教員からのごあいさつ
本記事をご覧いただき、ありがとうございます。
またも年度内に間に合いませんでしたが、昨年度(2024年度)の私の研究室(以下「ゼミ」)の活動報告を行います。昨年10周年を迎えた本ゼミでは、各学年でそれぞれ現地調査(フィールドワーク、以下「FW」)を計画し、授業ではそれに基づいて課題探求を行います。
前期(4~9月)は映画作品などの舞台を巡るガイドツアーを組んで「作品観光研究」を行い、後期(10~3月)は特殊な観光資源をもつまちに出向いて、「テーマ観光研究」を行っております。ゼミ生には、どちらの研究においても、ゲストが快適に楽しめるためにはどのような工夫が必要であるかを、多様な角度から追究してもらいます。
昨年度は、まず7月に作品観光研究として、ドラマ「たとえあなたを忘れても」とアニメ「FATE」の舞台を巡るガイドツアーを企画し、両作品の舞台である神戸のまちを案内してもらいました。また10月には、「サマータイムレンダ」の作品世界を追体験するツアーを企画し、こちらは和歌山市加太と友ヶ島をみなで巡りました。
後期のテーマ観光研究では、3回のゼミ生が12月にお茶のまちとして名高い京都府宇治を訪れました。飲み物として味わう以外に、まちでなにかお茶好きの人たちが楽しめるような取組みがされているのか、それを調べる目的で現地に赴きました。7月に、新たに研究室に入った2回生11名生も、春休みに、かるたの聖地として知られる滋賀県大津市近江神宮にて、同様のFWを行いました。
またも年度内に間に合いませんでしたが、昨年度(2024年度)の私の研究室(以下「ゼミ」)の活動報告を行います。昨年10周年を迎えた本ゼミでは、各学年でそれぞれ現地調査(フィールドワーク、以下「FW」)を計画し、授業ではそれに基づいて課題探求を行います。
前期(4~9月)は映画作品などの舞台を巡るガイドツアーを組んで「作品観光研究」を行い、後期(10~3月)は特殊な観光資源をもつまちに出向いて、「テーマ観光研究」を行っております。ゼミ生には、どちらの研究においても、ゲストが快適に楽しめるためにはどのような工夫が必要であるかを、多様な角度から追究してもらいます。
昨年度は、まず7月に作品観光研究として、ドラマ「たとえあなたを忘れても」とアニメ「FATE」の舞台を巡るガイドツアーを企画し、両作品の舞台である神戸のまちを案内してもらいました。また10月には、「サマータイムレンダ」の作品世界を追体験するツアーを企画し、こちらは和歌山市加太と友ヶ島をみなで巡りました。
後期のテーマ観光研究では、3回のゼミ生が12月にお茶のまちとして名高い京都府宇治を訪れました。飲み物として味わう以外に、まちでなにかお茶好きの人たちが楽しめるような取組みがされているのか、それを調べる目的で現地に赴きました。7月に、新たに研究室に入った2回生11名生も、春休みに、かるたの聖地として知られる滋賀県大津市近江神宮にて、同様のFWを行いました。
ドラマ「たとえあなたを忘れても」・アニメ「FATE」舞台探訪 —神戸まちあるき 24/07/06
まずは、3回生の夏の作品観光についてです。候補地の選定について、質問されることがあるのですが、基本的には私はノータッチで、学生がプレゼン大会をし、そのなかで最も評価を得た作品の舞台を、ゼミの課題作品として巡ることになります。今年もいくつかの作品が候補に挙がりましたが、評価が割れ、たまたま上位の作品がともに神戸を舞台としていたことから、変則的ですが、今年は二つの作品の舞台を巡るツアーを組んでみようということになりました。そのため、1日の内容はやや多めになりました。
先に訪れたのは、ドラマ「たとえあなたを忘れても」の舞台となった神戸市東灘区の石屋川です。この辺りは、黙っていても画になる美しい街並みです。近隣には、「火垂るの墓」の記念碑が立つ石屋川公園もあります。駅から少し歩いたところに、舞台となった神戸市立御影公会堂があり、土曜日にもかかわらず、担当職員の方が開けてくださり、中を見させて頂くことができました。ホストの学生が事前にコンタクトを取ってくれていたので、スムーズに見学を進めることができました。あらためて、神戸市立御影公会堂様におかれましては、その節は大変お世話になりました。その他、作中で主人公たちが初めて出会うキッチンカーの場面などについても、学生が解説を交えながら、それぞれの現場で案内してくれました。その後、電車に乗り、また別の舞台であるメリケン波止場に移動。7月の暑い日で、駅から歩くには少し距離がありましたので、このときは熱中症が心配でした。現場判断で、近くのコーヒーショップに立ち寄り、皆をクールダウンさせましたが、こういう経験もガイドツアーを実施する上では、よい経験になったと思います。
