2019年度の経済学部のまちづくりパッケージでは、合同フィールドワークとして和歌山県かつらぎ町で活動しました。今年度のテーマは、『かつらぎ町における「産業まつり」の経済行為かに係る調査』で、かつらぎ町が例年主催している「産業まつり」でアンケート調査を行い、イベントの効果や満足度などを調査することを、当初の目的としました。

7月13日(土):かつらぎ町との合同ワークショップおよびまち歩き

 最初の活動として、かつらぎ町の総合文化会館において、町の職員の方とともにワークショップを開催しました。ここでは、かつらぎ町の知名度や産業まつりでのアンケートの質問項目についてグループに分かれて議論し、発表しました。
 午後からは、グループごとにまち歩きを行いました。コースは旧大和街道をたどるルートで、古い町並みがまだ残る高野口駅方面と、道路や町並みは新しくなっているが寺社仏閣が残る笠田駅方面の二つのコースに分かれました。ただ、実際に歩くコースは各グループで思い思いに決めて散策しました。そして、個人ごとに、オススメスポットを撮影し、その場所について知ることができる限りのことを調べました。

11月16日(土)、17日(日):産業まつりにおけるアンケート調査

 産業まつりでは、11月16日と17日の二日間にわたって、アンケート調査を行いました。アンケートは会場内の出入口にあたる2カ所において面接方式で行いました。面接方式とは、学生が通りがかった来場者にお声がけし、1つずつ質問をし、回答を自ら調査票に記入する方法です。また、アンケートの御礼として、阪南大学と産学連携によるコラボ商品「はんぴなん水」と「はぴなんどら焼き」をプレゼントしました。
 さらに、産業まつりでは阪南大学のブースを設置させてもらい、綿あめの販売も行ったり、公式マスコットキャラクターのはぴなんを登場させたりと、お祭りの盛り上げにも貢献しました。

1月16日(木):産業まつりアンケート調査結果の報告会

 1月16日は、アンケートの集計結果の報告会をハルカスキャンパスで開催しました。開催にあたって、かつらぎ町から町職員の方々を迎えて行いました。集計と発表は、豆本ゼミが担当し、リピーターが多い事や満足度が高いことが報告されました。
今年度のまちづくりパッケージ合同フィールドワークは本学の社会連携事業として、かつらぎ町の補助を受けて実施しました。