「大阪くらしの今昔館」&「六甲山牧場」への視察研修
経済学部 西本ゼミ2回生(20名)と京極ゼミ2回生(10名)は、2012年6月30日に合同で視察研修に行きました。行き先は、大阪くらしの今昔館と六甲山牧場です!今回の視察研修の目的は、まず、大阪くらしの今昔館で180年前の「大坂」にタイムスリップし、当時のくらしを体感することで、その時代の大阪の経済や文化を学習することです。
西本ゼミでは江戸時代から戦前の大阪における人口、歴史、文化、経済、産業について事前学習を行い、グループ報告した上で視察研修に参加しました。また、六甲山牧場ではアイスクリーム作りの体験を通して、ゼミ生同士の親睦をさらに深め、これからのキャンパスライフをより楽しいものにすることが目的です。
☆ 大阪くらしの今昔館
大阪くらしの今昔館は、天保年間の江戸時代の大坂三郷の町内の一部分を想定して原寸大に再現し、当時の大坂を散策することができる博物館です。大店、表長屋、町会所、裏長屋といった当時の人々の暮らしが感じられる町並みや、風呂屋、本屋、小間物屋といった大坂らしい商いの街を再現してつくられています。
我々は、30名の団体での参加だったので、浴衣に着替えるというイベントには参加できませんでしたが、一般の入場者の多くが浴衣に着替えて町内を散策していましたので、まるで、本当に当時の大坂にタイムスリップしたような錯覚を覚えたゼミ生も多かったのではないでしょうか。また、ゼミ生10名につき1人、町屋衆という愛称で呼ばれているボランティアの方がついてくださり、いろいろな説明をユーモアたっぷりに話してくれました。きっと、時間軸を移動し、不思議な空間に身を置く、そんなひとときを楽しめたのではないでしょうか。
我々は、30名の団体での参加だったので、浴衣に着替えるというイベントには参加できませんでしたが、一般の入場者の多くが浴衣に着替えて町内を散策していましたので、まるで、本当に当時の大坂にタイムスリップしたような錯覚を覚えたゼミ生も多かったのではないでしょうか。また、ゼミ生10名につき1人、町屋衆という愛称で呼ばれているボランティアの方がついてくださり、いろいろな説明をユーモアたっぷりに話してくれました。きっと、時間軸を移動し、不思議な空間に身を置く、そんなひとときを楽しめたのではないでしょうか。
今昔館フォトギャラリー
☆ 神戸の南京町
ランチタイムは南京町で楽しみましょう〜! そういう企画だったのですが、南京町到着の直前から降り出した雨で、ゆっくり散策することができなかった人が多かったかもしれません。あまり長い時間滞在することもできなかったし、とにかく大急ぎでランチを済ませ、大急ぎで買い物をしたような感じです。雨のせいで、せっかく購入した美味しそうなマンゴーを一口かじっただけで地面に落してしまったゼミ生を見てしまいました…。残念でしたね(涙)
☆ 六甲山牧場
六甲山牧場では壮大な景色とともに、アイスクリーム作りも楽しむ…。そのはずでしたが、ここでも雨に阻まれて、牧場は霧の中。景色も動物もほとんど見えませんでした。しかし、アイスクリーム作りは童心にかえって頑張りました。今回は2ゼミの合同参加だったのでほとんど面識がない者同士だったと思いますが、和気靄靄と楽しそうに作業をし、親睦はかなり深まったことと思います。また、アイスクリームは、思った以上に簡単に作れると感じた人が多かったようです。
よかったら、家でも作ってご家族の皆さんに食べてもらってくださいね!
よかったら、家でも作ってご家族の皆さんに食べてもらってくださいね!
