塩路ゼミ3年生が九州ハイランドでフットパス
国際観光学部 塩路研究室3年生が、2024年11月22日から24日まで2泊3日で、熊本県美里町で開催された「2024 全国フットパスの集い in 美里町&九州ハイランド」に参加しました。同大会は、日本フットパス協会が毎年行っている集会で、フットパスによるまちづくりを促進している自治体が開催し、全国から人々が訪れます。今年は、熊本県下益城郡美里町でシンポジウムが行われた他、近隣の九州ハイランド町村も含めて合計8つのコースを歩くフットパスイベントが開催されました。塩路ゼミ3年生は、同シンポジウムの準備と当日のお手伝いをし、3つのフットパスコースを体験しました。合宿にあたって、美里フットパス協会会長の井澤るり子氏をはじめ、地元の方々に大変お世話になりました。ここに記して感謝申し上げます。なお、この活動は本学キャリアゼミ活動の一環として実施しました。
学生活動状況報告
『歩いて感じる熊本』
国際観光学部3年 猪口 大我
私たち塩路ゼミは、2024年11月22日から24日まで熊本県の美里町と山都町馬見原を訪れました。私は熊本には何度か来たことがありましたが、これらの町に訪れたのは初めてでした。一日目は、昼過ぎに美里町文化交流センター「ひびき」に到着すると、すでに北九州市立大学の学生たちとフットパス協会の方々が次の日に行われる全国フットパス大会の準備をしていました。私たちも準備の手伝いをしながら多くの方々と交流を深めました。
二日目は、朝から美里町のフットパスの「砥用まちなかコース」に参加しました。私たち以外にも多くの方が参加しており、いくつかのグループに分かれて歩いていきました。天気は快晴で空気が澄んでいて絶好のフットパス日和でした。過去に熊本市の南熊本駅から砥用駅までを結んでいた熊延鉄道があった道を教えてもらったり、他にも美里町の歴史を教えてもらったりしながら、車では行けないような細道や勾配が急な山道、歩くことでしか見つけられないようなポイントに行きました。歩いていると、地域の方からの挨拶や「フットパスかい?」と話しかけられたことは、普段からここでフットパスを行う人と地域の信頼関係のおかげだと感じました。地域の方々や一緒に歩いた方々と交流を深めながら歩く美里町はとても心地よく楽しかったです。
昼は美里町ならではのご飯を頂きました。地元の米による白飯の食べ比べや、素朴な味でご飯と合うような食べ物が多くてとても美味しかったです。昼食後、全国フットパス大会が始まり、多くの方々が自分の地域の魅力や活動内容について発表をしていました。どれも個性があり魅力的なものばかりで、私はますますフットパスに興味が湧きました。他にも印象的だったのが、美里フットパス協会会長の井澤さんがディスカッション中に言っていた、「フットパスをするときガイドにはもったいぶれと言っている。すべてを話したら一回しかこない」と「フットパスはガイドに教えてもらうだけじゃなくて、自分で感じるもの」でした。自分で考えて感じた方が頭に残り、自分で魅力に気づけるとてもいい言葉だと思いました。
三日目は、美里町から車で約40分着の馬見原コースに行きました。美里町とは違い、馬見原は自然を見る割合が多く、違った面白さがありました。紅葉の季節と重なって森は鮮やかな色で森の中に佇む生目神社や揚城跡は綺麗でした。他にも江戸時代の富豪たちが残した石碑や明治頃に建てられた漆喰装塗籠という様式の建物が残されていて、かつての馬見原の繁栄を感じることができました。フットパス終了後は、地域の方々が作った昼食をいただきました。また、馬見原には茶葉を作っている所があり、そこで作った紅茶を近くの喫茶店でいただきました。柔らかな香りと優しい苦味が口の中を包み、とても満足感の高い紅茶でした。最後に、飛行機に乗るまで時間があったので、「あそ望の郷みなみあそ」に向かいました。三日目はすべての山がはっきり見えるほど素晴らしい快晴でした。私が以前三月頃熊本に来たときは雨でなにも見えなかったので、360度すべての山が見えてとても圧巻でした。
