どのライフイベントをテーマにするか、また、どういう問題意識をもって課題に取り組むかは、ゼミ生の自由な裁量で決めます。例えば、待機児童の問題に着目した人もいれば、見合い結婚と恋愛結婚を比較してみたいという人もいます。また、父親の育児参加に興味があるという人もいます。みんな、それぞれ、自分の近い将来を頭に浮かべながら、今、報告準備を進めているところです。
　しかし、課題に取り組む上で一つお願いしているのは、統計的観点からみるという姿勢を忘れないということです。西本ゼミは、ビジネス統計分析パッケージです。データ分析を行うにあたって必要となる分析手法などを身につけるために、統計学やビジネスデータ分析、そして計量経済学などを学習してきましたので、それらの授業で習得した知識や能力を駆使した報告になるよう指導しています。データ分析により、物事を客観的に捉える能力を身につけること、そして、分析から得られた結果を的確に、そして、わかりやすく人に伝える能力を身につけること、これらは社会人になってからも大いに役立つと思っています。