学生活動状況報告

国際観光学部3年 村田 慎之助

参加学生一覧

村田 慎之助、 今田 七聖、 糸原 睦月、 萬谷 美空

連携先コメント

阪九フェリー株式会社 旅客営業部
営業企画課 立山 俊則 様

若者である学生の目線から意見をいただける良い機会になりました。このようなウェブサイトを設けることで、フェリーへ乗船する切り口を用意することができると思います。その中でもターゲットのニーズに合わせたカテゴリーで分けられていることで、一括りにすると網羅するだけになってしまう観光スポットの情報や魅力が伝わりやすくなる工夫がなされていました。
現在プロモーションにおいて多用されつつあるSNSのショート動画だけでは流し見されてしまいピンポイントで情報を伝えることが難しいことから、開いたときに興味を持つ入口となるようなサイトを活用することでもっと良いプロモーションになると感じました。
皆さんとの活動を通して若者たちがフェリーを選ぶポイントが何か、ヒントを得られました。

教員のコメント

国際観光学部
大谷 新太郎 准教授

 前年度も含めると一年半にわたる活動、大変お疲れさまでした。皆さんが昨年2月に初めて阪九フェリーの船に乗船した際の、驚きと興奮の様子が今でも印象に残っています。そのときに感じたフェリー旅行や同社の船の魅力をターゲットにうまく伝えるにはどうしたらよいか、ターゲットのニーズを調べ、実際に乗船・現地観光を行う取材をし、内容や表現に自分たちのこだわりを反映させ、そして具体的な提案につなげるという一連の取り組みは大変な苦労があったと思いますが、商品(サービス)の魅力を発信することの面白さを実践的な活動を通じて感じ取ってくれたのではないかと思います。
若者向けのプロモーション提案というと安易にSNSでの発信という話になりがちですが、若者もSNSの情報だけで旅行計画・手配を行っているわけではないことを指摘したうえで、SNSや他の媒体で何らかの形で興味を持った若者に次の段階としてどのような情報をどのような場で提供すべきかという観点での提案にたどりついたところがとても良かったと思います。
 一方で、同社が公式サイトなどオウンドメディアにおける発信においてどのような位置づけでどのような体制で提案のようなランディングページを設置し運営していくのかについて、議論が不十分で提案に反映しきれていなかったのが残念な点です。
 立山様をはじめとする阪九フェリー株式会社の皆さまには、学生達にこのような貴重な学びの機会をご提供くださいましたこと、この場をお借りして深くお礼申し上げます。