960年大阪市東成区で包装用段ボール販売を目的とし創業しました。その後、大阪府八尾市へ移り、現在は大阪市中央区で段ボール販売事業を行っています。創業当初は包装用段ボール販売事業ということで、家電製品の包装などに用いられる段ボールの販売のみで、主に松下電器産業(現:パナソニック)向けでした。現在では様々な企業へ販売しており、段ボールを材料としたオフィス家具等の製品、そして海外での事業も行っています。オフィスへ入室した際、私はとても驚かされました。段ボールを使用した製品が沢山並べられており、数はもちろんバラエティに富んだ様々な製品があり、イスまでもが段ボール製でした。座る際、私は壊れないのか?と少し不安でしたが、座ってみるととても丈夫で、技術の高さを伺い知ることができました。この様に丈夫で、また、段ボール製のため軽いという利点、技術や利点を用いることで事業として新たな販売方法が生まれることを知り、同時に、視野を広げ多角的に、そして常に考えることがビジネスを行うにおいて大切なのだと分かりました。また、今回お話を聞いた中で、私は台湾でも事業を行っている。というお話がとても印象的でした。御社は自社でネットを使った通販を行っており、ネットが普及している台湾に着目し、昨年1月に台湾へ進出しました。しかし、日本国内では、当日配送が可能であるのに対し、台湾では当日配送が難しいという問題が発生したそうです。日本は物流が良く、インフラも整備されていますが、海外ではそうではない、という点が国内と海外の大きな違いだと分かりました。外国の国内事情を知る。このことも海外でビジネスを行う上で重要なのだと分かりました。
今回の訪問でビジネスにおける考え方、そして、海外進出する上で相手国の文化はもちろん、物流やインフラを中心に国内事情も把握することが大切なのだと分かりました。日本での基準とは違う場所で、ビジネスを行うのは容易な事ではないと実感し、これからの大学での学びをより一層深めていきたいと思いました。
まず、ペーパーワールドについての説明をします。1960年大阪市東成区で包装用段ボール販売を目的とし創業しました。その後、大阪府八尾市へ移り、現在は大阪市中央区で段ボール販売事業を行っています。創業当初は包装用段ボール販売事業ということで、家電製品の包装などに用いられる段ボールの販売のみで、主に松下電器産業(現:パナソニック)向けでした。現在では様々な企業へ販売しており、段ボールを材料としたオフィス家具等の製品、そして海外での事業も行っています。オフィスへ入室した際、私はとても驚かされました。段ボールを使用した製品が沢山並べられており、数はもちろんバラエティに富んだ様々な製品があり、イスまでもが段ボール製でした。座る際、私は壊れないのか?と少し不安でしたが、座ってみるととても丈夫で、技術の高さを伺い知ることができました。この様に丈夫で、また、段ボール製のため軽いという利点、技術や利点を用いることで事業として新たな販売方法が生まれることを知り、同時に、視野を広げ多角的に、そして常に考えることがビジネスを行うにおいて大切なのだと分かりました。また、今回お話を聞いた中で、私は台湾でも事業を行っている。というお話がとても印象的でした。御社は自社でネットを使った通販を行っており、ネットが普及している台湾に着目し、昨年1月に台湾へ進出しました。しかし、日本国内では、当日配送が可能であるのに対し、台湾では当日配送が難しいという問題が発生したそうです。日本は物流が良く、インフラも整備されていますが、海外ではそうではない、という点が国内と海外の大きな違いだと分かりました。外国の国内事情を知る。このことも海外でビジネスを行う上で重要なのだと分かりました。
今回の訪問でビジネスにおける考え方、そして、海外進出する上で相手国の文化はもちろん、物流やインフラを中心に国内事情も把握することが大切なのだと分かりました。日本での基準とは違う場所で、ビジネスを行うのは容易な事ではないと実感し、これからの大学での学びをより一層深めていきたいと思いました。