阪南大学国際学部国際観光学科和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 2022年7月より、和泉研究室の4回生は、八尾市(大阪府)とともに、八尾市における市内外からの観光者の増加の一助となること、地域経済の活性化のきっかけの1つとなることを目的とする「八尾市における地域魅力の見える化の促進」に取り組んでいます。具体的には、フィールドワーク(現地調査)を重ねながら、八尾市にみられる人を惹きつけるさまざまな魅力(地域魅力)を再発見・整理し、その魅力が最大限に伝わる発信コンテンツを制作し、効果的な方法で発信することで地域魅力の見える化を促進させ、観光者に選ばれる地域を目指し、八尾市における賑わいの創出に貢献しようするものです。
 2022・23年度の取り組みにおいて、「身近観光(みじかんこう)」をテーマとしたシリーズ的な観光事業の展開の有用性を仮説的に持するに至っています。このことは、「観光」という言葉と「八尾」が少し結び付きにくいのではないかとの問題意識から、「ちょこっと観光。身近観光」というキャッチーなフレーズで捉え直してシリーズ化し、フレーズごと発信することで、できるだけ多くの方々の目に留まる機会を創出したいという試みです。また、各自治体単独の観光振興への取り組みに加えて、観光媒体である「観光者の交通手段」を意識した広域的な見せ方も必要ではないかとの問題意識も確認しています。これらの研究室での議論を踏まえて、今年度に関しては、八尾市を中心に近隣市町村も含めた近鉄沿線都市の地域魅力をこのフレーズで大きく捉え、新たな地域魅力の見せ方について、実践的な研究を進めています。
 2025年2月28(金)、あべのハルカスキャンパスにおいて、今年度の成果として「かわいいおみくじが引けるお寺と神社」をテーマに制作した地域魅力発信ペーパーについて、4回生の代表3名が報告を行いました。結果、参加してくださったみなさんから前向きな評価をいただきました。とりわけ、近畿日本鉄道さまからは「明日からでも駅に配架したい」との嬉しいご意見を頂戴しました。そして、今回制作したものを「vol.1」とし、来年度以降、テーマを変えながらvol.2、vol.3・・・と制作を継続していくことで会場がまとまりました。
将来的には、駅などに「身近観光のペーパーのコーナー」ができるぐらいのペーパーを制作することができたらと考えています。
当日は、八尾市役所から西澤さん・逆水さん・松﨑さん、藤井寺市から吉田さん、羽曳野市から芝池さん、松原市役所から土井原さん、太子町から磯さん、近畿日本鉄道から中山さん、大井さんに来学いただきました。ありがとうございました。
また、掲載をご快諾くださいました恩智神社・布忍神社・葛井寺・道明寺天満宮・美久留御魂神社のみなさん、ありがとうございました。
  • 外国人観光者も視野に入れて英語版も作成しました。

最後に、4回生のみなさん、みなさんの取り組みが評価され、形になり、後輩が継続していくことになりました。このことに自信を持って、新しい環境でも挑戦を続けていってくださいね。ご卒業、おめでとうございます。