塩路ゼミ3年生が吹田市佐井寺でまち歩き(2回目)

産学連携先:吹田歴史文化まちづくり協会
 国際観光学部 塩路研究室3年生が、6月1日に吹田市佐井寺エリアを再びまち歩きしました。今年度も、本学キャリアゼミ活動として、吹田歴史文化まちづくり協会と連携し、吹田まち案内人の方々に1回目のまち歩きでご協力をいただきました。ありがとうございます。今回は3年生が、自分達で再び佐井寺エリアを歩いて発見したことや考えたことについて報告をします。

学生活動状況報告

『私たちが見つけた佐井寺地域の魅力』

国際観光学部3年 佐古 奈月
 61日に、大阪府吹田市佐井寺地域で2回目のまち歩きを行いました。1回目は、まち案内人の方々の説明を聞きながら一緒に歩きましたが、今回は塩路ゼミの学生のみで行い、前回行ったコースを参考に違うルートを辿って散策しました。
 最初に、千里山佐井寺図書館に行きました。前回は前を通っただけでしたが、今回は中に入って見学しました。図書館の中は、昔の学校の雰囲気がそのまま残されていて、とても居心地の良い空間でした。
 そこから、前回とは逆の方向から、自分たちで新しいルートで散策し、佐井寺に向かいました。人が1人か2人ぐらいしか通れない小道や、前回見るだけで終わった地獄坂を通りました。佐井寺では、前回のまち歩きで訪れた時に、お参りをしに来ていた地域の方に観音様を見せてもらうことができるという話を伺っていました。そのため、2回目のまち歩きの際に見せてもらおうと思い、事前に佐井寺の住職の方に連絡していたので、佐井寺に到着後、住職の方に声をかけたらすぐに本堂を見せてもらうことができました。住職の方から、ほとんどの寺では仏様が祀られているが、佐井寺は木造の仏様のため、傷みが激しくて環境が良くないので、市立博物館の収蔵庫に保管されているという話を聞きました。このように実際に寺の方から話を聞ける機会はほとんどないので、とても貴重な経験になりました。
 その後も逆ルートで道を進めて、伊射奈岐神社に行き遥拝所でお祈りをしました。反対方向から行ったので、前回見かけなかった伊射奈岐神社の看板を見つけました。その他にも西宝寺と万福寺にも行きお参りをしました。1回目よりも多くの寺に行ったので、改めて佐井寺には昔の名残が根強く残っているなと感じました。
 最後に、佐井寺南ヶ丘公園に行きました。前回のまち歩きで、公園の東西南北にそれぞれ動物をイメージしたものがあると案内人の方に教えて頂いて、虎と亀の甲羅の二つしか見つけられなかったのですが、今回公園の周りを一周して竜と鳳凰を見つけました。前回見られなかったものを見つけることができて面白かったです。
 2回目のまち歩きを終えて、佐井寺は寺と公園の数が圧倒的に多い街だなと思いました。このように昔の景観を残しつつも、賃貸住宅を建てたりして新たに住みやすいよう環境を整えていて、老若男女が暮らしやすいと感じました。また、地域の人たちしか通らないような新しい道を発見し、1回目とは違う気づきがありました。次は、7月半ばに吹田市の浜屋敷で交流会を行い、そこで合計2回まち歩きをして、私たち自身で発見した佐井寺地域の魅力を伝えたいです。

  