地域に交流人口や関係人口が増え、楽しく交流できるフットパスは、素晴らしい観光のあり方だと感じました。こうして楽しくできたのも地域の方とフットパスを行ってきた人々の信頼関係のおかげです。今回の合宿を通してフットパスがより一つの観光のあり方として広まってほしいと思いました。『美里町の魅力を探るフットパス』
国際観光学部3年 吉原 泰士
私たち塩路ゼミ3年生は、2024年11月22日から24日にかけて熊本県美里町を散策しました。私は、熊本県に初めて訪れました。美里町は電車も通っておらず、自然に囲まれた町でした。北九州市立大学の学生たちと共に過ごし、地域の魅力を深く知る貴重な体験をしました。
初日は、北九州市立大学の学生たちと一緒に美里フットパス協会の井澤さんの指示のもと、大会準備の手伝いをしました。美里町の人々はとても温かく迎えてくれました。私たちは、フットパスのイベントの準備で会場の設営や当日の参加者の受付を行いました。北九州市立大学の学生と一緒に作業する中で、九州の方言や地域の言葉など大阪では聞き覚えのない言葉を学びました。
2日目は、「砥用まちなかショートコース」を歩きました。フットパスを通じて、地域の風景や人々の生活を間近で感じる事が出来ました。歩きながら見た美しい景色や田園風景などは、大阪では一度も見たことがありませんでした。また、私たちにも興味を持っている人が多く嬉しかったです。案内人の方々と話す中で、歩いている道の説明などがあり、非常に分かりやすかったです。途中で地域の食文化を味わいました。地元で採れた新鮮な食材を食べる事が出来ました。美里米と普通の米を比べて食べる機会となりました。地域の米をその場所で食べることができ、貴重な体験をしました。
3日目は「緑川ダム湖畔コース」と「馬見原コース」に分かれてフットパスを行いました。私は緑川ダムを散策しました。ダムの周辺は自然が豊かで、静かな環境の中でリラックスすることが出来ました。昼食では地元の方々が地域の食材を使った料理を振る舞ってくださいました。その中でも「だご汁」が印象に残りました。手で延ばしてちぎった団子を入れた汁でとても美味しく何杯も頂きました。ダム湖畔の散策路を歩きながら、ダムの役割やその重要性について学びました。この日も訪れた先で地域の方々と交流する事が出来ました。
この3日間を通じて、感謝の気持ちがたくさん生まれました。地域の皆さんが温かく迎えてくれたこと、そして一緒に楽しい時間を過ごせた事をとても感謝しています。また、熊本県美里町の自然や文化の素晴らしさを体験出来たことも、非常に貴重な経験になりました。こうした経験を通じて、地域の人々とのつながりや、地元の文化を大切にすることの重要性を改めて実感しました。フットパスを通じて、人との関わりや地域の食文化の重要性を再認識しました。この旅で得た経験を胸に、今後も地域とのつながりを大切にしていきたいと思いました。
『フットパスの魅力を感じた美里町』
国際観光学部3年 佐古 奈月
私たち塩路ゼミは、2024年11月22日から24日の2泊3日で合宿を行い、「2024全国フットパスの集いin美里町&九州ハイランド」の開催地である熊本県美里町に訪れました。同大会のお手伝いと共に、フットパスについて学びを深めました。三日間とも快晴でフットパスのしやすい環境の下、美里町の自然をたくさん感じることができました。
「全国フットパスの集い」とは、日本フットパス協会主催のもとで全国からフットパスとまちづくりを実践している自治体やフットパスに関わっている地域の方々や学生たちが参加して毎年開催される大会です。実際に大会に参加してフットパスを体験してみて、今回の開催地である美里町は、緑が多く空気もきれいで、フットパスをするのに最適なまちだなと感じました。
