2024年7月6日(土)J-GREEN堺で青年会議所が主催するJCカップU-11少年少女サッカー大会大阪予選が開催されました。赤阪ゼミ、早乙女ゼミ、江原ゼミに加えて有志のメンバーで、社会連携活動の一環として大会の審判・運営として参加してきました。
 この大会では「グッドルーザーの精神」(=たとえ勝負に負けたとしても相手を称えられる強く前向きな心)を伝え、道徳心を持った自立した人財を育みます。「親切心を世界へ」をテーマとして挙げていて大会側からグリーンカードを支給していただきスポーツマンシップに則ったプレーやフェアプレーが出た際にグリーンカードを出して、選手たちは最後に表彰されていました。このグリーンカード制度によって怪我で傷んでいる相手や試合に負けた相手に手を差し伸べるシーンを見受けられました。そのような姿を見て相手を尊重してサッカーを楽しむことを子どもたちから学べました。
報告者:白木 翔也(流通学部2年)

活動の様子

  • 大会に参加していただいた子供たちと集合写真。

  • 阪南大学の学生で審判を務めました。審判服も着用。試合中にはJリーグでも使用されているコミュニケーションシステムを装着しました!

  • 普段着ることのない審判服とコミュニケーションシステム。みんな似合ってました!

  • 初めて審判からの視点でサッカーを見て、普段感じられない楽しさを味わえました。

学生コメント

山内 さくら (流通学部2年)
今回の活動では初めてインカムをつけました。今までJリーグやワールドカップなどの大きな大会で審判のみなさんがインカムをつけている理由がよく分かっていませんでしたが、今回の活動で理解することが出来ました。主審からの視点・判断とグラウンド外からの視点・判断が異なっていたり、2人で相談し合いながらすることでより良い判断が出来たのではないかと感じました。
 
加藤 ひより (流通学部2年)
今まで私は選手としてしかプレーしたことがありませんでしたが、今回審判をやってみて審判の視点や楽しさが分かりました。選手の邪魔にならないようなポジションを取ったり、自分の意見を曲げずにジャッジしたりすることが大切なんだなと思いました。
 
渡瀬 颯太 (流通学部2年)
審判の活動をしてやりがいを感じたのは、子どもたちが必死になってプレーしているのを見られたことです。難しかったのはファールを取るべきか取らなくてもいいかの際どいジャッジをするのが難しかったです。次回に活かせると思うことは立ち止まって見ているだけでなく審判をしながらでも走って際どいところも見られるようにしたいと思っています。今回みたいな貴重な体験を大事にしたいと思いました。
 

連携先コメント

中村 周平さん
(公益社団法人日本青年会議所近畿地区大阪ブロック協議会 おもろい大阪魅力発信委員会)

 私たちの団体は、役職者も単年度制で毎年組織図が大きく変動するのですが、その中でもこの事業については核になる継続した仕組みを作りたいと考え、昨年の事業担当者より早乙女先生をご紹介いただき、今回の連携に繋がりました。
 最初は、こちらの設えの中で何をしていただけるのか、という出発点からお互いにアイデアを出し合っていましたが事業が始まると試合中の細かい規則や進行について何が最善かを話し合い、一体となって事業を作れたように感じました。
 参加いただいた学生さんたちへの細かいケアは引率いただいた先生方に任せっぱなしで恐縮ですが、この機会を前向きに捉えていただいていたようでとても有難いです。来年以降に関係を引継げるよう体制を取りますのでまた是非よろしくお願いいたします!

教員コメント

経営学部 赤阪 修

 灼熱のJ-GREEN堺で子どもたちが生き生きとプレーする姿が印象的でした。学生たちは審判という立場を通して、子どもたちの「グッドルーザー」のふるまいや、相手を思いやる「リスペクト」の気持ちを感じ取ることができたでしょうか。当日は明治安田J3リーグで使用されているB-ERAのコミュニケーションシステムを使用して本格的に審判を体験しました。
 昨今の勝利至上主義から脱したスポーツ本来の価値を感じ、教育的な観点によるこうした大会が増えることをわれわれも心から期待しています。同時に、学生たちがこうした大会に審判や運営という立場で関わることで、スポーツマネジメントスキルの素養が根付いていくことを期待しています。
 これからもJCの皆様とともに大阪の魅力を発信し続けられるような取り組みを実施していきたいと思います。本大会を担当していただいた中村さん、竹谷さん、そして現地でご対応いただいたJCの皆様、はつらつとしたプレーを展開した選手とチーム関係者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。