経済学部3年生:太田律希、大川渉、青垣歩、山田竜生

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業等に訪問を行っています。今回私たちは、マンション不動産ディベロッパーの資材高騰に対するリスク管理等について調査を行いました。
 1月10日に、株式会社プレサンスコーポレーション(大阪市中央区)を訪問し、大阪開発事業部部長代理の山本氏、人事部人事課主任の小野氏、大阪開発事業部開発課の山添氏にお話を伺いました。同社は近畿圏を中心に全国各地でマンション開発を行っており、従業員はグループ全体で約1100名、去年実績で年間約90本のマンションを開発を手掛けているとのことです。
 基本的な業務の流れとしては、土地を購入してマンションを建設し、それを分譲販売するという形になります。土地の仕入れから建築・販売までは2年程度かかり、支払う建築費は完成・引き渡し時に8割ほどを払う契約が多いことから、場所の相場観に加え2年後の建築資材の価格を想像しながらマンション価格の設定を行うとのことでした。都市部では、今後マンション価格は上昇していくと考えられるそうです。
 同社は、グループ企業として管理会社や新築・リフォーム等を手掛ける建設会社、中古物件の買取販売、ファミリー向け住販などの会社があり、グループとして多様なニーズに対応できるのが強みとのことです。2024年の12月に同社が京橋周辺で約700坪の土地を入札で取得できたのは、土地の規模が大きすぎて他社が1社では対応できないなかで、同社がグループで対応できたことが決め手になったそうです。
 今回の取材では、対応していただいた方々を見て、営業職には身だしなみと愛想が良いことが大事だと感じました。自分たちも就職活動で活かしていきたいと思いました。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)