一日目は、美里町文化交流センターに行き、大会前日だったため、当日に向けた会場や資料の準備をしたり、当日の仕事の役割分担を決めたりしました。その場に他大学の学生たちもいて、互いに自己紹介をしたりして少し交流を行いました。その後の夕食では、熊本で有名な「だご汁」を頂きました。
大会一日目の午前中は、いくつかのグループに分かれてフットパスを行いました。一グループに一人案内の方がついて下さり、町の説明をしてくれながら、3キロほど歩きました。この日が美里町で初めてのまち歩きだったのですが、緑がとてもきれいで、空気も澄んでいて、流れている川の水も透き通っているのを見て、とても感動しました。普段では見られない景色を見ながら、地域の方々ともたくさんお話ができてとても良い時間を過ごせました。歩き終ると、休憩スポットで地域の方々が準備してくださった昼ご飯を頂きました。午後からは、交流センターでシンポジウムが行われました。自分たちの手伝いのお仕事が終わってから、ホールに入ってシンポジウムの様子を見ることができたのですが、美里町のフットパス活動の報告を聞いて、地域の皆さんのフットパスへ対する強い思いがとても伝わりました。その後は、二日目のフットパスコースごとに分かれた全体交流会がありました。その時に参加者と話をしたところ、色々な県から来られていてフットパスは全国で親しまれていることを改めて認識しました。
大会二日目は、コースに分かれてフットパスを行いました。私たちは、「緑川ダムコース」を歩きました。この日は万歩計を付けて歩き、3時間ほど歩き終わってから万歩計を見ると、一万歩以上歩いていました。普段こんなに歩くことはないので少し疲れたのですが、地域の方々や大会の参加者の皆さんと話しながら歩いたので時間はあっという間でした。昼ご飯は、地域住民の年配の女性たちが地域の食材を使って作った料理をもてなしてくださいました。野菜がたくさん使われていて健康的なご飯で、おいしくいただきました。
今回初めて「フットパスの集い」に参加して、この二日間でたくさん歩いたのですが、日常を忘れて、自然を感じながら色々な方と交流ができ、フットパスの良さに改めて気づくことができた二日間になりました。そして、地域の方々がフットパスを通して、まちを活性化させたいという思いがとても伝わってきました。今回の美里町での合宿を終えて、「フットパス」というものを色々な世代に知ってもらい、まち歩きの良さをもっと広めていきたいと感じました。
『フットパスに触れた三日間』
国際観光学部3年 中村 初音
私たちは、2024年11月22日から24日にかけて熊本県の美里町を訪れ、フットパスについて学びました。私は、熊本県が好きで、訪れるのは四度目でしたが、美里町は初めてでした。熊本空港から車を走らせて約40分で着き、コンビニやスーパーなどが約1キロ先にしかないほどの田舎でしたが、空気がとても澄んでいて、自然が溢れた町でした。
一日目は、美里町文化交流センター「ひびき」で「2024全国フットパスの集いin美里町&九州ハイランド」の会場準備などを手伝いました。大学生は私たちだけでなく、北九州市や北海道などからも学生たちが来ていました。北九州市立大学の女子学生2人が「お友達になりたいです!」と、話しかけてくれて連絡先を交換し、とても喜ばしかったです。夜は、佐俣の湯のレストランで、熊本名物の「だご汁」を食べました。だご汁は、小麦粉を水で練って、しばらく寝かせ、手で伸ばし、ちぎった団子を入れた汁だそうです。大阪の豚汁とはまた違った味で、団子の硬さが丁度良くて、とても美味しかったです。
二日目は、「ひびき」に集合し、少人数に分かれて2時間程度、「砥用まちなかショートコース」を歩きました。各グループに一人案内人の方がついて、神社などについて説明してくださいました。坂を上り、高い場所から見た青空と緑に囲まれた景色が美しく、心に残りました。昼食は美里町の方々が作ってくださった、だご汁や、ご飯、漬物などが沢山用意されていて、お腹いっぱいになるまで食べました。