そのあとは、「FATE」の舞台となった三宮に移動。北野異人館に向かいました。異人館も、ひとつの観光施設として見学するより、アニメの世界観と重ね合わせてみることで、異なる趣きが感じられます。ただ、神戸はとにかく坂が多いので、疲労した身体にはなかなか大変でした。
すべての旅程が終わったのは、18時前だったかと思います。内容が濃かった分、すこし予定より遅くはなりましたが、十分楽しめました。そのあとは、もちろん打ち上げです。いろんな学年の学生が一同に会し、たいへん盛り上がりました。ホストのみなさん、準備から実践まで、ご苦労さまでした。
先に訪れたのは、ドラマ「たとえあなたを忘れても」の舞台となった神戸市東灘区の石屋川です。この辺りは、黙っていても画になる美しい街並みです。近隣には、「火垂るの墓」の記念碑が立つ石屋川公園もあります。駅から少し歩いたところに、舞台となった神戸市立御影公会堂があり、土曜日にもかかわらず、担当職員の方が開けてくださり、中を見させて頂くことができました。ホストの学生が事前にコンタクトを取ってくれていたので、スムーズに見学を進めることができました。あらためて、神戸市立御影公会堂様におかれましては、その節は大変お世話になりました。その他、作中で主人公たちが初めて出会うキッチンカーの場面などについても、学生が解説を交えながら、それぞれの現場で案内してくれました。その後、電車に乗り、また別の舞台であるメリケン波止場に移動。7月の暑い日で、駅から歩くには少し距離がありましたので、このときは熱中症が心配でした。現場判断で、近くのコーヒーショップに立ち寄り、皆をクールダウンさせましたが、こういう経験もガイドツアーを実施する上では、よい経験になったと思います。
そのあとは、「FATE」の舞台となった三宮に移動。北野異人館に向かいました。異人館も、ひとつの観光施設として見学するより、アニメの世界観と重ね合わせてみることで、異なる趣きが感じられます。ただ、神戸はとにかく坂が多いので、疲労した身体にはなかなか大変でした。
すべての旅程が終わったのは、18時前だったかと思います。内容が濃かった分、すこし予定より遅くはなりましたが、十分楽しめました。そのあとは、もちろん打ち上げです。いろんな学年の学生が一同に会し、たいへん盛り上がりました。ホストのみなさん、準備から実践まで、ご苦労さまでした。
アニメ「サマータイムレンダ」舞台探訪—和歌山市加太まちあるき 24/10/5
3回のゼミ生の別班は、10月にアニメ「サマータイムレンダ」の舞台巡りツアーを企画し、実施しました。本来は9月の夏休み期間に実施予定でしたが、実施直前に、予定日が友ヶ島汽船の運休日に当たることが判明し、あわてて10月に変更しました。急な日程変更でホスト間でさえ調整が難航し、むろん来れなくなったゲストも少なくなく、この点は大いに反省しなければいけません。
さて、「サマータイムレンダ」はこれまでしばしば候補には挙がっておりましたが、本年ようやく舞台巡りの開催に至ることができました。なかなか実施に至らなかった理由の一つに、大阪からの距離の問題がありましたが、実際に行ってみると、南海和歌山市駅から加太駅まで電車で25分ほどで、紀ノ川駅から乗ればさらに近いです。しかも、南海加太線は、車内が魚のレイアウト等で楽しめる形になっており、車窓の風景もよく、時間を感じさせません。
ツアーは、まず加太駅周辺の散策から始まりました。作品に出てくる小学校や、印象的な三叉路、ヨモギ餅のお店などをテンポよく回り、これだけでも十分に作品世界を感じられます。その後、船に乗って、友ヶ島に渡る段取りでしたが、乗船まで時間がありましたので、近隣の淡島神社に立ち寄りました。後で聞いた話では、立派なお社ですが、人形の供養で有名な神社らしく、夜はすこし怖い場所とのことでした。
そして、船で15分ほど揺られますと、友ヶ島に着きます。10年ほど前に一度訪れたことがありますが、そのときはなかったか、あるいは気が付かなかった軽食の取れるお店が、下船してすぐの場所に見えましたので、みなで昼食をいただきました。大量注文となりますので、待ち時間がありましたが、その間も、波の音とそよぐ風で、何とも言えぬ心地よさを感じました。
