学生の活動報告

清水ゼミ 4年生 前垣内紅見

 今回、初めて「学生と旅行会社でつくる海外旅行企画」というイベントに参加しました。これは関西国際空港を発着地とした海外の旅行プランを学生と旅行会社で考えていくイベントです。私は元々、旅行プランを考えることに苦手意識を持っていたため、先生から声をかけていただくまで参加意欲がありませんでした。また、ツアー旅行に参加した経験もなかったため、本当に未知の経験でした。ですが、苦手克服と新しい事に挑戦してみたいという思いからイベントに参加することを決めました。
 旅行プランを考えるうえで軸としたことは、私がしてみたいこと・経験してみたいことを詰め込むことです。これらのことを前提として旅行先や日程、旅行目的などをゼロから形にしました。作成したプランは、オーストラリアを舞台として先住民族アボリジニの伝統や生活について知ること、経験することを目的とする旅です。私自身がオーストラリアに行ったことがなかったため、プランを組み立てていく中で情報収集に最も時間をかけました。わからないことを徹底的になくしていき、既存の商品にない旅行プランを考えました。その結果、考えたプランが一次予選を通過し、最終発表への出場権を得ました。最終発表に向けて、旅行会社の東武トップツアーズの方が一名担当として付いてくださいました。最終発表に向けて、旅行会社の方と旅行プランをより良くするために話し合いを重ねました。面白さや特別さ、ただ“行くだけ”の旅行にならないことを常に意識して作業を行いました。最終的に、アクティビティやエスニックな体験が盛り沢山の旅行プランが出来上がりました。盛り沢山のプランの中にも、一日フリーの日を作るなど自由な旅となることも意識しました。
 最終発表はグランフロント大阪で開催され、出場者は8組でグループとして参加している方々がほとんどでした。約50名の前で発表をすることは非常に緊張しましたが、今までやってきたこと、考えた旅行プランに自信を持ち練習通りに発表することができました。賞を受賞することは出来ませんでしたが、満足のいく旅行プランを作ることができたと感じています。他の方々の発表を聞き、旅行プランやパワーポイントの作り方、発表の仕方まで皆さんがたくさんの工夫をされていることを体感し、その点でも新しい発見や学びが得られました。沢山の人の前で発表すること、ゼロから旅行プランを考えることが良い経験となり、イベント全体を通して今後に活かしていきたいと思える経験となりました。