経済学部3年生:山田竜生、内本陸斗、田中成巳

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちは清涼飲料等の自販機ビジネスについて調査を行いました。
 6月27日に100円自販機で有名な清涼飲料水の製造販売を行っている株式会社チェリオコーポレーション(京都市南区)を訪問し、ルート営業部部長の中西佑治氏、ルート営業部次長の角間剛氏、マーケティング課課長代理の春名春佳氏にお話を伺いました。
 「ライフガード」で有名なチェリオは、現在他社とのユニークなコラボ商品にも取り組んでおり、ジャングルマン(自衛隊コラボ)やパインアメサイダー(パインアメ)、ゴジラエナジー(ゴジラ)、スッパイマンサイダー(スッパイマン)など多くのコラボ商品も展開しています。
 同社によると、自動販売機を設置する際は、1台当たりの売上高を参考に、十分に利益が見込める所を選んでいるとのことです。現在では瓶の商品は扱っておらず、すべてペットボトルや缶になっているそうですが、かつて瓶のチェリオ製品を置かせてもらっていた駄菓子屋やタコ焼き屋などの店舗の前に自動販売機を設置せさてもらうケースも多いとのことでした。また、同社の製品は100円と安い商品が多く、またユニークな商品も多いことから、若者向けとして学校の近くなどに設置することも多いそうです。
 現在、物価上昇が進むなか、100円商品を多数展開するチェリオでは、顧客のために今後もできる限り企業努力を続け、100円の商品を提供していきたいと述べられていたのが印象的でした。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)