産学連携先:吹田歴史文化まちづくり協会
2024年度のキャリアゼミは、連携先の「吹田歴史文化まちづくり協会」にご協力をいただき、初夏に3年生が吹田まち案内人の方々と佐井寺コースのまち歩きを行い、7月に吹田市内の浜屋敷で市民の方々と意見交換する「吹田フットパス交流会」を開催しました。
また、吹田市の魅力発見という視点から2年生が千里万博記念公園を散策し、国立民族学博物館を見学しました。
3年生は、夏休みに海外調査旅行としてアメリカ、タイ、マレーシアで現地を歩き、日本との文化の違いを体験しました。11月には、キャリアゼミ活動として、熊本県で開催された「全国フットパスの集いin 熊本県美里町 & 九州ハイランド」(日本フットパス協会主催)に参加し、シンポジウムのお手伝いをしたり、3つのフットパス・コースを実際に歩きました。
以上の塩路ゼミの2024年度のキャリアゼミ活動の具体的詳細については、大学HPに研究室記事として掲載しています。
2024年度のキャリアゼミは、連携先の「吹田歴史文化まちづくり協会」にご協力をいただき、初夏に3年生が吹田まち案内人の方々と佐井寺コースのまち歩きを行い、7月に吹田市内の浜屋敷で市民の方々と意見交換する「吹田フットパス交流会」を開催しました。
また、吹田市の魅力発見という視点から2年生が千里万博記念公園を散策し、国立民族学博物館を見学しました。
3年生は、夏休みに海外調査旅行としてアメリカ、タイ、マレーシアで現地を歩き、日本との文化の違いを体験しました。11月には、キャリアゼミ活動として、熊本県で開催された「全国フットパスの集いin 熊本県美里町 & 九州ハイランド」(日本フットパス協会主催)に参加し、シンポジウムのお手伝いをしたり、3つのフットパス・コースを実際に歩きました。
以上の塩路ゼミの2024年度のキャリアゼミ活動の具体的詳細については、大学HPに研究室記事として掲載しています。
学生活動状況報告
3年生 中村 初音
私たちは、2024年5月と6月に吹田市の千里山と佐井寺で2回まち歩きを行いました。1回目のまち歩きでは、吹田まち案内人の方と一緒に、地元の方だからこそ知っている歴史や知識などを教えていただきながら、フットパスを行いました。2回目のまち歩きでは、ゼミ生だけでまだ通ったことのない道を開拓しながらフットパスを行いました。その後、フットパスを通じて感じたことや考えたことを発表、意見交換を行いました。少しずつ千里山と佐井寺地区を知ることで、もっと知りたいという意欲が出てきました。
8月、9月には、グループに分かれてマレーシア、タイ、アメリカの3カ国で海外調査を行いました。私は、アメリカに7日間滞在し、マレーシアは4日間、タイは5日間、それぞれ現地を歩いて回りました。インターネット上の情報だけでなく、それぞれの地域で自分の目で見て感じることができたとても良い機会になったと思います。
11月には、熊本県美里町で行われた「2024全国フットパスの集いin美里町&九州ハイランド」に参加しました。地元の方と一緒にフットパスをすることで、自分たちだけでは気づくことができない美里町の魅力や、おいしいご飯をいただけて、非日常を味わうことができました。これらのキャリアゼミ活動を通じて、実際に自分の目で見て体験することが大事と気づきました。


連携先コメント
吹田歴史文化まちづくり協会
佐藤 和彦 様
本年度は、阪急千里山駅付近から佐井寺地域へのコースでした。千里ニュータウン建設に先行し多くのノウハウを提供した千里山団地 、ノーベル化学賞受賞の吉野彰氏他多くの著名人を輩出した千里第二小学校、旧講堂と旧木造校舎建て替えで生まれ変わった千里山佐井寺図書館、茅葺屋根が残る民家、古い歴史を残す伊射奈岐神社、佐井寺、現代のインフラに該当する江戸時代の民衆の知恵と技術を結集した「くり抜き水路跡」等と変化に富んだ「まち歩き」だったと思います。新しい街並みと吹田の原風景が残るエリアなので、学生さん達はどの様な印象を持ったのか楽しみでした。