午後から「2024全国フットパスの集いin美里町&九州ハイランド」の資料配りの手伝いをし、その後は、美里フットパス協会の井澤さんが「美里フットパス」の紹介をしているのを見学していました。「説明するより、今日・明日で実感してください」と仰っており、三日目のフットパスが楽しみになりました。夜は全体交流会でオードブルやサンドイッチを用意して下さいました。
三日目は、緑川ダムコースと、馬見原コースに分かれて、フットパスをしました。私は、馬見原コースに参加しました。宿泊地だった佐俣の湯からは、車で約40分の場所にある山都町のコースでした。参加している方々は、学生から年配の方まで様々でした。橋を渡ったり、山道を歩いたり、田んぼの横を通ったり、普段、自分が生活している上で馴染みのない眺めばかりで、終始写真を撮っていました。途中の休憩で、地元名物の羊羹と和紅茶をいただきました。羊羹は好みの甘さで紅茶に合い、とても美味しかったです。そして、「両国橋」を渡りました。両国橋は熊本県と宮崎県を結ぶ橋で、私は歩いて県を跨いだのは初めてだったので興奮しました。フットパスの最後に、昼食をいただき、馬見原商店街で使える800円分のクーポンもいただきました。私たちは、それを使って、JUGAAD BROS DOUGHNUTSという店でビーガンドーナツを食べました。
今回の2泊3日の熊本合宿では、フットパスを通して地域のみなさんの温かさを感じたり、日本全国から来た様々な地域の方々と関わることができました。美里町にしかできないフットパスや郷土料理を食べることができ、普段の生活ではできない非日常を味わえた三日間でした。
『初めての熊本県美里町でフットパス』
国際観光学部3年 中谷 賢斗
2024年11月22日から24日にかけて、塩路ゼミ3回生は2泊3日の合宿として、熊本県美里町に行きました。美里町はとても自然豊かで3日間天気も良く、空気も澄んでおり、大阪ではなかなか見られない広大な自然の景色を見ることができて、田舎の良さを感じました。
1日目は、熊本空港到着後、レンタカーを3台借りて、美里町文化交流センター「ひびき」に向かい、北九州市立大の学生と一緒に美里フットパス協会会長の井澤さんの指示のもとで翌日の23日に行われる「2024全国フットパスの集いin美里町&九州ハイランド」の大会準備の手伝いをしました。地元の人々が丁寧に仕事内容を教えて下さいました。2、3時間程度、手伝いをした後、大会準備は完了し、夕方、私たちは「佐俣の湯」のレストランで他の大学生や先生方と一緒に夕食を食べました。そこで「だご汁」を初めて食べ、とてもおいしく、寒くて体が冷えていたので温まりました。佐俣の湯の温泉にも入り、サウナもあって、とても気持ちよくて、疲労が取れました。
2日目朝、「ひびき」に集合し、「砥用まちなかショートコース」を歩きました。案内してくれる人が、歩いている途中に出てくる1つ1つの場所を紹介してくれました。歩いていると何回か広大な山々が綺麗に見えました。私は、普段長い距離を歩くことがないので、このような機会に経験することで山々が見える場所がたくさんあることを学び、歩くことの楽しさを感じました。昼頃まで歩き、「ひびき」の近くで昼食を食べました。昼食にもだご汁が出て、前日のだご汁がとてもおいしくてまた食べたいと思っていたので、食べられて嬉しかったです。
13時から「全国フットパスの集い シンポジウム」が「ひびき」で開催されました。私たちは前日に決めた役割分担の位置にて手伝いをしました。途中で、舞台での発表を聞いて、美里フットパスは地域が主役であり、交流人口をもっと増やしたいという思いがとても伝わりました。次回の開催地は、北海道のニセコということで北海道のフットパスにも興味が湧きました。
夕方に、シンポジウム終了後、全体交流会がありました。私は翌日のフットパスコースが「緑川ダムコース」だったので、そのテーブルに行って軽食をいただき、緑川ダムに行く人たちと翌日の歩くコースはどんなものかなど、少し交流をしました。全体交流会がおわり、宿に戻り、少ししたら夕食交流会があり、そこに私たちも参加し、豪華な夕食をいただきました。
