活動テーマ:奈良県吉野町における地域資源の活用と魅力発信
産学連携先:吉野町


 吉野町は自然豊かで、自然の恵みを受けることができる素晴らしい場所で、春になると、桜が満開になり多くの観光客で賑わいますが、私が訪れた6月1日は電車の利用客も少なく、観光客も少ない印象を受けました。
 吉野町は地域資源が多く今回、吉野の杉を通して「木育」という活動を行い、子供達に吉野杉の魅力を伝えている橋元さんの講義を聴く貴重な時間も設けて頂きました。現在吉野の人口は今7千人ととても少なくこのままだと町として無くなってしまいますが、橋元さんは吉野杉を通じて吉野町を発信していく活動を行っていました。吉野杉は500年の歴史を持っており今でも樽丸や手漉き和紙、割り箸など伝統的な地場産業が受け継がれています。しかし年々吉野杉を製造加工する施設も減ってきています。そんな中、橋元さんは「木育」という形で、吉野町に住んでいる幼稚園児から中学生までを対象に、吉野杉や森林そのものに興味を持ってもらう活動を行っています。さらにワークショップを通じてあちこちで吉野杉を伝えていく活動をしています。吉野の伝統を守りつつ新たな魅力を発信していくための地域活性化活動の難しさを感じ、貴重な経験ができました。

学生活動状況報告

 フィールドワークを通して感じたのは町の人たちがとても親切だったことです。道がわからずに困っていたらバスの運転手さんが声を掛けてくれたり、散策中お店の人がとても気さくに話しかけてくれて話を聞かせてもらえたりしました。
 気づいたことは、公民館でのお話を聞いて吉野町の子供たちが積極的に木と触れ合っている事を知って、吉野町は子供連れにとってとてもいい観光地になるのではないかと気づきました。大きくなると虫が嫌、山や森を歩くのはしんどいと感じるようになりますが好奇心の旺盛な子どもにとって森を歩くのは冒険の様に感じたり、セラピーロードで折り返し地点になっていたところにあったハンモックなんかはあまり触ってみる機会もないのできっと楽しいんじゃないだろうかと思いました。さらに吉野町には大きくてきれいな川があるので子供といっしょに川遊びや、バーベキューが楽しめるんじゃないかなと新しい吉野町のアピールポイントに気がつくことができて、実際に現地に行って見たり、現地の方のお話を聞くことは新しい発見のヒントになると思いました。
経済学部 秦 千春

 私がフィールドワークを通して吉野町のまちづくりについて思ったことは、吉野町では、基本的に吉野杉を上手く活用して吉野町の活性化を目指しているのかなと感じました。なぜ、そう感じたかというと私が実際に吉野町を歩いていると、木に関する会社があちらこちらにあり、大きな木がたくさん転がっていて、吉野町の半分以上は、木が生えているんじゃないかと思うくらい周りに木が印象に残ったからです。
 実際に公民館で地域おこし協力隊の方の話しを聞いても、「木育」「ファーストトイプレゼント」などで小さい子に木で作ったおもちゃをあげたりして木を使い地域活性化させるのは、吉野町の良さをしっかりと伝えられることができとても、素晴らしいと思いました。
 最後に吉野町のまちづくりにおいて自分の成長に影響したことがあります。それは、私は自分を他人にアピールをするのが苦手なんですが、私も吉野町の見せ方みたいに私も自分が持っている能力を最大限までに引き出して自分を出していこうと思いました。
経済学部 町田 潤哉

参加学生一覧

有南 翔矢、角田 美波、谷口 空、萩原 直毅、町田 潤哉、大槻 一矢、隅田 侑佑、森脇 乱、中野 舜一朗、秦 千春、坂口 友希、枡田 卓也、伊藤 恵斗、児玉 真輝、寺井 健人、向井 悠人、渡部 晃大、浅井 太一、下川 諒、松下 秀助

ゼミ集合写真