産官学連携先:株式会社Good Flat
経済学部定藤ゼミでは、「地域の魅力は歴史にある」をコンセプトに、歴史や地理的条件をキーワードに研究や現状分析を行い、これを地域貢献に役立てようとしています。今年度も鹿児島県いちき串木野市をフィールドに、知識の習得と商品開発を行いました。地域の魅力は一つの地域だけを見ていてもわかりません。他地域だからこそわかる魅力があります。
いちき串木野市は多くの魅力があるのに、全国的には知られていません。大学のある大阪の松原市や金剛団地では地域活性化の取組が求められています。そこで、私たちは阪南大学でのこどもよこちょうや金剛団地でのイベントを通じて、いちき串木野市の魅力を伝える取組を行ってきました。
今回の最終報告としては、いちき串木野市の産官学連携の実態を報告させていただきます。いちき串木野市の「食のまちづくり」の計画、サワーポメロの農家の西果樹園、サワーポメロで盛り上げる地元のお菓子屋「菊屋」、原材料から作る焼酎生産者「白石酒造」、市来農芸高等学校を訪問させていただきました。
経済学部定藤ゼミでは、「地域の魅力は歴史にある」をコンセプトに、歴史や地理的条件をキーワードに研究や現状分析を行い、これを地域貢献に役立てようとしています。今年度も鹿児島県いちき串木野市をフィールドに、知識の習得と商品開発を行いました。地域の魅力は一つの地域だけを見ていてもわかりません。他地域だからこそわかる魅力があります。
いちき串木野市は多くの魅力があるのに、全国的には知られていません。大学のある大阪の松原市や金剛団地では地域活性化の取組が求められています。そこで、私たちは阪南大学でのこどもよこちょうや金剛団地でのイベントを通じて、いちき串木野市の魅力を伝える取組を行ってきました。
今回の最終報告としては、いちき串木野市の産官学連携の実態を報告させていただきます。いちき串木野市の「食のまちづくり」の計画、サワーポメロの農家の西果樹園、サワーポメロで盛り上げる地元のお菓子屋「菊屋」、原材料から作る焼酎生産者「白石酒造」、市来農芸高等学校を訪問させていただきました。
経済学部4年 尾崎仁哉
学生活動状況報告
経済学部4年 尾崎 仁哉
今回、いちき串木野市の西果樹園、菊屋、白石酒造、市来農芸高校を訪問させていただき、お話を聞かせていただきました。その中で、皆様に共通して自分が作っている食品に対して、自信と情熱、いちき串木野市に対する大きな愛情があると感じました。
いちき串木野市の特産品であるサワーポメロを広める活動として、特に熱心に取り組まれているのは、菊屋の社長でした。
菊屋の社長さんを中心に「まるっとポメロまつり」というイベントを今までに2回開催されており、第2回目は合計で23もの飲食店や温泉、果樹園が参加されたと聞きました。
西果樹園では従来の年配の顧客がほとんどであったのに、東京や大阪の空港などでのイベントでサワーポメロを知り、これがきっかけで若いお客さんが増えてきたとおっしゃっていました。こういったイベントの効果を知ることができ、今後の自分たちのイベントでもいちき串木野市ファンを増やしたいと思いました。
白石酒造は焼酎の原材料となるさつまいもを無農薬で栽培し、伝統的な製法で焼酎造りに取り組まれている鹿児島でもめずらしい焼酎蔵です。
白石酒造は市来農芸高校から職業体験を受入れていらっしゃいました。その職業体験をした生徒さんが高校卒業後白石酒造に就職されたそうです。伝統を守るためには人材育成が必要不可欠です。いちき串木野市ではこのような形で地域の伝統が受け継がれていることに感動しました。
これからも、いちき串木野市の取り組みに注目していきたいと思います。
いちき串木野市の特産品であるサワーポメロを広める活動として、特に熱心に取り組まれているのは、菊屋の社長でした。
菊屋の社長さんを中心に「まるっとポメロまつり」というイベントを今までに2回開催されており、第2回目は合計で23もの飲食店や温泉、果樹園が参加されたと聞きました。
西果樹園では従来の年配の顧客がほとんどであったのに、東京や大阪の空港などでのイベントでサワーポメロを知り、これがきっかけで若いお客さんが増えてきたとおっしゃっていました。こういったイベントの効果を知ることができ、今後の自分たちのイベントでもいちき串木野市ファンを増やしたいと思いました。
白石酒造は焼酎の原材料となるさつまいもを無農薬で栽培し、伝統的な製法で焼酎造りに取り組まれている鹿児島でもめずらしい焼酎蔵です。
白石酒造は市来農芸高校から職業体験を受入れていらっしゃいました。その職業体験をした生徒さんが高校卒業後白石酒造に就職されたそうです。伝統を守るためには人材育成が必要不可欠です。いちき串木野市ではこのような形で地域の伝統が受け継がれていることに感動しました。
これからも、いちき串木野市の取り組みに注目していきたいと思います。
いちき串木野市役所

