経済学部3年 山下祐真
2024年12月、私たちは松原市にあるアクティブ訪問看護ステーションを訪問させていただきました。アクティブは「おもろいことをまじめに」をコンセプトに利用者様のみならず、ご家族様や地域の方々の“らしくいきる”を応援されています。
1時間程度インタビューをさせていただいた中で特に印象に残ったことは、アクティブ訪問看護ステーション独自の訪問看護記録の書式についてです。患者様の詳細情報や介助の内容を書く訪問看護記録ですが、アクティブ独特のものとして「お客様満足度」の欄があります。患者様からの率直な感想(評価)を知ることで、これからよりよいサービスを提供できるようにしていきたいとのことです。このことについてはご家族様からも非常にいい評価をいただいているそうです。
一方で課題も山積しています。現在、介護報酬の改定は3年ごとに行われているとのことですが、この期間、決まった分の給料しか支払うことしかできないということです。物価高が顕著に進んでいる昨今、国に体制をしっかり整えてもらって、従業員にもっと給料を払いたいとおっしゃっていました。看護・介護現場の人材不足を解消するためにも、安定した賃上げが期待されます。
大変熱心に向き合っていらっしゃる姿を知ることができ、私たちも就職したときには同じように情熱をもって仕事に取り組みたいと思いました。お忙しい中訪問させていただきありがとうございました。