そのあとは、時間の許す限り、島内を巡りました。作品の中で印象的に描かれている松をはじめ、砲台跡など、他の作品との関連等も交えながら、学生が一生懸命案内してくれました。元気の余っている学生は、他の場所も回り始めましたが、私と女子学生たちは最短ルートで港へ。その後、無事、合流して、帰阪しました。事前にコースの下見まで実施してくれた学生たちを労いたいです。
さて、「サマータイムレンダ」はこれまでしばしば候補には挙がっておりましたが、本年ようやく舞台巡りの開催に至ることができました。なかなか実施に至らなかった理由の一つに、大阪からの距離の問題がありましたが、実際に行ってみると、南海和歌山市駅から加太駅まで電車で25分ほどで、紀ノ川駅から乗ればさらに近いです。しかも、南海加太線は、車内が魚のレイアウト等で楽しめる形になっており、車窓の風景もよく、時間を感じさせません。
ツアーは、まず加太駅周辺の散策から始まりました。作品に出てくる小学校や、印象的な三叉路、ヨモギ餅のお店などをテンポよく回り、これだけでも十分に作品世界を感じられます。その後、船に乗って、友ヶ島に渡る段取りでしたが、乗船まで時間がありましたので、近隣の淡島神社に立ち寄りました。後で聞いた話では、立派なお社ですが、人形の供養で有名な神社らしく、夜はすこし怖い場所とのことでした。
そして、船で15分ほど揺られますと、友ヶ島に着きます。10年ほど前に一度訪れたことがありますが、そのときはなかったか、あるいは気が付かなかった軽食の取れるお店が、下船してすぐの場所に見えましたので、みなで昼食をいただきました。大量注文となりますので、待ち時間がありましたが、その間も、波の音とそよぐ風で、何とも言えぬ心地よさを感じました。
そのあとは、時間の許す限り、島内を巡りました。作品の中で印象的に描かれている松をはじめ、砲台跡など、他の作品との関連等も交えながら、学生が一生懸命案内してくれました。元気の余っている学生は、他の場所も回り始めましたが、私と女子学生たちは最短ルートで港へ。その後、無事、合流して、帰阪しました。事前にコースの下見まで実施してくれた学生たちを労いたいです。
3回生テーマ観光「特色ある観光資源をもつまち」現地調査—お茶のまち「京都府宇治市」 24/12/0
ここからは3回生ゼミの、テーマ観光の現地調査についてです。今回は、宇治茶で有名な京都府宇治市をみなで訪れました。
宇治も、本学に着任してすぐ、源氏物語の舞台巡りで、一度訪れたことがあります。京都には、東山、嵐山などさまざまな観光名所がありますが、京都市内から少し離れた宇治の美しさもまた格別で、京都がもつ観光地としてのすごみのようなものを、あらためて感じさせられます。
今回は、源氏物語から視点を変えて、お茶のまちとして、どのような取り組みがなされているかを調査します。まず、JR宇治駅を降りますと、駅前には大きな茶壷のオブジェがあります。少し周りを見回すと、全体的に緑色が目に付くように思われます。京阪沿線という印象が強いため、かとも思いましたが、バスもお茶のまち宇治を謳うラッピングカーが走っていたり、自動販売機も緑色に塗られていたりと、想像以上にお茶のまちとして統一感のあるまちでした。
肝心の現地調査ですが、予定では最初に駅近くの観光案内所でヒアリング調査を計画しておりましたが、残念ながらご担当者の方が不在ということで、京阪宇治駅の観光案内所に向かうことにしました。その途中で渡った宇治橋には、橋の上の植え込みでお茶が栽培されていることを学生が気づいてくれました。宇治ならではの光景です。
京阪宇治駅の観光案内所ではさまざまなまちの情報を入手し、窓口の方に少しお話を伺いました。そのあとは、学生が二手のグループに分かれて、お茶に関連するものを探すローラー調査を実施しました。
宇治川の周辺は、お茶の香りが際立ち、お茶ストリートのような活況を呈していました。これまで、いくつもの特殊な観光資源をもつまちを、ゼミ生たちとともに訪れてきましたが、そのなかでも宇治は、「お茶」をうまく前面に押し出したまちで、その統一感では上位に入るように感じられました。ローラー調査では、何がどこにあったのかを、学生に記録させますが、ある地域では、地図が印で染まり上がるほど、至るところにお茶関連のものがありました。もちろんお茶屋さんも、とても多かったです。
