西本ゼミ3回生 八木 祐理菜
私たち西本ゼミでは現在、医療、介護に関して経済学部の視点で統計学、計量経済学を用いて研究しています。実際の現場で得られる情報やデータを収集して分析、研究に活かし、結果をまとめ発表しています。
2024年12月、大阪市平野区にある「ハレトキ訪問看護ステーション」にフィールドワークの一環として訪問させていただきました。明るい木目調の外観に、入り口には白を基調とした看板があり、一見お洒落なカフェと思ってしまうほど清潔感のある建物でした。
キャッチフレーズは「晴れの日も雨の日も曇りの日もいつも一緒に。」
これからも住み慣れた家で暮らし続けたい、人生の最期を自宅で迎えたいと望む方がいる一方、家族だけで介護や医療的ケアが出来るのか、一人暮らしで不安に思う方もいます。そんな時、在宅医療では訪問看護師の方が在宅での療養を支え、看護ケアをします。訪問エリアは20区以上。業務もある中、暖かく迎えていただきました。
一番印象に残っていることは、在宅看取りに対する思いを伺った際、住み慣れた自宅だからこそ患者さんが元気に見える、大事な最期の時間に立ち会い一言では表すことが出来ないけれど向き合っていることだとおっしゃっていました。おひとりおひとりの立場に立って目の前の利用者さんに対して真摯に、丁寧に取り組んでいるお姿が目に浮かびました。
医療現場について初めて知ることが多く、誰しもが経験するからこそ学ばなければならないと思いました。今回だけで終わらず、今後も知る努力を続けようと思います。
今回お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。