経済学部3年生:木下尚哉、山本龍之介、北岡昴己、西山柊翔
経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちはドローンの壁面調査における法的規制とプライバシー問題について調査を行いました。
12月6日に、株式会社SKYリサーチ(豊中市)を訪問し、代表取締役の岩田氏にお話を伺いました。同社は、ドローンを使ってビル等の壁面調査を専門的に行う数少ない会社の一つです。事業の一部としてドローン調査を行っている企業は多数あるそうですが、ドローン調査専業となると関西圏でも数社だけだそうです。
同社では、主に大手ゼネコン企業等の2次、3次下請け業務をしており、ドローンの操縦については、国家資格制度はあるものの、実際には資格はなくても業務はできるとのことです。都市部などの人口集中地区でドローンを飛ばすには国土交通大臣の飛行許可が必要であり、申請から許可が下りるまで二週間ほどかかるとのことです。
同社によると、過去にプライバシー問題等で訴えられたことはなく、また事前に当該建物の住民への告知が十分になされていることもあり、トラブルが生じたことも無いそうです。
ドローン壁面調査は、業務の効率化に貢献できる技術として、さらに多くの分野での活躍が期待されています。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)