西果樹園


菊屋「まるっとポメロ」

市来農芸高校

白石酒造

連携先コメント
株式会社good flat
市村 良平 様
今年もいちき串木野市にお越しいただき、ありがとうございました。本市は、食を特色としたまちづくりを進めるため、令和4年に「食のまちづくり基本計画(第2期)」を策定し、計画に沿った事業実施を官民が連携しながら進めています。昨年度もご説明させていただきましたが、第2期の計画ではいちき串木野市のシティプロモーションとシビックプライドの形成が目的として盛り込まれ、地域の資源が活かされ、課題が解決され、よりよい未来となるように計画され、実行されています。
今年も視察にお越しいただいた学生の皆さんには、事業の概要に加え、新たな取り組みとして、市来農芸高校と連携した給食への地元食材利用促進の取り組み、サワーポメロのブランディング検討、そしてアンケート調査結果についても共有させていただきました。これらの取り組みは、一見単純に見えるかもしれませんが、実際にはさまざまな課題が複雑に絡み合っています。全ての問題が一度に解決するわけではありませんが、少しずつでも前に進めることを目指し、関係者とともに取り組んでいます。「食」というテーマは、経済、観光、健康増進、教育、環境など多岐にわたる分野と密接に関わっており、それらを総合的に捉えながら関係者と調整し、事業を展開していく重要性をお伝えできていれば幸いです。
今後も地域資源を活かしたまちづくりの可能性について、ぜひ一緒に考えていければと思います。引き続き、いちき串木野市の「食のまちづくり」にご関心をお寄せいただけますと幸いです。
今年も視察にお越しいただいた学生の皆さんには、事業の概要に加え、新たな取り組みとして、市来農芸高校と連携した給食への地元食材利用促進の取り組み、サワーポメロのブランディング検討、そしてアンケート調査結果についても共有させていただきました。これらの取り組みは、一見単純に見えるかもしれませんが、実際にはさまざまな課題が複雑に絡み合っています。全ての問題が一度に解決するわけではありませんが、少しずつでも前に進めることを目指し、関係者とともに取り組んでいます。「食」というテーマは、経済、観光、健康増進、教育、環境など多岐にわたる分野と密接に関わっており、それらを総合的に捉えながら関係者と調整し、事業を展開していく重要性をお伝えできていれば幸いです。
今後も地域資源を活かしたまちづくりの可能性について、ぜひ一緒に考えていければと思います。引き続き、いちき串木野市の「食のまちづくり」にご関心をお寄せいただけますと幸いです。
教員コメント
経済学部 経済学科
定藤 博子 准教授
いちき串木野市訪問は今回で4回目となりますが、毎回、現地でしか得られない学びをいただきます。今年は、いちき串木野市に宿泊したこともあり、吹上浜の海の幸、串木野漁港のマグロ、サワーポメロやサワーポメロを使ったお菓子、天狗櫻の焼酎を味わい、これらを作る難しさや創意工夫、こだわりを知ることができました。また、市来農芸高等学校の取組の視察だけでなく、生徒さん方と交流させていただき、現在の課題だけでなく将来への希望を感じました。ご協力いただきましたいちき串木野市役所シティーセールス課の皆様、いちき串木野市の皆様、ありがとうございました。
長く交流させていただくからこそ、「食のまちづくり」の取組を、長期的にそして複層的にとらえ、考え、行動する機会となっております。
今後も、鹿児島県いちき串木野市についての学びとともに、特にサワーポメロやマグロなど、いちき串木野市の特産物、特産品を大阪で広める活動を続けていきたいと思っております。
長く交流させていただくからこそ、「食のまちづくり」の取組を、長期的にそして複層的にとらえ、考え、行動する機会となっております。
今後も、鹿児島県いちき串木野市についての学びとともに、特にサワーポメロやマグロなど、いちき串木野市の特産物、特産品を大阪で広める活動を続けていきたいと思っております。