韓国合宿、二デックアドバンステクノロジーコリアでの工場見学
(経済学部 枡井 望人)

学生活動状況報告

  ■経済学部2年 枡井 望人
2025年2月6日、二デックアドバンステクノロジーコリアを訪問しました。当日は雪が降り、非常に寒い一日でしたが、それを忘れるほど充実した訪問でした。
電子制御の要となるPCB(プリント基板)の1.5mmカバーによる保護構造について詳しく学びました。このカバーは、単なる物理的な保護だけでなく、高電圧回路との絶縁強化や耐振動性の向上、放熱性能の最適化といった多くの役割を果たしていました。さらに、FPC(フレキシブルプリント基板)との組み合わせによる軽量化や、回路の高密度実装による小型化技術など、電子部品の進化がモーター性能向上に直結していることを実感しました。
工場では、AIを活用した画像認識技術による品質管理が導入されていました。特に、外観検査システムでは微細な傷や異常を瞬時に検出することで不良率の低減が実現されている点が印象的でした。さらに、ニデックグループの高品質基準を支える取り組みを深く理解することができました。
工場見学の後、韓国の代表的な海鮮鍋である「ヘムルタン(해물탕)」を食べました。社長とお話をしながら、韓国の食文化にも触れることができたのは非常に貴重な経験でした。
 

  ■経済学部2年 黒木 心士郎
2月6日(木)に韓国にある「ニデックアドバンステクノロジー(コリア)株式会社」の工場見学に行きました。
ニデックアドバンステクノロジー(コリア)株式会社の事業内容として、検査システムおよび治具の開発、製造、販売、保守・受託検査サービス・展示会への出展が挙げられます。特に半導体検査技術に強みを持ち、最新の技術を駆使して高精度な検査ソリューションを提供しています。
ニデックアドバンステクノロジー(コリア)株式会社を見学し、精密な電子基板の製造工程や、基板の動作テストの様子を学び、製造現場を直接見学するなど貴重な機会となりました。特に、手のひらサイズの基板が一つ一千万円の価値を持つことなど、技術の高度さに驚きました。また、NIDECの創設者である永守重信氏の言葉も飾られており内容が、[すぐやる、必ずやる、出来るまでやる]というのが開発に対する熱意をとても感じることもできました。同時に、他の企業に比べ熱意があるからこそ世界でも通用する会社なんだと実感しました。
この工場見学を通じて、技術や製造プロセスへの理解を深め、ものづくりの現場で働く人々への尊敬と執念を抱くことができました。

 








 

連携先コメント

Nidec Advance Technology Korea Co., Ltd
代表取締役 Jong Gone Lee

こんにちは。
今年も昨年に引き続き私たちを訪れていただき、誠にありがとうございます。みなさんにどのような話をすべきかを考えた結果、「電子製造業のエコシステムの理解とAI技術の活用」について講演を行うことにしました。経営・経済学を専攻しているみなさんには電子技術の取引について少しでも理解していただければ幸いです。それでは、私たちの会社を訪れてくださった皆さんにご挨拶を申し上げ、今後のご活躍をお祈りいたします。
ありがとうございました。

教員コメント

経済学部 経済学科
中西 正行 教授

今回は追手門学院大学経営学部の朴ゼミ、岡崎ゼミと合同合宿となりました。他大学との共同作業も大きな学びとなりました。大勢でお邪魔したにもかかわらず、食事までお付き合いいただきありがとうございました。

参加学生一覧

豊倫 太郎、黒木 心士郎、高木 唯那、枡井 望人、田辺 星南