経済学部3年生:中尾空、西岡琉偉、太田律希

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちは無人古着屋の取り扱う商品の品揃えや価格、万引き等の防犯対策ついて調査を行いました。
 7月12日に株式会社ハップモア(豊中市)が運営する24時間営業の無人古着屋「思陸時中」のフランチャイズ店舗である高井田店を訪問取材し、高井田店のオーナーである石原氏にお話しを伺いました。思陸時中はすでに6店舗以上を展開しており、高井田店は今年の1月にオープンしました。石原氏が無人古着屋を始めた理由としては、友人から無人古着屋を手伝ってほしいと誘われたのがきっかけだそうです。
 高井田店では、顧客としては大学生が一番多く、来店時間帯も夕方~0時が最も多いそうです。同店では、万引き対策として監視カメラが設置されているそうですが、最近、多額の万引きの被害があったそうで、被害届も出しているそうです。
 同店の商品は1000円刻みで価格が設定されており、現金の場合は箱に直接お金を投入するようになっており、現金以外にもクレジットカードや交通系ICカード、PayPay等のバーコード決済も使えるそうです。ただし、3000円の商品に対して1000円だけ投入するなどの誤入金や過少入金もあり、具体的な対策は取れていないとのことでした。古着は主に他の古着屋から仕入れており、商品の価格は仕入額が50%になるように設定しているとのことでした。
 今回取材をさせて頂き、私達もよく利用する無人古着屋の裏側を知ることができました。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)