『新しく知る佐井寺』

 国際観光学部3年 猪口 大我
 私たち塩路ゼミは61日に吹田市佐井寺にて二回目のまち歩きをしました。前回行けなった地点や違う道を歩いていきました。私たちが最初に向かったのは佐井寺図書館でした。前回では入り口まででしたが、実際に中に入りました。入ってすぐ感じたのは木造建築独特の懐かしさに包み込まれるような木々の香りでした。教室には机などが置かれており、今でも子どもたちが出てきそうなほどきれいな状態で歩くだけでも楽しかったです。
 次に、前回通った尾根道を通らず別の道を歩いてみました。歩いた先にあったのは高塚南公園でした。ここはマンションに囲まれており、とても静かで落ち着くことができる公園でした。少しの休息をした後、見えたのは勾配が急な階段でした。ここを上った先に何かあるのではと思い上っていました。上がった先は人一人が通れるほどの細道でそこから見えたのは佐井寺の街並みと前回眺望を見た道でした。道なりに進むと前回通った道と合流しました。近くに前回に写真だけ撮った地獄坂があったため、下りてみることにしました。写真でどれだけ勾配が急かを伝えるために、たくさん撮りましたが、難しかったです。降りた先には佐井寺会館があり、入り口に歴史が書かれていました。会館は当地区内に継承されてきた共有地の溜池「河田新池」を処分して建設されたものだそうです。佐井寺会館の横に公園があり、子どもたちが遊んでいて、地域の子どもたちが安心して遊べる所だと思いました。
 次に訪れたのは佐井寺です。前回佐井寺で出会った地元の方によると、事前に連絡すれば本堂を見せくれると言っていたので、今回事前に連絡して本堂に入らせてもらいました。中に入った瞬間に目に入ったのは金の装飾と厨子で、入った瞬間に圧倒されました。厨子には仏様が保存されていますが、訳あって現在別の場所に保存されているそうです。他にも厨子の左には行基、右には空海が祀られていました。帰る際に佐井寺の由来や行事・神様のことについての紙をもらったので、佐井寺についてさらに深く理解することができました。
 それから伊射奈岐神社に行きました。前回と反対の順番で回っていると、前回行かなかった道に看板と鯱をみつけました。一回目で見つけられなかった物を見つけていくのは面白かったです。そのまま前回遠くから見るだけだった西宝寺に向かいました。中に入ることはできませんでしたが、綺麗な釣鐘を近くで見られてよかったです。
 次に向かったのは佐井寺南が丘公園です。前回この公園には中国の四神がモチーフの物があると聞き実際に見てみました。前回説明を聞いた北の玄武は地面に亀のような模様、西の白虎は小さい犬のようなオブジェクトでした。他は私たちの予想ですが、東の青龍は龍のように細長く、アーチ状にできていました。南の朱雀は入り口が真ん中にあり、左右に孔雀のような羽がたくさんありました。言われないと分からないデザインですが、どういう意図を込めて作っているか、考えるのが楽しかったです。
 二回歩いてみて、佐井寺エリアの同じ場所でも一回目には見つけられなかった物や、前回得た知識からさらに深く理解することができました。

『二度の佐井寺まち歩きを経て』

国際観光学部3年 中村 初音
 6月1日、ゼミで2回目の佐井寺まち歩きに行きました。前回のまち歩き同様に、晴天で歩いていると汗が止まりませんでした。今回は、前回のコースとは違う道で、千里山・佐井寺図書館、佐井寺、佐井寺伊射奈岐神社、おかうずゐ池、西宝寺、佐井寺南が丘公園の順に歩いて回りました。その中でも図書館、佐井寺、南が丘公園はゆっくり時間をかけて見ることが出来ました。
 歩いて回っている中で、たくさんの植物や綺麗な花を見つけました。私が住んでいる泉大津では見かけたことのない花があり自然を感じることができて、とても癒されました。また、始めて歩く細い道や、長い階段を登ると前回と同じ道に出たり、新しい発見があったりして、道を変えて気づく点はたくさんありました。
 まず、前回入らなかった千里山・佐井寺図書館に入ると、とても落ち着いていて、ゆっくり本を楽しむのに最適な場所でした。昔の小学校の校舎の形を残しつつ、現代風に建て替えられていて、とても素敵であると同時に懐かしい気持ちになりました。また様々な年代の人々が本を読んでいて、子供スペースや、自習スペースもあり、多くの人が利用できる施設でした。
 次に、細い道を抜け、坂道を下った先に佐井寺がでてきました。今回は、1回目のまち歩きの時に佐井寺の中にある観音像を見せてもらうことができると地域の方に伺ったので、本堂を開けてもらいましたが、現在、観音様は佐井寺にはなく、傷みが激しく、環境が悪いため、吹田市立博物館に預かってもらっているとのことでした。ご住職が佐井寺の歴史や言い伝えについて話をして下さいました。本堂の右側には行基像、左側には空海像が祀られているそうで、有名な歴史上の人物なので、興味が湧きました。
 最後に行った佐井寺南が丘公園には、地理的に吹田市のほぼ真ん中に位置するという意味のモニュメント「吹田のへそ」がありました。この公園の雰囲気に溶け込んでいて、とても立派に感じました。また、幼い子供たちが遊具で楽しそうに遊んでいたり、ペットの散歩をしている人がいたり、運動をしているお年寄りの方などがいました。時間をかけて見ることで、どの年代の方も楽しめる「地域に優しい公園」だと気づくことが出来ました。
 2回目の佐井寺まち歩きをしてみて、前回気づくことの出来なかった植物や道の特徴、佐井寺の歴史など、1回だけでは気づけなかったたくさんの素晴らしい魅力を知ることができました。また、自分たちだけで行くことによって、興味を持った道や寺などをゆっくり見ることが出来たので、自分達のペースで佐井寺を学び、新しい魅力を発見することが出来て、とても良い経験となりました。

