<半端ないプロローグ>
観光業の競争戦略について研究する傍ら、沖縄に魅了され、沖縄を愛す重谷准教授。観光を考える上で重要なのはイメージに捉われすぎないことだと言う。観光のプロはどのように旅をし、世界を見る目を養っているのか語ってもらった。
沖縄を知り尽くしたプロが教える、宮古島観光のススメ。
聞き手:もともと中国研究をされていた先生が、沖縄に目覚めたきっかけは何だったのですか?
重谷:海外は行き尽くしたので、気分を変えて沖縄を訪れてみたのです。そうしたら、日本のようで日本じゃないし、海外のようで海外じゃない。どこか新鮮で面白いなと思い、沖縄研究を始めた感じです。
聞き手:空気感に魅了されたのですね。そんな先生だからこそ知る、沖縄観光のススメを教えてもらえませんか?
重谷:海外は行き尽くしたので、気分を変えて沖縄を訪れてみたのです。そうしたら、日本のようで日本じゃないし、海外のようで海外じゃない。どこか新鮮で面白いなと思い、沖縄研究を始めた感じです。
聞き手:空気感に魅了されたのですね。そんな先生だからこそ知る、沖縄観光のススメを教えてもらえませんか?
重谷:宮古島は素敵ですよー
聞き手:どんなところですか?
重谷:みなさん宮古島には夏に行くでしょ。それはだいぶ損していますよ。
聞き手:損している?
重谷:夏に行くと人が多いし、ホテルも高い。私は2〜3月のオフシーズンに行きます。2〜3月と言えど、沖縄は暖かくて気候も悪くない。人も少なくて快適ですよ。
聞き手:人が少ないオフシーズンに行って楽しいのですか?
重谷:何を言っているのですか、楽しすぎますよ!オフシーズンに行くと観光客がほとんどいないでしょ。すると海に入る人も少ないので驚くほど海が綺麗です。曇っていてもスカイブルーの海が広がっています。これこそ本当のミヤコブルーですよ。あと、ホテルの宿泊客も少ないので、部屋の電気がほとんど光っていません。そうすると何が起こるかというと…
聞き手:どんなところですか?
重谷:みなさん宮古島には夏に行くでしょ。それはだいぶ損していますよ。
聞き手:損している?
重谷:夏に行くと人が多いし、ホテルも高い。私は2〜3月のオフシーズンに行きます。2〜3月と言えど、沖縄は暖かくて気候も悪くない。人も少なくて快適ですよ。
聞き手:人が少ないオフシーズンに行って楽しいのですか?
重谷:何を言っているのですか、楽しすぎますよ!オフシーズンに行くと観光客がほとんどいないでしょ。すると海に入る人も少ないので驚くほど海が綺麗です。曇っていてもスカイブルーの海が広がっています。これこそ本当のミヤコブルーですよ。あと、ホテルの宿泊客も少ないので、部屋の電気がほとんど光っていません。そうすると何が起こるかというと…
聞き手:何が起こるのですか?
重谷:こんなに星ってあるんだ!と思うぐらい、満点の星空を眺めることができます。絶対感動しますよ。
聞き手:半端ない情報ですね。
重谷:ゼミ生たちにも絶景の沖縄を体感したいなら絶対オフシーズン!といつも言っています。
重谷:こんなに星ってあるんだ!と思うぐらい、満点の星空を眺めることができます。絶対感動しますよ。
聞き手:半端ない情報ですね。
重谷:ゼミ生たちにも絶景の沖縄を体感したいなら絶対オフシーズン!といつも言っています。
地元の人のオススメは、ガイドブックには載っていない。
聞き手:沖縄の絶景はお聞きできたので、次は沖縄グルメを教えてください。
重谷:欲しがりますね。グルメなら石垣島ですかね。
聞き手:石垣島、いいですね。
重谷: 100%のアセロラを人生で飲んだことありますか?
