2024年度阪南大学国際学部国際コミュニケーション学科の体験学習は劇団四季によるミュージカル『ウィキッド』の鑑賞会でした。2024年2月26日の当日、予定時間よりも早く全員が大阪梅田のハービス・エント7階に集合し、それぞれ有意義な時間を過ごしました。3時間を超える上演時間にもかかわらず、参加学生たちは多くの発見を得たようです。前回に引き続き、学生たちの感想をご紹介します。
(担当教員 杉村醇子)
山本 若奈
初めて劇団四季の舞台を観ましたが、想像以上に引き込まれました。『ウィキッド』のエルファバとグリンダという対照的なキャラクターが魅力的で、特にエルファバの力強い歌声には圧倒されました。Defying Gravityのシーンは照明や舞台装置も相まって圧巻でした。また、主な人物だけでなく、他の出演者も細部の表情や動作までこだわっていて、舞台全体に一体感を感じることもできました。細かい部分まで作り込まれているからこそ、観客としても世界観に入り込めたと思います。劇中の楽曲はどれも迫力があり、歌詞の意味を考えながら聴いたのでより心に残りました。単なるファンタジーではなく、社会や価値観の違いについても考えさせられるストーリーで、終演後も余韻が残りました。劇団四季のクオリティの高さを実感したので、また別の演目も観てみたいと思います。

清水 さやか
劇団四季の『ウィキッド』を観劇し、その壮大な世界と圧巻のパフォーマンスに感動しました。舞台セットや照明の演出が美しく、オズの魔法の国が目の前に広がるようでした。 特にエルファバ役の女優さんの歌声に感情がこもっていて鳥肌が立ちました。Defying Gravityのシーンでは、彼女が宙に浮かびながら力強く歌う姿に圧倒され、涙が出そうになりました。1部の最後のシーンでは感情移入しすぎたせいか、涙が溢れました。グリンダとの友情の変化も丁寧に描かれていて、ただのファンタジーではなく、深いメッセージが込められた物語だと感じました。劇団四季ならではの完成度の高い舞台に、もう一度観に行きたいと思いました。

吉田 智太
『オズの魔法使い』は元々好きな物語で、『ウィキッド』もとても楽しみにしていました。小さい頃にユニバーサル・スタジオ・ジャパンで見たことがあるらしいのですが、記憶になく、今回初めて観た感覚で全てに感動しました。生歌の迫力と物語の展開に圧倒され、鳥肌がずっと治まりませんでした。特に人気曲Defying Gravityには一番感動しました。エルファバの決意と勇気が伝わる曲で、感動のあまり涙が溢れてしまいました。劇団四季の舞台は観たことがなかったので緊張していましたが、その世界観の作り方や表現の仕方が新鮮で、美しく感じました。今まで観てこなかったことを後悔するほどです。このような素晴らしい機会を作ってくださったことに感謝しています。これを機に、劇団四季の作品をもっと観に行こうと思います。またいつかは本場ロンドンの舞台も観に行きたいです。

木ノ脇寧々
劇団四季の『ウィキッド』を観劇しました。映画公開前の作品を観られる特別感にワクワクしながら、劇場に向かいました。開幕してすぐに、迫力ある舞台セットと音楽に一瞬で引き込まれました。出演者たちの歌唱力にも驚きました。Defying Gravityの力強い歌声には、思わず息をのむほど。そして、3時間の膨大なセリフを完璧に覚え、感情豊かに演じる役者さんたちにも尊敬の気持ちが湧きました。グリンダのコミカルな動きや、エルファバの葛藤がリアルに分かり、笑ったり涙を流しました。魔法にかけられた最高の観劇体験だったと思います!