経済学部3年生:山本亮太、安藤星梨菜、宮本健太郎
経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業等に訪問を行っています。今回私たちは茨木市環境衛生センターを訪問し、茨木市におけるごみ処理やリサイクルの現状について調査を行いました。
12月12日に、茨木市環境衛生センター(茨木市)を訪問し、所長の伊藤氏らにお話を伺いました。茨木市環境衛生センターでは単にごみを焼却処分するのではなく、高温で溶かす溶融炉を使用しており、ほかの施設とは少し変わった方法で処理をしています。現在、同施設には溶融炉が3炉あり、第2工場の2炉で1日約150トンのごみを処理しています。また、今年の4月からは摂津市のごみも委託処理を行っているそうです。
溶融炉の温度は1500度以上になり、陶器や鉄などの通常は燃えないゴミでも溶融してしまうため、同市では細かいごみの分別が必要ありません(普通ごみ、粗大ごみ、缶・びん・ペットボトル、古紙・古布)。溶融物は溶けている状態から水に入れ冷やすことで、粉末状のスラグや鉄分になるそうです。スラグは舗装に用いるインターロッキングブロックに、鉄分は建設機械用のカウンターウェイトとして再利用されており、その他にも缶・瓶・ペットボトルや古紙・古布、金属スクラップもリサイクルされているとのことでした
また、同施設では、ごみを処理するだけではなく、廃熱ボイラーから出た熱を利用して蒸気タービン発電を行っており、施設で使用する電気を自家発電で賄っています。
今回の取材では、ごみ処理施設における循環型社会への取り組みについて確認することができました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)
12月12日に、茨木市環境衛生センター(茨木市)を訪問し、所長の伊藤氏らにお話を伺いました。茨木市環境衛生センターでは単にごみを焼却処分するのではなく、高温で溶かす溶融炉を使用しており、ほかの施設とは少し変わった方法で処理をしています。現在、同施設には溶融炉が3炉あり、第2工場の2炉で1日約150トンのごみを処理しています。また、今年の4月からは摂津市のごみも委託処理を行っているそうです。
溶融炉の温度は1500度以上になり、陶器や鉄などの通常は燃えないゴミでも溶融してしまうため、同市では細かいごみの分別が必要ありません(普通ごみ、粗大ごみ、缶・びん・ペットボトル、古紙・古布)。溶融物は溶けている状態から水に入れ冷やすことで、粉末状のスラグや鉄分になるそうです。スラグは舗装に用いるインターロッキングブロックに、鉄分は建設機械用のカウンターウェイトとして再利用されており、その他にも缶・瓶・ペットボトルや古紙・古布、金属スクラップもリサイクルされているとのことでした
また、同施設では、ごみを処理するだけではなく、廃熱ボイラーから出た熱を利用して蒸気タービン発電を行っており、施設で使用する電気を自家発電で賄っています。
今回の取材では、ごみ処理施設における循環型社会への取り組みについて確認することができました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)