経済学部3年生:林駿斗、岩橋奏侑、猪早優花
経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。私たちはゲーム・ディベロッパーにおける人手不足問題や労働環境について調査を行いました。
12月7日には、株式会社ディンプス(豊中市)を訪問し、人事部の中川氏にお話を伺いました。ゲーム業界はここ数年で右肩上がりの成長を遂げており、それに伴う人手不足の問題が顕著になっています。しかし、同社においては新卒採用で十分人材確保ができているそうです。特に必要としている職種としては、3Dデザイナー、グラフィックデザイナーなどの各種デザイナーやエンジニア等とのことでした。中途採用・転職に関しては、同じゲーム業界だけでなく、特にゲームプランナーなどでは全く異なる業界、具体的にはアパレル業界や警察官、海洋生物研究者などの様々な業界出身の方たちも採用されているそうです。
同社ではフレックスタイム制の業務形態を採用しており、平均残業時間は15.8時間/月と1日1時間も残業をしていないそうです。また、週一回の在宅勤務を定めているなど、仕事環境のホワイト化にも努めているとのことでした。
以前は、ゲーム業界は人材不足が深刻で仕事環境もブラックというイメージを持っていました。しかし、今回の取材で新たな見識を得ることができたと思います。特に中途採用・転職で幅広い職種からの採用も多いこと、平均残業時間の少なさや、フレックス制採用で仕事環境のホワイト化を進めていることもわかりました。今回の企業訪問はゲーム・ディベロッパーの現在を知るよい機会になったと思います。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)