「専門演習Ⅰ」学生(3年次・キャリアゼミ)は、2024年度「大阪B&Sプログラム」事業の活動報告を行い、JTB様から講評をいただきました。その後の意見交換会(学生・JTB)では、現場で生じるリアルな問題への対応策について話し合うなど、相互に意義ある機会となりました。【JTB大阪本社ビル会議室、2024年12月20日】
Aチーム:『大阪B&Sへの提案』
新枦稜太 山本康太 澤田龍青 加藤真維 大関棟善 吉村旭未
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学生活動報告(Aチーム): 加藤 真維
私たち福本ゼミ3回生はJTB大阪本社に赴き、2024年度「大阪B&Sプログラム」事業の報告を行わせていただきました。JTBの方々より貴重な意見や講評を伺うことができ、学びの多い有意義な経験ができました。
Bチーム:『大阪B&Sへの改善提案』
五弓新也 前田大翔 山田知奈 河上碧斗 緒方鉄太 西野里音
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学生活動報告(Bチーム): 緒方 鉄太
私たちのチームは、「より安全かつ円滑に、帯同者の立場で改善提案」のコンセプトで改善策を提案させていただきました。
修学旅行生が抱える食アレルギー問題による昼食場所決めの難航を回避するための提案、又修学旅行生ニーズに見合うツアー内容の充実化にむけた事前アンケートを実施する提案を行いました。さらに、帯同者として「想定外の出来事から修学旅行生を満足させることが出来なかった」反省点をもとに、帯同する大学生が編集・閲覧できるサイトの開設を提案しました。
「帯同学生の生の声を聞けて良かった」「改善すべき点を改めて発見することが出来た」他、JTB様から講評をいただきました。JTBの方々を前に発表する機会などそうないため、私たちには大変良い経験となりました。このような貴重な機会を与えてくださった JTB様・福本先生、本当にありがとうございました。
連携先コメント
株式会社JTB大阪教育事業部
国際交流センター長 加藤 恵一 様
【Aチーム】
独自に参加者アンケートを作成し、プログラムに参加した生徒達に事前・事後アンケートをとり、その結果を提出した点は、プレゼンの説得力に繋がる良い取り組みであったと思います。また同じチェーン店でも混雑していない店舗の案内や、海外の生徒には現金の使い方をレクチャーするなど、生徒目線でのとっさの対応力にも関心いたしました。
今回改善のご提案いただいた「生徒情報の共有」の提案については、大阪B&Sプログラムをもっと良くしたい、大阪に来た生徒達にもっと大阪を楽しんでもらいたいという熱い思いが伝わってきました。
我々としても、ナビゲーターの皆さんに大きな負担とならないように講じながら、今一度何が出来るかを考えて行きたいと思います。
【Bチーム】
改善提案いただいた「生徒が行きたい場所など事前アンケート」(Aチームと重複する部分は省いています)について、Aチーム同様に大阪B&Sプログラムを本気で考えてくれており、限られた時間の中でより楽しんでもらえるプログラムにしたいという強い思いを感じました。
昨今の大阪はインバウンド旺盛により観光施設や食事場所が予想以上の時間がかかっているという現実もあり、生徒たちの全情報を入力するアプリ開発は簡単ではないですが、「行きたい観光地に優先順位をつける」「食べたいものを列挙しておく」など具体化可能な提案も含まれており、ナビゲーターにとって事前に有益な情報をえられるサイトのようなものがあれば、より効率よくコースをまわれるのではないかという提案は、運営側である我々も大変参考になりました。
【講評・意見交換会】
プレゼン終了後、我々としても一度聞いてみたかった「生徒とどんな会話(コミュニケーション)がおこなわれているのか」をお聞きすることができ、学生版B&Sならではの会話が行われていたことに安堵するとともに、我々が目指しているものが実行されていることに喜びを感じています。
両チームともに改善提案いただいている事項は、大阪B&Sプログラムに参加する生徒達に対する安全配慮に重点を置いて考えてくださっており、今回実際に参加した皆さんが困ったこと・大変だったことを、具体的にどうすれば参加者とナビゲーターの双方がより満足度の高い大阪B&Sプログラムになるか、真剣に考えていただいた結果であると思っています。
このように課題⇔提案⇔解決の繰り返しにより、ビジネスも成り立っています。
これから就職活動を迎えられるかと思いますが、このナビゲーター体験というカリキュラムを通じて「計画力」「コミュニケーション能力」などが向上するとともに、SNSにはない「人と人・笑顔をつなぐ」交流創造の醍醐味を知っていただき、今後の皆さんのキャリアビジョン形成に一役を担っていただけたら幸いです。
福本先生をはじめゼミの皆様には、ナビゲーターのご協力と、貴重なご提案をいただき誠にありがとうございました。
独自に参加者アンケートを作成し、プログラムに参加した生徒達に事前・事後アンケートをとり、その結果を提出した点は、プレゼンの説得力に繋がる良い取り組みであったと思います。また同じチェーン店でも混雑していない店舗の案内や、海外の生徒には現金の使い方をレクチャーするなど、生徒目線でのとっさの対応力にも関心いたしました。