3日目は、朝から緑川ダムコースでフットパスを行いました。約5キロ歩きました。その日は風が強く、とても寒く、歩くのに精一杯でした。歩き始めてすぐに、朝食をいただきました。善哉と温かいお茶だけで体が少し温まりました。朝食を終え、歩き、昼頃に昼食休憩があり、地域にお住まいの高齢の女性の方達が昼食を用意してくださり、いただきました。そこではだご汁が出てこれが最後のだご汁になるだろうと思い、おかわりをしました。とてもおいしかったです。昼食を終え、高齢の方達と少し交流する機会があったので、昼食について美味しかったですと感謝の気持ちを伝えました。その後、一緒に写真撮影もしました。
コースの次のポイントへ歩いて行くと、「フォレストアドベンチャー・美里」に着きました。そこには、ジップラインなどがあったのですが、今回は時間がなく、断念しました。そして、最後に緑川ダムを近くで見ました。何枚も写真が撮りたくなるぐらい景色がとても綺麗でした。最初の集合場所に戻って、約5キロ歩きましたが、ここでもなかなか見れない風景を見ることができ、5キロを歩く経験もあまりないので、とても良い機会をいただいたと感じました。
その後、帰りの飛行機まで少し時間ができたので、馬見原コースの人たちと合流し、阿蘇山の周りをドライブし、途中で車を止めて阿蘇山を背景にしてみんなで写真を撮り、熊本での最後の時間を過ごしました。
美里町で3日間過ごしてみて、大阪ではなかなか見られない広大な自然の景色や、大会の手伝いや町を長距離歩くなどのような経験できないことを体験させてもらい、フットパスの良さを実感することができました。井澤さんや地域の人々に親切にしていただき、美里町の人々は心が広くて、温かい人たちだと感じました。
『熊本フットパスの旅』
国際観光学部3年 中山 祥哉
私は、フットパスを目的にゼミで2泊3日で熊本県美里町を訪れた際の経験について報告します。熊本には他県にはない魅力が存在しています。自然の中を歩きながら地域の文化や歴史を現地の人と学びました。ここでは、このフットパスを通じて得られた学びや気づきについて述べます。
1日目は、10時40分に熊本空港に到着し、レンタカーで美里町文化交流センター「ひびき」に向かいました。そこで北九州市立大学生の人たちと翌日の「全国フットパスの集い シンポジウム」の準備を一緒に手伝いました。16時に終わり、佐俣の湯で他の学生たちとレストランで夕食を食べました。熊本名物の「だご汁」をいだたきました。「だご」というのは熊本弁で「団子」という意味らしく、美味しい豚汁のような味でした。その後は、佐俣の湯で温泉に入り、近くにある「さまたんロッジ」という宿泊施設で一夜を過ごしました。
2日目は、午前9時に美里町文化交流センター「ひびき」に集まり、約5kmの距離の「砥用まちなかショートコース」を北九州市立大学生や地域の人たちと自然の中や田舎の風景を楽しみながら歩きました。津留川の清流が流れ、丘の上から見える町並みの眺望が素晴らしく、気持ちの良いコースでした。
11時30分に終了地点に地域の人たちが昼食を用意してくださっていました。全てが手料理で美味しく、心が温まりました。13時からは「全国フットパスの集いシンポジウム」が「ひびき」で開催されたので、手伝えることは協力して参加しました。私は受付で座っていたのですが、予想以上に来客者が多く、大変だった印象です。17時ごろにシンポジウムが終わり、軽食を食べながら全体交流会が行われました。北九州市立大学生と大学生活の話をしながら盛り上がりました。九州の方言をたくさん教えてもらい勉強になりました。その後、さまたんロッジに夕食が準備されており、全体交流会にいた人たちと一緒に夕食をいただきました。一人一人立って自己紹介をしたり、出身地や職業などを聞いたり楽しく交流ができてよかったです。