  

『歴史を感じた吹田』

国際観光学部3年  吉原 泰士
 私たちは、61日に2回目の大阪府吹田市内のまち歩きをしました。2回目のフットパスでは自分たちだけでまち歩きをしました。私たちは前回とは違う魅力を発見したいと思い、前回とは違うコースでまち歩きをしました。
 はじめに、千里山・佐井寺図書館に行きました。佐井寺図書館の外観は小学校の校舎を再現した西館と白壁の蔵をイメージした東館で作られていました。前回同様に遠くから見ると佐井寺図書館は小学校に見えました。そして今回は佐井寺図書館に入りました。図書館に入ると、たくさんの種類の本がありました。図書館では本を読んでいる人や奥に行くと机や椅子などがあり、勉強をしている人がたくさんいました。この図書館は老若男女問わず多くの人々が利用している図書館だと思いました。
 次に、佐井寺に行きました。佐井寺は真言宗の仏教寺院でした。境内には「佐井の清水」と呼ばれているものがありました。これは行基の祈願により湧き出た水として伝えられて、かつては「おかうずゐ池」に流されていたといい、佐井寺境内ではお香水と呼ばれていました。住職の方が観音様を見るのに本堂を開けてくれましたが、今は置いていませんでした。また機会があれば一度は佐井寺の観音像を見たいと思いました。そこで住職の方から佐井寺の歴史などを聞きしました。佐井寺は行基によって始められた歴史のある寺だと聞き、驚きました。
 その後、伊射奈岐神社に行きました。伊射奈岐神社は前回同様にとても綺麗な神社だなという印象を受けました。伊射奈岐神社は国生み神話に登場する天地創造の神のイザナギ、イザナミの二神を祭神とする聖地です。祭りの時期に盛り上がる神社と前回聞いたので、祭り時期にもう一度訪れたいと思いました。
 最後に、佐井寺南が丘公園に行きました。公園内には全長20mのローラー滑り台や小規模の遊具などたくさんの遊べる遊具がありました。また、園内にはグランドやバスケットゴールなどがあり、サッカーやバスケットボールの練習をしている子供達もいました。入り口付近には噴水があり、その日はとても暑かったので水遊びをして楽しんでいる子供達もいました。佐井寺南が丘公園は、子供から大人まで楽しめる便利な公園だと思いました。
 吹田市の街を2回歩いてみて、佐井寺の魅力を知る事が出来ました。佐井寺には歴史的な魅力を感じる建物がたくさんありました。図書館や公園などにも老若男女関わらずたくさんの方がいて、地域から愛されている街だと思いました。

  
 

