阪南大学国際学部国際観光学科和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 2021年度から2023年度までの3ヶ年の間、和泉研究室は、大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町において、これまでまもり続けられてきた歴史的・学術的価値や魅力を多くの方々に知ってもらうために、未来へ伝え続けるために、市文化財課の協力のもと、公開施設である国登録有形文化財の旧田中家住宅内に、サテライト・ラボ「じないまち地域・観光創造室」を設置していただき、市商工観光課とともに、日常生活空間内における歴史的な町並みの保存と観光振興への活用双方のバランスを意識した「生活空間型観光」の取り組みを進めてきました。2024年度からも担当学年を新2回生(11名)にあらため、研究活動を継続することとなりました。
 また、今年度から、市商工観光課のご依頼により、隣接する富田林西口商店街も視野に入れた取り組みを合わせて進めることとなりました。
 2024年9月10日(火)・24日(火)、第2回目・第3回目となるフィールドワークを実施しました。今回のフィールドワークでは、寺内町に隣接する富田林西口商店街の調査を実施しました。商店街の理解を深めるために、商店街に関するお話を伺うことからスタートし、かつての商店街マップを参考に、店舗の入れ替わりなど、過去・現在の店舗の状況などを調査しました。最終的には、現在の商店街マップの完成を目指します。
 当日は、地域のみなさんからお話を伺いました。ありがとうございました。
森屋ぶつだん店の森さんから、かつての商店街や現在の商店街の状況などを伺いました。 ありがとうございました。
現在の富田林西口商店街(アーケードはありません)の状況を調査。
学生が楽しみにしている調査の合間の休憩時間。今日は、寺内町の「古民家カフェゆうぷく」さんへ。 メニュー表には無い特別なメニューを提供してくださいました。 当日は、まだまだ暑さの残る日。冷たく美味しいかき氷で身も心も生き返りました。 また、お話も伺うことができました。ありがとうございました。