2025年1月17日(金)の2時間目、3時間目に一年生2クラス、20日(月)の2時間目、3時間目に二年生2クラスに「漢字のはなし」というテーマで出前授業を行いました。一年生は80文字、二年生になると、倍の160字の漢字と出逢うことになります。
子どもたちに漢字を80字、160字も覚えなければならない、ではなく80字、160字もの漢字に出逢うワクワクと、これから出逢うことのできる数え切れない漢字たちへの期待を感じてもらえたら、という思いを込めて45分の授業を行いました。
1年生の授業では、最初の「漢字は好きですか」という問いかけに、2クラスのほぼ全員が大きな声で「大好き」との返事。これで、意気込んでいた漢字を好きになってもらうというミッションははやばやと終了。気を取り直して、もっと漢字を好きになってもらうために選りすぐった精鋭(漢字)たちを、さまざまな角度から紹介してきました。
【元気いっぱいの1年生】
2年生の授業では、準備中のPowerPointのデータをのぞき見つつ、「漢字は得意じゃないなぁ」とつぶやく生徒も。でも実際に授業を始めて見ると、見たこともない古い漢字たちに興味津々の様子。
【5万字の漢字に興味津々の2年生】
【実際に紹介した漢字たち】
世界に一つ目の「漢字」を生み出されてから月日は過ぎ、いまやその数は5万とも8万とも、いやいや10万、それ以上とも。なかには「名前(読み/意味)」を忘れられた漢字たちも続出する事態に。漢字はその性質上、いくらでもあらたな漢字を生み出せる潜在能力を秘めています。これ以上増やしてもと思いつつ、子どもたちには覚えるだけではなく、自分たちで新しい漢字を生み出せるという可能性にもふれてもらいたいと思い、最後に漢字を創ってもらいました。2年生も最後には、たくさん魅力的な漢字を創ってくれました。なかには「+」「-」「×」「÷」といった算数の記号を使った漢字を考えた生徒もいました。
誇らしげに自分の創った漢字を紹介してくれる子どもたちに接しながら、漢字を楽しんでもらおうと思っていたのが、漢字を媒介として楽しませてもらっている自分に気づきました。