『2度目の佐井寺まち歩き』

国際観光学部3年 中谷 賢斗
 私は6月1日、再び佐井寺の街を歩きました。2度目だったので阪急千里山駅の待ち合わせ場所は見覚えがありました。前回よりも気温が高くなっていて、少し歩くだけで汗をかきました。今回は前回とは違って、吹田まち案内人の方は同行せず、コースも自分たちで考えて別のルートで行きました。
  まず、千里山・佐井寺図書館に行きました。中に入ると、とても静かで本を選んだり、読んだりするのにとても良い場所だと感じました。また、子供スペースや自習スペースもあり、どの年代でも使用しやすい場所となっていました。昔は小学校の校舎で形は壊さず、現代風に建て替えられていて他の図書館とは全く別物だと感じました。
  次に、細い道や新しく見つけた道を歩いて佐井寺に行きました。今回は観音像を見せてもらうために住職が本堂を開けてくださいましたが、今はなくなっていて、吹田市立博物館に預かってもらっているそうです。今回は観音像を見ようと思っていたので、残念でした。しかし、住職が佐井寺の歴史を少し教えてくださいました。行基像や空海像が祀られていて、私でも知っている歴史上の人物だったので、関心を持ちました。
 そして、佐井寺伊射奈岐神社に行きました。前回と同じく、人はいなくて静かでゆったり見られました。神社などは、人が多いよりも少ない方が気持ちよく見て回れると思いました。絵馬が前回より少し増えていて、見覚えのある願い事やかわいらしい願い事を書いているものもあり、人々の願いが書かれた絵馬を見るのは飽きないと感じました。
 次に、西宝寺に行きました。地域に根ざした信仰の場として長い歴史を持ち、特に浄土宗の教えを伝える重要な場所となっていて、歴史的な建造物としても価値が高く、訪れる人々にとっては魅力的な観光スポットだそうです。しかし、私たちは中には入りませんでした。
 最後に、佐井寺南が丘公園に行きました。地域住民にとって憩いの場となっており、家族連れや散歩を楽しむ人々に親しまれています。公園内には豊かな緑が広がっており、遊具やベンチ、広場などが整備されており、子供たちが安全に遊べる環境が整っていました。また、ウォーキングやジョギングを楽しむための遊歩道も設置されていました。子供だけでなく、大人まで幅広い世代が楽しむことができる公園だと感じました。
 2度目の佐井寺まち歩きをして、前回行ってなかった場所にも行けたり、また同じところにいって前回では気づかなかったことを学ぶことができました。まち歩きをプライベートですることは特にないので、こういったフィールドワークで行けることで佐井寺の街に興味を持つことができたり、各地にある興味深い建物や歴史などを知ることができる良い機会だと思いました。
 
  

『再び吹田市を学ぶ』

 国際観光学部3年 中山 祥哉
 6月1日に2回目のフィールドワークとして吹田市を訪れました。以前と比べて気温が高く、大変だった印象が強く残りました。今回は吹田歴史まちづくりセンターの吹田まち案内人の方は同行せず、塩路ゼミ生のみで前回のルートと少し変えて吹田市を散策しました。
 最初に訪れたのは、千里山佐井寺図書館です。以前は前を通るだけだったのですが、今回は実際に中に入ることにしました。外装は改装されて現代風になっていますが、中は当時の造りのままで、雰囲気も良く、本を読んだり、勉強したりと利用者多く、人気でした。
 図書館を出て、次は佐井寺に向かいました。1回目のルートと少し変えて散策しました。新しい道を見つけたり、人が1人通るので精一杯の道を通ったり、楽しみながら歩きました。以前、佐井寺は説明を聞きながら、見るだけだったのですが、地域の人が住職に頼めば本堂を開けてくれて観音様を拝むことができると声をかけてくださったことを思い出し、頼みに行きました。開けてくれて中を見たのですが、現在、観音様はなかったです。しかし、佐井寺の住職の方から実際に佐井寺の歴史についての話を聞けて良い経験になりました。
 次に、伊射奈岐神社に行きました。拝殿前の狛犬は花崗岩製で畿内の狛犬は砂岩製が古く花崗岩製が新しい傾向がありますが、伊射奈岐神社の狛犬は古めかしい印象です。他の神社と違って佐井寺伊射奈岐神社は外装が比較的綺麗です。内装も気になったのですが、今回は入れませんでした。
 最後は、佐井寺南が丘公園に行くことにしました。ここはローラー滑り台や大型複合遊具、ちびっこ遊具などがあり、せせらぎ水路もあり、この日は暑かったので、子供達は水遊びをして楽しんでいました。フレッシュロードというのがあり、玉石を敷き詰めた、長さ26メートルの健康歩道です。靴を脱いで、子供と親が一緒に歩いていて微笑ましかったです。このように佐井寺南が丘公園は治安も良く、子供から大人にまで愛されている公園でした。
 2回目に吹田を訪れて思ったことは、吹田市は静かで落ち着いた雰囲気があり、住宅地が多く自然も豊かだということです。地元の人々が穏やかに暮らしている様子が感じられました。公園や散歩道も整備されており、のんびりとした時間が流れている印象です。特に木が多く、春の桜や秋の紅葉が美しく、散策するのに最適な場所だなと感じました。次は7月に吹田市で交流会があるので、私たちが学んだことを伝えたいです。
 