聞き手:ないです。
重谷:ですよね。私も石垣島で初めて飲みました。これがね、めちゃくちゃ美味しくて、しかも全然酸っぱくない。石垣島にアセロラ農園があるのですが、その場で生のアセロラを食べることもできます。珍しいでしょ。そんな場所があるなんて知らなかったでしょ。
聞き手:知りませんでした!
重谷:他にも石垣牛ってありますよね。
聞き手:石垣牛は知っています!
重谷:実は石垣牛は石垣島以外の場所に多く出荷されていて、島内ではレアな食べ物です。その石垣牛を1番ベストな状態で提供してくれるお店があって、そこでは生のアセロラジュースとか生パイナップルジュースとかも出してくれるんですよ。値段はそこそこするのですが、そこでしか味わえないものなので石垣に行けば必ず行きます。
あと、沖縄本島では米軍がやってるレストランが日本人にも開放されています。コスパが最高でこれまた絶品。米国式のTボーンステーキを5,000円程で食べられるので沖縄本島にに行ったときはよく行きますね。
聞き手:聞いているだけで、半端なくよだれが出てきます。ちなみに、先生はいつもどうやってお店を見つけているのですか?
重谷:聞き込みです。
聞き手:聞き込み?探偵ですか?
重谷:本場の美味しいものにありつくには、地元の人に聞くのが1番。ビーチとかで座っている人に「地元の人がよく行く美味しいお店を教えてください」って聞きます。それで、2〜3人が同じ店を答えたなら間違いありません。
聞き手:ガイドブックとかじゃないのですね。
重谷:ガイドブックなんて見ません!そんなところにはニッチな情報は隠れていませんから。
重谷:欲しがりますね。グルメなら石垣島ですかね。
聞き手:石垣島、いいですね。
重谷: 100%のアセロラを人生で飲んだことありますか?
聞き手:ないです。
重谷:ですよね。私も石垣島で初めて飲みました。これがね、めちゃくちゃ美味しくて、しかも全然酸っぱくない。石垣島にアセロラ農園があるのですが、その場で生のアセロラを食べることもできます。珍しいでしょ。そんな場所があるなんて知らなかったでしょ。
聞き手:知りませんでした!
重谷:他にも石垣牛ってありますよね。
聞き手:石垣牛は知っています!
重谷:実は石垣牛は石垣島以外の場所に多く出荷されていて、島内ではレアな食べ物です。その石垣牛を1番ベストな状態で提供してくれるお店があって、そこでは生のアセロラジュースとか生パイナップルジュースとかも出してくれるんですよ。値段はそこそこするのですが、そこでしか味わえないものなので石垣に行けば必ず行きます。
あと、沖縄本島では米軍がやってるレストランが日本人にも開放されています。コスパが最高でこれまた絶品。米国式のTボーンステーキを5,000円程で食べられるので沖縄本島にに行ったときはよく行きますね。
聞き手:聞いているだけで、半端なくよだれが出てきます。ちなみに、先生はいつもどうやってお店を見つけているのですか?
重谷:聞き込みです。
聞き手:聞き込み?探偵ですか?
重谷:本場の美味しいものにありつくには、地元の人に聞くのが1番。ビーチとかで座っている人に「地元の人がよく行く美味しいお店を教えてください」って聞きます。それで、2〜3人が同じ店を答えたなら間違いありません。
聞き手:ガイドブックとかじゃないのですね。
重谷:ガイドブックなんて見ません!そんなところにはニッチな情報は隠れていませんから。
イメージに踊らされず、観光地のリアルを捉えることが大事。
聞き手:観光の専門家の先生からして、今後沖縄はどうなっていくと思われますか?
重谷:私が主に研究しているのは観光業の競争戦略です。つまりは観光地としての沖縄のライバルはどこか、どこと観光客を奪い合っているのか、どこに奪われるリスクがあるのかなどを調べています。その観点からいうと、沖縄はハワイに負けないくらいのポテンシャルを持っていると感じています。
聞き手:ポテンシャルを持っている?
