髙橋ゼミでは、キャリアゼミとして「大学生と中小企業の効果的な人材マッチングに向けた調査研究」に取り組んでいます。中間報告では、そのうち「新卒応援ハローワークの魅力向上にかんする調査研究」として、連携協力先である大阪新卒応援ハローワークに2回生ゼミ生が2024年6月に訪問し、サービス内容や施設の状況等について調査するとともに、ディスカッションを経て職員の皆様方と、当該施設の利用促進に向けたあり方について意見交換した模様をお伝えしました。
もう一つ「大学生の持つ企業観・仕事観にかんする調査研究」につきましては、ゼミ生が自らアンケート調査を実施するため、既存の調査結果の分析に2回生、3回生のゼミ生が取り組みました。さらに、2回生のゼミ生は、大阪府中小企業家同友会主催の「大阪わかそう」(会員企業を含めておよそ100ブース出展)に2024年7月に参加し、各ブースの中小企業へのヒアリングを実施するとともに、その後も実行委員会のメンバーと髙橋ゼミで「大阪わかそうサークル」を立ち上げ、回ったブースの企業に2024年11月に直接訪問し調査するとともに、2024年12月には、会員企業の方々とゼミ生との交流の機会を本学あべのハルカスキャンパスで初めて持つことができました。今後も継続させていく予定です。今回は、この「大阪わかそうサークル」での会員企業との交流を通したゼミ生の感想を以下に掲載します。

学生活動状況報告

経済学部3年 梶川 潤葉

今回の大阪わかそうサークルに参加して気づいたことは、まず、実践的な知識の重要性を強く感じました。教科書で学ぶ理論だけではなく、実際の経営現場で直面する具体的な課題やその解決策についての話を伺うことで、学びの幅が広がりました。特に、中小企業の方々がどのようにして日々の業務を進め、問題を解決しているのかを知ることができ、今後の学びに活かしたいと思いました。また、ビジネスにおいて人間関係がいかに重要であるのかについて実感しました。中小企業の方々は、信頼関係を築くことが成功の鍵であるとおっしゃっており、私も人とのつながりを大切にしていきたいと感じました。さらに、その後の交流会を通じて多様なキャリアパスについても学びました。中小企業で働く方々のキャリアについてのお話を伺うことで、異業種からの転職や専門性を活かした働き方など、さまざまな選択肢があることを知り、自分の将来について考える良い機会となりました。地域貢献の意義についても深く考えさせられました。中小企業が地域社会に与える影響を知り、地元の企業が地域を支える役割を果たしていることを実感しました。私も将来的には地域に貢献できるような仕事をしたいと強く思いました。最後に、中小企業の方々が限られたリソースの中で創意工夫を凝らしている姿勢に感銘を受けました。変化する市場に対応するための柔軟な発想や迅速な意思決定の重要性を学び、これからの社会で求められるスキルについても考えるきっかけとなりました。

参加学生名簿

秀嶋 美咲、 松田 憲治、 矢奥 心和、 西窪 りほ、 村上 柊也、 生駒 海里、 井上 智貴、 岩堀 玲奈、 大倉 天快、 大野 朔葉、 川口 舞子、 櫻井 浩輝、 洲崎 莉子、 千葉 稀月、 寺田 充輝、 平嶺 貴也、 村田 寛太、 山本 彩華、 大西 健介、 梶川 潤葉、 玉森 ひなた、 藤井 翔太郎、 小川 奈江、 小山 遥希、 松本 純、 濱口 凌弥、 山中 爽、 岡 雄斗、 近藤 勇也、 酒井 秀門、 櫻井 暖、 中村 元軌、 西村 美咲、 橋本 一咲永、 藤村 天汰、 矢田 幸慈、 小瀧 愛結美、 秦 一華、 端山 輝流、 前嶋 流我、 前田 慎太郎、 三島 幸生、 森 海翔、 渡邊 梨花、 今西 加奈、 植田 有紀、 奥野 柚帆、 中岡 星、 山下 優心、 大塚 千代香、 西谷 悠仁、 横山 黄菜、 中村 凛音

連携先コメント

大阪新卒応援ハローワーク
北澤 隼 様

阪南大学髙橋ゼミの皆様、このたびの調査研究活動お疲れさまでした。大阪新卒応援ハローワークに実際にお越しいただき、サービス内容の紹介や施設見学、ディスカッションを通して、大学生と中小企業の効果的な人材マッチングのあり方というゼミの研究課題を進める上でお役立ていただければ幸いです。引き続き協力して進めていければと思います。

教員コメント

経済学部
髙橋 慎二 教授

ゼミでは、「大学生と中小企業の効果的な人材マッチングに向けた調査研究」を柱の一つに立てて取り組んでいます。大変難しいテーマですが、ゼミ生自身も就活生として当事者にあたるため、学修したことが自身のキャリア形成にも役立つ内容になっています。また、活動先も拡大してきています。引き続き前進させていきます。