経済学部3年生:大川渉、青垣歩、古中一輝、山本龍之介
経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちは外国車レンタカーの集客に向けた取り組みについて調査を行いました。
6月14日にGライオン・レントオール大阪豊中営業所(豊中市)を訪問し、レンタル事業部豊中営業所マネージャーの和泉氏にお話しを伺いました。Gライオン・レントオール(兵庫県伊丹市)では全国で19店舗を展開しているそうですが、外国車・高級車のレンタル事業を行っているのは豊中営業所だけとのことです。同営業所では50台ほどの車を所有しており、うち40台が外国車、残りはレクサスなどの国産高級車とのことです。そのため1日のレンタル料金の平均は7万円程度とかなり高額となっています。
和泉氏よるとレンタカー会社の主な収入源は、実はレンタル代金ではなく、保険会社からの(事故時等の)代車収入が6割、自動車ディーラーからの(修理時等の)代車需要が2割を占めるているそうです。残りの2割がHP等から直接レンタルを申し込まれるものと、旅行代理店経由でインバウンド客向けのレンタルとのことです。
外車の場合、約4万キロ、3年程度で新車に買い替えないと故障が多発するようになり、レンタカーとしては使い物にならなくなるので、購入から3年経った車はオークションに出品して売却しているそうです。一般に外国車の場合、国産車に比べて部品が入手しづらく、部品不足等で2ヵ月ほどレンタルできなくなることもあるそうです。
和泉氏によると、レンタルでは事前にメール等でのやり取りを行い、外国車の運転経歴の有無等も確認しており、大きな事故や直前でのキャンセルもほとんどないとのことでした。外国車や高級車を扱っている同社では、新規顧客よりもリピーターを確保することに注力しているとのことです。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)