重谷:そうです。人はイメージに踊らされる傾向があります。「ハワイの方がオシャレ」「異国情緒がある」「リラックスできる」など、ハワイの観光戦略が巧みなこともあるのですが、どうしても沖縄よりもイメージで勝ってしまう。けれど本当は沖縄もオシャレなスポットはあるし、異国情緒だってある、海もキレイなのでリラックスできる。ただ、万人に上手く伝えられていない。それだけだと私は感じています。
重谷:私が主に研究しているのは観光業の競争戦略です。つまりは観光地としての沖縄のライバルはどこか、どこと観光客を奪い合っているのか、どこに奪われるリスクがあるのかなどを調べています。その観点からいうと、沖縄はハワイに負けないくらいのポテンシャルを持っていると感じています。
聞き手:ポテンシャルを持っている?
重谷:そうです。人はイメージに踊らされる傾向があります。「ハワイの方がオシャレ」「異国情緒がある」「リラックスできる」など、ハワイの観光戦略が巧みなこともあるのですが、どうしても沖縄よりもイメージで勝ってしまう。けれど本当は沖縄もオシャレなスポットはあるし、異国情緒だってある、海もキレイなのでリラックスできる。ただ、万人に上手く伝えられていない。それだけだと私は感じています。
聞き手:確かに。沖縄よりハワイの方が優れていると思ってしまいますね。
重谷:でしょ。
しかも考えてみてください。日本人からすると沖縄の方が「近いし」「飛行機代は国内だから安いし」「食べ物は日本食だから美味しいし」。
良いことしかないじゃないですか。私のゼミでは、イメージだけで観光地を判断するなと伝えています。
誰かが作った「映え」とかではなく「その場所には実際、どんな魅力が隠れているのか」「逆に観光地として何が足りないのか」などを考えることが大事だと教えています。
聞き手:観光の表と裏を考えることが大事…
重谷:そうです。例えば、こんなデータを知っていますか。
2023年のハワイへの観光客が前年比4%増の960万人に対して、沖縄は前年比25.9%増の853万人に登ります。
すごくないですか?あの世界的観光地のハワイと大差ない観光客が沖縄に訪れているのです。それを知るだけでも沖縄の勢いを感じませんか?
重谷:でしょ。
しかも考えてみてください。日本人からすると沖縄の方が「近いし」「飛行機代は国内だから安いし」「食べ物は日本食だから美味しいし」。
良いことしかないじゃないですか。私のゼミでは、イメージだけで観光地を判断するなと伝えています。
誰かが作った「映え」とかではなく「その場所には実際、どんな魅力が隠れているのか」「逆に観光地として何が足りないのか」などを考えることが大事だと教えています。
聞き手:観光の表と裏を考えることが大事…
重谷:そうです。例えば、こんなデータを知っていますか。
2023年のハワイへの観光客が前年比4%増の960万人に対して、沖縄は前年比25.9%増の853万人に登ります。
すごくないですか?あの世界的観光地のハワイと大差ない観光客が沖縄に訪れているのです。それを知るだけでも沖縄の勢いを感じませんか?
聞き手:沖縄、半端ないですね。
重谷:観光地の現状を知ったら、次は実際に訪れて自分の目で確かめてみる。その積み重ねが、観光を考える上での新しい視点につながるはずです。
聞き手:これまで、ただ遊ぶことしか考えていませんでした(笑)
重谷:私も若いときはそうでした。
聞き手:半端ないお話の数々、ありがとうございました。
重谷:観光地の現状を知ったら、次は実際に訪れて自分の目で確かめてみる。その積み重ねが、観光を考える上での新しい視点につながるはずです。
聞き手:これまで、ただ遊ぶことしか考えていませんでした(笑)
重谷:私も若いときはそうでした。
聞き手:半端ないお話の数々、ありがとうございました。