このキャリアゼミは、地域経済と中小企業について理解を深めるため、ものづくり分野に焦点を当てて、実際に活躍している地域に根ざした中小ものづくり企業を取り上げ、ものづくりの基本を把握するとともに、地域産業や経済にとってどのような役割を担っているのかについて考察していく活動をしています。
 髙橋ゼミ3回生は2023年7月12日、大阪市中央公会堂で開催されました大阪府中小企業家同友会主催の「大阪わかそう2023」に連携先の豆本ゼミ3回生とともに参加してきました。このイベントは、大阪同友会が「中小企業の日」及び「中小企業魅力発信月間」の認知度を高めること、そして中小企業の魅力を発信するため、今年度で4回目の開催となります。企業・団体の出展とフォーラムの2本立てとなっており、このうち企業・団体の出展では、府内中小企業や自治体、市民団体、各業界団体の計100ブースの展示を通して、中小企業の魅力や存在意義を発信する機会となっており、大阪の中小企業の活力と魅力を知る絶好の機会となっています。
 今回、ゼミ生たちがものづくり企業だけでなく他業種にも広く触れることにより、中小企業のさらなる実態を把握する機会とすること、さらに就職活動が本格化するにあたり、さまざまな業種・企業についての認識を深め、自身のキャリアデザインに役立ててもらうことを目的に、出展企業・団体のブースを複数訪問し調査(お話を伺い特徴をつかむ)してきました。

学生活動状況報告

 今回、「大阪わかそう2023」でブースを回り、さまざまな方々からお話しを伺い、さまざまな情報を得ることができました。作業効率をあげるために新たな技術を生み出すことや、職場の雰囲気を良くするための努力をすること、人と人を繋ぐ架け橋になることなど中小企業ならではのお話を含めて、ものづくり企業だけでなくさまざまな業界・企業に触れることができました。
 また、責任感を持って行動することやしっかり学ぶ姿勢を身に付けることなど、私たちが社会に出た時に必要なことなども教えてくださる方もおられました。
 今回で最も印象に残ったことは、街中の至る所に企業のものや製品が溢れているということを再認識できたことです。それぞれに企業の技術が詰め込まれており、こういうものに意識していくと今までとはまた違った見方ができるんだと思いました。
 今回さまざまなブースを回ってたくさんの意見を聞くことができましたが、中小企業はやりがいがあることや、大企業とはまた違った経験を積めるなどの意見が多かったです。こうしたさまざまな意見や情報から勉強できることもありましたので、貴重な機会となりました。
経済学部3年 江川 昂希


 今回の参加を通して、さまざまな中小企業のお話を伺えて、就職についてもさらに実感がわきました。どの会社の方々も、わかりやすい丁寧なご説明を頂きました。どの方々も就いている仕事について真剣であり、楽しんでいる雰囲気がありました。その中でも、若い人がその企業について詳しく説明頂いたうえで、就活のアドバイスや学生時代の就活のお話をして下さる方も多かったため、貴重な時間であり、私にとってとてもためになりました。
 お話いただいた企業は、金型の会社といったものづくり分野だけでなく、美容系、包装などの会社、オフィスにまつわる全般を取り扱っている会社など、さまざまな分野がありました。自分が今まで興味のなかったお仕事の話などもお伺いする機会となったため、あらためて自分は何に興味があるのかについて再確認できる場になりました。
 業務内容が多岐に渡る会社が多いと感じたため、驚きだった点もいくつもありました。例えば、梱包や包装の資材を作られている企業様のお話を伺ったとき、デザインも担当しているとの話があり、とても印象的でした。自分が知らない分野のお話を伺うことができ、貴重な体験でした。
経済学部3年 山田 幸香

ゼミ集合写真

参加学生名簿

岩本 懍、 江川 昂希、 福井 彩乃、 三浦 響、 山田 幸香、 丸山 京悟、 綿谷 空、 池本 拓実、 堤中 悠基、 松井 茉奈、 森重 恒輝、 森本 祐生、 八鍬 有真、 山原 夏美、 前田 歩夢、 井脇 凌馬、 岩崎 優樹、 小門 舜、 久木 稜太