今回改善のご提案いただいた「生徒情報の共有」の提案については、大阪B&Sプログラムをもっと良くしたい、大阪に来た生徒達にもっと大阪を楽しんでもらいたいという熱い思いが伝わってきました。
我々としても、ナビゲーターの皆さんに大きな負担とならないように講じながら、今一度何が出来るかを考えて行きたいと思います。
【Bチーム】
改善提案いただいた「生徒が行きたい場所など事前アンケート」(Aチームと重複する部分は省いています)について、Aチーム同様に大阪B&Sプログラムを本気で考えてくれており、限られた時間の中でより楽しんでもらえるプログラムにしたいという強い思いを感じました。
昨今の大阪はインバウンド旺盛により観光施設や食事場所が予想以上の時間がかかっているという現実もあり、生徒たちの全情報を入力するアプリ開発は簡単ではないですが、「行きたい観光地に優先順位をつける」「食べたいものを列挙しておく」など具体化可能な提案も含まれており、ナビゲーターにとって事前に有益な情報をえられるサイトのようなものがあれば、より効率よくコースをまわれるのではないかという提案は、運営側である我々も大変参考になりました。
【講評・意見交換会】
プレゼン終了後、我々としても一度聞いてみたかった「生徒とどんな会話(コミュニケーション)がおこなわれているのか」をお聞きすることができ、学生版B&Sならではの会話が行われていたことに安堵するとともに、我々が目指しているものが実行されていることに喜びを感じています。
両チームともに改善提案いただいている事項は、大阪B&Sプログラムに参加する生徒達に対する安全配慮に重点を置いて考えてくださっており、今回実際に参加した皆さんが困ったこと・大変だったことを、具体的にどうすれば参加者とナビゲーターの双方がより満足度の高い大阪B&Sプログラムになるか、真剣に考えていただいた結果であると思っています。
このように課題⇔提案⇔解決の繰り返しにより、ビジネスも成り立っています。
これから就職活動を迎えられるかと思いますが、このナビゲーター体験というカリキュラムを通じて「計画力」「コミュニケーション能力」などが向上するとともに、SNSにはない「人と人・笑顔をつなぐ」交流創造の醍醐味を知っていただき、今後の皆さんのキャリアビジョン形成に一役を担っていただけたら幸いです。
福本先生をはじめゼミの皆様には、ナビゲーターのご協力と、貴重なご提案をいただき誠にありがとうございました。
教員コメント
国際学部 国際観光学科
福本 賢太 教授
「大阪B&S プログラム」事業は、来阪する修学旅行生(中学生・高校生を対象)に「大阪」の魅力を大学生が修学旅行生に伝える交流型の事業です。
本キャリアゼミは、①「大阪」の魅力向上へ貢献すること、②学生に課題発見力・課題解決力・プレゼンテーション力・コミュニケーション力を身につけることを目指しています。
「大阪B&Sプログラム」発足後の3年間、コロナ感染拡大防止の観点から多くの修学旅行が延期・中止となり困難な状況が続きましたが、2022年度以降、来阪修学旅行数は増加に転じ復調の兆しが鮮明となっています。
「大阪B&Sプログラム」最大の魅力は、大学生が大阪の魅力を修学旅行生(中学生・高校生)へ案内することを通じて、人と人との交流の場が提供されることにあります。
こうした若者同士のコミュニケーションの場から生み出される新たな価値観が「大阪」のまちを愛する若年者層の裾野を広げ、再訪意欲に繋がると考えています。
次年度(2025年)も、より多くの来阪修学旅行生をお迎えし、「大阪」のまちを愛する若年者層をさらに増やしていきたいと考えています。
最後になりましたが、本キャリアゼミへ御支援・御協力をいただいております株式会社JTB大阪教育事業部様に厚く御礼を申し上げます。
本キャリアゼミは、①「大阪」の魅力向上へ貢献すること、②学生に課題発見力・課題解決力・プレゼンテーション力・コミュニケーション力を身につけることを目指しています。
「大阪B&Sプログラム」発足後の3年間、コロナ感染拡大防止の観点から多くの修学旅行が延期・中止となり困難な状況が続きましたが、2022年度以降、来阪修学旅行数は増加に転じ復調の兆しが鮮明となっています。
「大阪B&Sプログラム」最大の魅力は、大学生が大阪の魅力を修学旅行生(中学生・高校生)へ案内することを通じて、人と人との交流の場が提供されることにあります。
こうした若者同士のコミュニケーションの場から生み出される新たな価値観が「大阪」のまちを愛する若年者層の裾野を広げ、再訪意欲に繋がると考えています。
次年度(2025年)も、より多くの来阪修学旅行生をお迎えし、「大阪」のまちを愛する若年者層をさらに増やしていきたいと考えています。
最後になりましたが、本キャリアゼミへ御支援・御協力をいただいております株式会社JTB大阪教育事業部様に厚く御礼を申し上げます。
参加学生一覧
3年次ゼミ生(12名)
緒方 鉄太、山田 知奈、山本 康太、河上 碧斗、新枦 稜太、吉村 旭来、西野 里音、大関棟善、加藤 真維、澤田 龍青、前田 大翔、五弓 新也