金融キャリアプロジェクトゼミ 
執筆者:中西 正行

 こんにちは、中西です。

 私は、銀行、証券会社、上場メーカー、外資系金融機関で働いてきました。仕事の内容はファンドマネージャー、証券アナリスト、CFO、経営コンサルなどです。ですので、みなさんに生のお金の話ができるかなと思っています。

 財布を持っていますか? いくら入っていますか? いくらあって、さっきいくら使ったので、いくらぐらい残っている。「どんだけ~(I●KOさん風)」。

 この感じが大事ですね。財布の中身は分かっても、自分の家計では、いくら使っているか、いくら儲かっているか、意外と知りませんよね。お金の「見える化」をしたいです。家計簿的なものをつけてみましょう。以前に大学の先輩たちが家計簿を「見える化」しました。先輩たちの意見を聞いてみると、「携帯電話の契約を見直したい」「コンビニに行く回数を減らしたい」「マンガを読むことを止めたい」「Amazonプライム、Netflix、Spotifyを止めたい」などがありました。「気づくよね~(は●な愛風)」。

 そうこうしているうちに、阪南大学を卒業して会社で働き始めます。初任給20万円ぐらいですかね。その使い道の内訳は、住居費30%、預貯金20%、食費18%、光熱費8%と続いていきます。まずは、さっきやった「見える化」が大事です。家計簿アプリを使っても良いですし、クレジットカードや電子マネーを使い、その明細書を使いましょう。ポイントがたまって、節約にもなります。記録が残ります。

「だけども、だっけど~(小島よ●お風)」。絶対に一括払いが原則です。分割にして金利や手数料を支払ってはだめです。金利や手数料に敏感になってね。
 次に保険が問題です。新入社員で会社に入ると、保険会社の職域営業員が勧誘に来ます。まだ生計が立たず、養う家族もいないのに...。生命保険はもう少し先で大丈夫かな。医療保険も慎重に考えたいです。会社に入れば、公的医療保険(健康保険委)に自動的に入ります。医療費は三割負担で済むので、医療保険に慌てて入ることもないですね。
 光熱費も見直したいですね。電気代、ガス代、インターネットの基本料金など、他社に乗り換えるだけで料金が安くなります。自由化という波が押し寄せています。  
 もう老後のことも考えておかないと。年金大丈夫なの? 資産運用どうするねん! NISAやiDeCoは、なんだらほい。大学のゼミでは、年金も説明しますし、運用ゲーム「賢者のポートフォリオ」 (am-life.co.jp) を使って投資の勉強もします。オープンキャンパスでも少しお話しできるといいですね。

 あと、大学のゼミでは金融のプロも養成しています。証券外務員二種、FP2級、簿記などの取得を目指します。私のゼミには金融業界に就職した人がいっぱいです。みんなぶつぶつ言っていますが(笑)。 

 大学では雑雑としたお金の話を、おもしろおかしく話したいと思っています。

もっと深く知りたい方は…

今年のオープンキャンパスのプログラム一つにて本記事のをテーマにした模擬授業を行いますので、是非お越しください。スケジュール等の詳細については以下ページをご確認ください。