アイスクリーム作り
☆ 大阪くらしの今昔館の感想
堀内くんの感想
今昔館の9階には江戸時代の大阪となにわ町家の歳時記をテーマにした江戸時代の町を自由に散策できるところがあった。そこでは、町家ツアーの方がついてくれて、その町を隅々まで歩いて説明をしてくれた。その中でも興味深かったことは、火事が発生したときにならす鐘のことを「火の見やぐら」ということ。その鐘を鳴らす速さによって、火事が近ければ速く、遠ければ遅く鳴らして町の人に伝えていた。また、その鐘を鳴らせるのは役人のみということ。その他にも、ライトなどの加減で朝・昼・晩と屋外にいるかのように江戸時代の大阪の一日を体験することができ、とても貴重な体験をすることができた。
最後に、ツアーの方がとてもノリが良く、楽しく説明をしてくれたおかげで退屈せず、楽しく散策することができたことに感謝しています。
最後に、ツアーの方がとてもノリが良く、楽しく説明をしてくれたおかげで退屈せず、楽しく散策することができたことに感謝しています。
中塚くんの感想
江戸時代の大阪の街並みは昔の人ながらの知恵と発想がたくさん詰まっていた。江戸で使われている道具と大阪で使われている道具を比べると大阪の道具のほうが工夫されていると感じた。例えば、まな板は江戸ではまっすぐなスタンダードなものであるのに対し、大阪のまな板は少し中央が膨らんで魚をさばくとき血が流れるようにできていた。これは大阪では漁業が栄えており、特に魚をさばきやすい工夫がされていたからだそうだ。
ほかにも施錠の工夫など今の自分たちの時代ではなかなか関わることができないものを目で見たり直接触れられたりできて、とても貴重な体験ができた。昔の人の知恵や技術はこれからも残していきたいと感じられる時間だった。
ほかにも施錠の工夫など今の自分たちの時代ではなかなか関わることができないものを目で見たり直接触れられたりできて、とても貴重な体験ができた。昔の人の知恵や技術はこれからも残していきたいと感じられる時間だった。
坂東くんの感想
現在でも大阪は犯罪が多いことで全国的に有名ですが、昔の建物の構造をみると扉の内側に鍵がついていたり、昼用と夜用の扉が分かれていたりしており、昔から大阪では様々な犯罪に対する防犯意識が高かったのだろうなと感じました。また、研修でお話を聞くまでは街全体のどの建物も同じに見えていましたが、細かな部分が違っていてお金持ちの家と普通の家庭の家では少し違うということを知りました。現在でも大阪と東京では文化をはじめとして様々な部分で異なっていることが多々ありますが、例えば、夜の時を知らせるために大阪では太鼓を使用し、江戸では拍子木を使っていたり、昔の車を見てもタイヤの部分に違いがあったりと昔からある江戸と大阪の違いが現在の文化の違いにつながっていると感じました。
☆ 六甲山牧場の感想
丸山くんの感想
牧場に着いた時、外はなかなかの雨だった。バスから出てすぐに建物の中に入って先生からの指示を待っていたその時、窓の外から見えた自然に驚いた。斜面に作られた畑や、霧に隠れた生い茂った木が、私に自然のエネルギーを感じさせた。その後に指示があり、アイスクリーム作りをした。作り方はとても簡単で、家でも真似したいと思ったほどだ。
アイスクリーム作りが終わり、自由時間があった。何気なく外に出て人がいなさそうな所へ向かった。何人かついて来たので一緒に向かった。小さなゲートを通り、九十九折の道が少し続いた。道を抜けたところに、想像していた牧場そのままの景色が広がっていた。残念ながら雨で動物はいなかったが、広大な自然があった。私の心を満たすのには、それだけで十分だった。
所帯を持ち、子供ができたなら、こんな自然の中で暮らすのも悪くないと思った。
藤井くんの感想
六甲山牧場では人生初のアイス作りを体験した。普段よく食べるアイスを自分たちの手で作るというのはとても不思議な気持ちだった。最初は正直、アイス作りなんて時間かかりそうだし面倒だなと思っていたが、教えてくれた方がとても丁寧に教えてくださり、実際作ってみても簡単ですぐにできた。
また、友達と一緒に作ったことにより楽しさも倍増してとてもいい時間を過ごせた。そして自分が作ったアイスは愛情もあり、とてもおいしかった。このアイス作りでは、誰かと協力して何かを作るあげる大切さと楽しさを学んだ。
また、友達と一緒に作ったことにより楽しさも倍増してとてもいい時間を過ごせた。そして自分が作ったアイスは愛情もあり、とてもおいしかった。このアイス作りでは、誰かと協力して何かを作るあげる大切さと楽しさを学んだ。
☆ 京極先生のゼミ生からの感想
「大阪くらしの今昔館」では、江戸時代の大坂の街並みにタイムスリップしたような感覚で、楽しみながら学ぶことができました。特に感心したのは、当時の商家の建物に様々な工夫がなされ、商売や防犯に高い機能性を発揮していたことです。扉、格子戸、鍵などに施された工夫は、単純なのに驚くほどよくできていました。当時の限られた技術と制限の中で、現代人とは違った頭の良さと逞しさを持っていたことが窺えました。
神戸南京町ではランチタイムで、中華料理店もよし、食べ歩きもよしで、おすすめは「小龍包」と中華料理ではないが「コロッケ」です。
また、六甲山牧場では生憎の雨で散策や動物との触れ合いができずに残念でした。体験実習の「アイスクリーム作り」は簡単にできたにも拘らず、市販の商品にはない素晴らしい味を堪能することができました。
神戸南京町ではランチタイムで、中華料理店もよし、食べ歩きもよしで、おすすめは「小龍包」と中華料理ではないが「コロッケ」です。
また、六甲山牧場では生憎の雨で散策や動物との触れ合いができずに残念でした。体験実習の「アイスクリーム作り」は簡単にできたにも拘らず、市販の商品にはない素晴らしい味を堪能することができました。