夕方に、お茶の資料館である「茶づな」を訪れ、こちらもお茶の歴史を楽しみながら学べる、よい施設だと感じられました。最後は、宇治茶をいただいて、FWを終了しました。学生にとっては、ダイナミックなまちづくりを肌で感じられる、よい現地調査になったと思います。
宇治も、本学に着任してすぐ、源氏物語の舞台巡りで、一度訪れたことがあります。京都には、東山、嵐山などさまざまな観光名所がありますが、京都市内から少し離れた宇治の美しさもまた格別で、京都がもつ観光地としてのすごみのようなものを、あらためて感じさせられます。
今回は、源氏物語から視点を変えて、お茶のまちとして、どのような取り組みがなされているかを調査します。まず、JR宇治駅を降りますと、駅前には大きな茶壷のオブジェがあります。少し周りを見回すと、全体的に緑色が目に付くように思われます。京阪沿線という印象が強いため、かとも思いましたが、バスもお茶のまち宇治を謳うラッピングカーが走っていたり、自動販売機も緑色に塗られていたりと、想像以上にお茶のまちとして統一感のあるまちでした。
肝心の現地調査ですが、予定では最初に駅近くの観光案内所でヒアリング調査を計画しておりましたが、残念ながらご担当者の方が不在ということで、京阪宇治駅の観光案内所に向かうことにしました。その途中で渡った宇治橋には、橋の上の植え込みでお茶が栽培されていることを学生が気づいてくれました。宇治ならではの光景です。
京阪宇治駅の観光案内所ではさまざまなまちの情報を入手し、窓口の方に少しお話を伺いました。そのあとは、学生が二手のグループに分かれて、お茶に関連するものを探すローラー調査を実施しました。
宇治川の周辺は、お茶の香りが際立ち、お茶ストリートのような活況を呈していました。これまで、いくつもの特殊な観光資源をもつまちを、ゼミ生たちとともに訪れてきましたが、そのなかでも宇治は、「お茶」をうまく前面に押し出したまちで、その統一感では上位に入るように感じられました。ローラー調査では、何がどこにあったのかを、学生に記録させますが、ある地域では、地図が印で染まり上がるほど、至るところにお茶関連のものがありました。もちろんお茶屋さんも、とても多かったです。
夕方に、お茶の資料館である「茶づな」を訪れ、こちらもお茶の歴史を楽しみながら学べる、よい施設だと感じられました。最後は、宇治茶をいただいて、FWを終了しました。学生にとっては、ダイナミックなまちづくりを肌で感じられる、よい現地調査になったと思います。
2回生テーマ観光「特色ある観光資源をもつまち」現地調査—かるたのまち「滋賀県大津市近江神宮」 25/04/04
2回生は、初めてのFWとして、かるたを観光資源としたまち滋賀県大津市近江神宮を訪れました。2回生のFWは、行き先の選定やその下調べのために、11月から準備を始めますが、今回は学生間で行き先の調整に難航し、ようやく決まったのは春休み間際でした。今までそのような経験はあまりなかったのですが、考えてみると、彼らもこの夏に初めて顔を合わせた学生同士なので、起こり得ることなのだなと思いました。毎年、いろんなタイプの学生が集まり、同じ指導が通用しません。教員としても、よい勉強になります。
そのような経緯で、ようやく決まった近江神宮ですが、じつは昨年、作品観光で訪れた場所でしたので、個人的にはどうかなという思いもありましたが、FWの目的が異なりますし、やはり学生が決めたことを尊重すべきとの思いから、実施することにしました。季節が異なると、見る風景も異なります。
現地調査自体は、2回生は初めてでしたので、旅程は、私がコーディネートしました。オーソドックスに、ヒアリング調査と駅周辺の調査、そして関連施設の見学を内容としました。まず、「かるたの聖地」のHPを作成されている、びわ湖大津観光協会にお邪魔しました。突然の訪問にもかかわらず、学生の質問に丁寧に答えてくださり、誠に痛み入りました。こちらの施設は高台にあるのですが、当日は天気も良く、桜越しに見る琵琶湖は絶景でした。
そのあと、京阪電車に乗って近江神宮前駅へと移動し、駅周辺にかるたに関連するものがどれくらいあるかをローラー調査、さらに近江神宮へと進み、参拝し、境内にある近江勧学館を見学させていただきました。この日はたまたま、近隣の高校生たちによるかるたの試合が開催されており、その熱気を目の当たりにし、圧倒されました。
最後に、お茶屋さんで、みなでおだんごを食べて、この日の調査は終了。初めてのFWで、学生たちは歩き疲れたと言っていましたが、現地調査は歩きが基本なので、そこはこれからも覚悟してください。あとは、授業で、調査報告をまとめていきます。みなさん、まことにお疲れ様でした。