特に印象的だったのは、伊射奈岐神社の社号標石(延喜式神社の所在や名称を伝えるもの)を多くの人が取り上げていた事です。一般人対象のガイドの中でも関心を示す人が非常に少ない史跡でしたので、ガイドにとっては非常にうれしい事の一つでした。
このコースは道が複雑で坂が多く、我々ガイド泣かせのコースなのですが、交流会の時に、学生さんだけの2回目の歩きの時に迷子にならなかったかと聞くと、「スマホが有るので大丈夫でした」の一言に、毎年感じる事なのですが、新しい技術を積極的に取り入れる柔軟性のある学生さん達の逞しさを感じ取りました。
特に印象的だったのは、伊射奈岐神社の社号標石(延喜式神社の所在や名称を伝えるもの)を多くの人が取り上げていた事です。一般人対象のガイドの中でも関心を示す人が非常に少ない史跡でしたので、ガイドにとっては非常にうれしい事の一つでした。
このコースは道が複雑で坂が多く、我々ガイド泣かせのコースなのですが、交流会の時に、学生さんだけの2回目の歩きの時に迷子にならなかったかと聞くと、「スマホが有るので大丈夫でした」の一言に、毎年感じる事なのですが、新しい技術を積極的に取り入れる柔軟性のある学生さん達の逞しさを感じ取りました。
教員コメント
国際学部 国際観光学科
塩路 有子 教授
2024年度は大阪府と九州でキャリアゼミ活動を行うことができました(各詳細は研究室記事に掲載)。大阪では、9年目となる吹田歴史文化まちづくり協会との連携で、3年生が2回のまち歩きと吹田フットパス交流会を行うことができました。今年度は、茅葺き屋根の家や寺など歴史を感じる場所と旧小学校を活用した図書館など、新旧の魅力ある「佐井寺エリア」コースを歩きました。
案内人や市民の方々が参加してくださったフットパス交流会では、模造紙を使って自分達が歩いたエリアで気づいたことを発表し、温かいご意見をいただいたことは、学生たちにとって地域住民と交流する初めての社会経験となりました。
自分で歩いてこそ知ることのできる町の歴史や文化があることを再認識し、そこに暮らしてきた人々の経験が息づいていることを学ことができました。
また、11月に熊本県で開催された「2024全国フットパスの集いin 熊本県美里町 & 九州ハイランド」では、前日から準備に関わり、全国各地のフットパスによるまちづくりに取り組む自治体の方々や他大学生と交流することもできました。
さらに、学生たちは美里町や山都町でフットパス・コースを実際に歩いたことで、九州の方々の温かいもてなしや声かけに感動し、人々の地元愛や地域活性化への熱意を知ることができました。
各地でのキャリアゼミ活動を通して、学生たちは地域と連携する活動の重要性を実感し、これからの日本の社会人としての姿勢や行動、考え方について学ぶことができたようです。
案内人や市民の方々が参加してくださったフットパス交流会では、模造紙を使って自分達が歩いたエリアで気づいたことを発表し、温かいご意見をいただいたことは、学生たちにとって地域住民と交流する初めての社会経験となりました。
自分で歩いてこそ知ることのできる町の歴史や文化があることを再認識し、そこに暮らしてきた人々の経験が息づいていることを学ことができました。
また、11月に熊本県で開催された「2024全国フットパスの集いin 熊本県美里町 & 九州ハイランド」では、前日から準備に関わり、全国各地のフットパスによるまちづくりに取り組む自治体の方々や他大学生と交流することもできました。
さらに、学生たちは美里町や山都町でフットパス・コースを実際に歩いたことで、九州の方々の温かいもてなしや声かけに感動し、人々の地元愛や地域活性化への熱意を知ることができました。
各地でのキャリアゼミ活動を通して、学生たちは地域と連携する活動の重要性を実感し、これからの日本の社会人としての姿勢や行動、考え方について学ぶことができたようです。