『吹田での散策を通して』

国際観光学部3年 前田 華花
 6月1日に塩路ゼミのフィールドワークで吹田市佐井寺を訪れました。私は1回目のフィールドワークを休んだので、真剣に取り組みました。当日はとても暑かったのですが、風が強かったので、歩いていてとても気持ちがよかったです。
 まず、吹田市立千里山・佐井寺図書館を訪れました。外観は全体が木で作られており、ジブリに出てきそうなひときわ目立つ建物でした。中に入ってまず見えたのは、とても大きい飾り物でした。近くに行ってよく見ると、子供たちが書いたであろう似顔絵やサッカーをしている少年の絵、寝転んでいる人の絵など、いろいろな状況の絵でした。遠くからこれを目にした私でもとても興味が沸くものでした。図書館は小学校を改装したもので懐かしい気持ちになりました。
 図書館を出て、宝塚南遊園を通って佐井寺に向かいました。佐井寺に行くまでにとても急な階段や家と家の隙間の細道を通ったりしました。自転車に乗っていた人は自転車から降りてこの坂を上っていました。佐井寺に到着したら40段ぐらいの急な階段が待っていました。階段にはカブトムシがいて夏を感じました。佐井寺は住宅街の中にあるにもかかわらず、私が思っていたよりとても大きく立派な寺でした。佐井寺の住職さんに本堂の中の扉を開けてもらいました。住職さんが佐井寺の歴史や、中の塗香の物語や五鈷杵などいろいろなものについて話してくれました。佐井寺は、孝徳天皇によって建てられました。735年、行基によって七堂伽藍と六十余の僧院から成ったものです。戦国時代に、数回戦火によって燃えましたが、天文二年に一部回復しました。これを復興させようとした人が前田さんという方です。前田さんの夢に観音様が現れ、「あなたが寺を建て直せ」といわれ、前田さんが建て直したそうです。昔ある人が、佐井寺の水で目を洗ったところ目がよくなったことから、目がよくなる寺としても知られています。現在の観音像は仮のもので、本物は吹田市立博物館に厳重に保管されているそうです。その右には行基の像があり、左には空海の像が飾られていました。佐井寺は私が思ったよりも、歴史が深い寺であることがわかりました。
 佐井寺の後は、佐井寺南が丘公園に行きました。この公園には、子供たちが水遊びできる噴水や足ツボ、大きな遊具がありました。公園の入り口は4つあり、それぞれの地面には動物の柄が描かれていました。また、公園の中にロケットのようなモニュメントもあります。これは「OMPHALOAS—生命の誕生」と呼ばれるもので、この場所は吹田市のほぼ中心であることから建てられたそうです。吹田市の中心にある公園なだけあって、子供だけでなくお年寄りの方も多く見られました。
 佐井寺のまち歩きフィールドワークを通して、吹田の街の魅力を知ることができました。その中で、あまり注目することのないところに注目したり、普段歩かない道を歩いたり、非日常体験をした気分になりました。普段目を向けないところに目を向けて生活してみるのもおもしろいなと思いました。