ビジネス法プロジェクトゼミは公務員試験の合格に向けた勉強を主な活動内容としています。しかしながら、公務員試験の出題範囲は非常に広く、大学の授業時間のみですべてをカバーすることは明らかに不可能です。そのため、公務キャリアPゼミでは授業時間外に皆で勉強する機会を設けるように努めています。また、公務員になるためには面接試験も突破しなければなりませんので筆記試験で出題される科目の勉強のみではなく総合的な知識の習得にも力を入れています。そこで、今年度は奈良市で夏合宿を実施しました。

 まず、初日は奈良市内の宿泊施設で勉強合宿、具体的には公務員試験で出題数が多い、数的推理と判断推理の演習を行いました。数的推理と判断推理は勉強の積み重ねが必要不可欠なため、教科書の問題をまず解法を見ずにテスト形式で解答し、その後に解法をチェックし、そして再び同じ問題を解答するという形で実施しました。合計6時間に及ぶ長時間の勉強でゼミ生も最後はヘトヘトでしたが、勉強終了後は充実した様子でした。

 翌日は奈良市内にある 奈良市防災センターを見学しました。奈良市防災センターは強風や過去の内陸直下型地震の体験等によって防災のあり方や必要性について学習できる、奈良市の防災対策拠点機能も兼ねた施設で、ゼミ生も、これらの体験を通じ、行政としてどのように防災対策を講じていくのか思案している様子でした。また、同施設で働く公務員の方から公務員として求められることについて話していただき、ゼミ生は真剣に聞いていました。

 今後もビジネス法Pゼミでは公務員試験の合格に向けて様々な取り組みを試みていきたいと思います。