3日目は、9時から「緑川ダム湖畔コース」と「馬見原コース」に分かれてフットパスを行いました。私は、「馬見原コース」だったので、少し早めにさまたんロッジをチェックアウトし、集合場所である馬見原交流広場に向かいました。2日目と比べて少し長い約6kmのコースを歩きました。案内人の話を聞きながらコースの途中に茶畑があり、案内人が葉を一枚摘んで試食していたので、私もそれに便乗して食べてみましたが、茶の風味は感じられず、葉そのものの味だけがしました。2日目と同様、終了地点に地域の方々が昼食を用意してくださいました。これで全てのフットパスが終了しました。
飛行機の離陸まで時間があるので、空港に向かいつつ、ドライブ楽しみながら「あそ望の郷 みなみあそ」に行き、阿蘇山の風景を眺めながら休憩し、今回の熊本合宿は終わりました。美里町のフットパスは、豊かな自然と田園風景の中でゆっくりと歩くことができ、心身ともにリフレッシュできました。道中で地元の人々と交流し、地域の歴史や文化を感じながらの散策はとても楽しく、日常の喧騒から離れた時間を過ごせました。静かな環境と新鮮な空気の中、自然の美しさに触れることができ、心が穏やかになりました。町並みの風景も魅力的で、また訪れたいと思える場所でした。
『自然と地元の人と触れ合った熊本合宿』
国際観光学部3年 内海 蘭
2024年11月22日から2泊3日間、私はゼミで熊本へ行きました。1日目は、美里町文化交流センター「ひびき」に行きました。そこで北九州市立大の学生さんと一緒に美里フットパス協会の井澤さんの指示で大会準備の手伝いをしました。その時に初めて他県の人と交流をしました。私の住んでいる大阪と方言も違えば、人間の温かさも違うように感じました。熊本の方々からは、人から出る優しさが滲み出ていました。この日は大会の準備で終わり、その後みんなで夕食をとりました。そこで食べた熊本名物のだご汁は絶品でした。
2日目は、「砥用まちなかショートコース」を歩きました。険しい道のりが続きましたが、山の上から見る景色はとても綺麗で風が気持ちよかったです。この時にガイドさんから聞いた話の中で印象に残っているのは、1840年に火事が起きましたが、消火水がなく、火が消せなかったため、山の上にあった家々が下に降りてきて今の町が出来上がったという内容の話です。それを聞き、改めて周りを見渡すと、確かに山のふもとに家が多くみられ、上のほうには空き家らしきものがありました。「砥用まちなかショートコース」を終えた後は、全国フットパスの集いのシンポジウムがひびきで開催されるため、その手伝いをしました。私は、美里町のフットパスマップの販売係だったので、会場内に入ってシンポジウムの話を聞くことができませんでしたが、美里町のフットパスマップの売り上げに貢献できた達成感がありました。
3日目は、「馬見原コース」を歩きました。まず馬見原交流広場に行き、馬見原橋、明徳山へと進んでいきました。明徳山での険しい道のりと長すぎる階段は今でも覚えています。それから新八代屋、本吉野家の石垣に行き、本吉野家の石垣に行く途中で見る田畑の広がる道は、心が浄化されました。最後に火伏地蔵堂へ行き馬見原交流広場に戻ってきました。このフットパスでは、自分の消費カロリーや何歩歩いたかが見られる健康機能が付いている機械を身につけて歩きました。普段あまり歩かないので、とても良い運動になるとともに馬見原の大自然と街並みと歴史を五感で感じることができました。この体験は、一生忘れません。
帰りの飛行機の出発までの間に寄った、阿蘇山が一望できた場所は、私の中で熊本で一番のお気に入りのところになりました。行き道も帰り道も景色には緑が広がっていて、3日間の疲れを癒してくれました。どこを見ても歩いても大阪とは全く違う景色ばかりで新しい発見で全てが新鮮でした。熊本の料理はとても美味しく、夜空には大阪では見られないほどの数の星が広がっていました。なによりも、美里町や九州ハイランドの住民の方々の優しさが伝わる熊本合宿でした。