本年度の経済学部大学入門演習では、6月に全クラスで図書館ガイダンスを実施しました。
これは、図書館職員の方に、本学の図書館施設の利用法を説明していただくものです。

私が担当するHクラスとPクラスは、6月18日にガイダンスが実施されました。両クラスではこの機会を活用して、各自が経済学について興味のある本を検索し、それを借りることを課題としました。

1号館2階の図書館入り口に集合した後、学生証を用いた入退館ゲートの通り方の説明を受け、2階の蔵書を見学しました。図書館所蔵のDVDやブルーレイなどの映像資料を視聴できる視聴覚(AV)コーナーの説明や、インターネットラウンジでは蔵書検索以外でもパソコンを利用できたりすることの説明に、多くの学生が興味を示していました。
そして、館内のAVホールでパソコンを使用し、各自の図書館利用状況が確認できるマイライブラリの活用方法について説明を受けました。このサイトでは、自分が借りている本の返却期限などを確認することができますが、初めて自分のマイライブラリを見た学生もいたようでした。
蔵書検索実習では、全員で共通のテーマから本を探す練習をした後、経済学部のパッケージ名や専門に関わるキーワードを用いて、クラスで設定した「経済学に関する本」を各自で検索しました。図書館職員の方からは、専門的な立場から検索についてのアドバイスいただくとともに、個々の学生が検索した書籍を丁寧に確認していただきました。おかげで、学生は迷うことなく自分が借りる書籍を決めることができました。

全員が借りる書籍を決定した後、図書館3階の人文・自然科学や社会科学に関する一般図書の書架に移動し、請求記号による書棚での図書検索の方法を説明いただきました。各自が控えた請求記号から目的の書籍を探す中で、同じ棚に並ぶ本にも興味深そうに見入っている者もいました。最終的に借りたい本を見つけた学生は、ご説明いただいた自動貸出機を使ったり、窓口で貸出手続きを行いました。
図書検索実習の際に、目的の書籍が貸し出されていたり閉架図書にあったりしないよう図書館職員の方に確認していただいたおかげで、スムーズに書籍を借りることができました。
次週の「大学入門演習」では、借りた本の内容を紹介する発表会を実施しました。本を読むことが好きな学生もそうでない学生も、それぞれの観点から語られた紹介から、書籍の概要とともに、学生の経済学に対する視点を垣間見ることができました。このガイダンスと図書紹介をきっかけに、学生が積極的に図書館を活用し、大学での学びが充実することを期待します。