そのような経緯で、ようやく決まった近江神宮ですが、じつは昨年、作品観光で訪れた場所でしたので、個人的にはどうかなという思いもありましたが、FWの目的が異なりますし、やはり学生が決めたことを尊重すべきとの思いから、実施することにしました。季節が異なると、見る風景も異なります。
現地調査自体は、2回生は初めてでしたので、旅程は、私がコーディネートしました。オーソドックスに、ヒアリング調査と駅周辺の調査、そして関連施設の見学を内容としました。まず、「かるたの聖地」のHPを作成されている、びわ湖大津観光協会にお邪魔しました。突然の訪問にもかかわらず、学生の質問に丁寧に答えてくださり、誠に痛み入りました。こちらの施設は高台にあるのですが、当日は天気も良く、桜越しに見る琵琶湖は絶景でした。
そのあと、京阪電車に乗って近江神宮前駅へと移動し、駅周辺にかるたに関連するものがどれくらいあるかをローラー調査、さらに近江神宮へと進み、参拝し、境内にある近江勧学館を見学させていただきました。この日はたまたま、近隣の高校生たちによるかるたの試合が開催されており、その熱気を目の当たりにし、圧倒されました。
最後に、お茶屋さんで、みなでおだんごを食べて、この日の調査は終了。初めてのFWで、学生たちは歩き疲れたと言っていましたが、現地調査は歩きが基本なので、そこはこれからも覚悟してください。あとは、授業で、調査報告をまとめていきます。みなさん、まことにお疲れ様でした。
おわりに—卒業式 25/03/19
この春には9期生が卒業しました。この代は優秀な学生が多く、就職も早々に決まる学生が多かったです。2年半の授業の最終回には、いつもみなにスピーチをしてもらうのですが、この代の学生が口を揃えて言っていたのが、ゼミの居心地が良かったということと、ゼミの仲間たちにオンとオフのメリハリがあって良かったということでした。たしかに、課題もFWもよく頑張ってくれたと思います。授業評価アンケートも、例年何人かからは普通の評価を受けるのですが、今年は全員から大変良かったの評価を受けました。ゼミという場は、教員の努力だけではどうにもならない部分が多く、あくまで学生たちで、よい雰囲気を作ろうとしないとうまくいきません。その点、この代は、突出したリーダーシップを発揮する学生はいなかったものの、抑制が効いていて、相互のフォローもでき、理想に近い学びの環境ができていたのかもしれません。その分、卒論も要求が高くなってしまい、文句も言われましたが、最後まで手直ししてくれて、大変満足しております。
その甲斐もあってか、本学部では毎年2月に、卒業研究発表会が行われるのですが、今年は本ゼミの学生がプレゼン部門の大賞を受賞することができました。12月に卒論を提出して、休む間もなく、この発表会の資料づくりに取り掛かり、発表の練習もたくさんしてくれた君に心からおめでとうと言いたいです。故郷のホテルに就職が決まったとのこと、きっとこれからも大いに活躍してくれることと思います。他の4回生のみなさんも、申し添えるような形になって恐縮ですが、たくさんの思い出をありがとうございました。卒業式の日にいただいたメッセージ入りの色紙は、研究室に飾らせてもらいます。今までどおり、元気に頑張ってください。卒業おめでとう!
以上で、今年度の活動報告はおしまいです。乱筆乱文失礼しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
その甲斐もあってか、本学部では毎年2月に、卒業研究発表会が行われるのですが、今年は本ゼミの学生がプレゼン部門の大賞を受賞することができました。12月に卒論を提出して、休む間もなく、この発表会の資料づくりに取り掛かり、発表の練習もたくさんしてくれた君に心からおめでとうと言いたいです。故郷のホテルに就職が決まったとのこと、きっとこれからも大いに活躍してくれることと思います。他の4回生のみなさんも、申し添えるような形になって恐縮ですが、たくさんの思い出をありがとうございました。卒業式の日にいただいたメッセージ入りの色紙は、研究室に飾らせてもらいます。今までどおり、元気に頑張ってください。卒業おめでとう!
以上で、今年度の活動報告はおしまいです。乱筆乱文失礼しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。