流通学部2年 森本 彩椰

 2024年10月17日(木)のスポーツビジネス論の講義にゲスト講師として、スポーツコンサルタントの齋藤玄さんにリモートでご登壇いただきました。齋藤さんは、早稲田大学で選手兼コーチとして活動し、卒業後は塩釜FCやFC東京などでサッカー指導者として活躍されました。その後、株式会社リソー教育グループに入社して管理・運営としてのキャリアを積み、現在はReal Madrid Foundation Football School Japanで活動されています。Real Madrid Foundation Football School Japanは、子どもたちが自分で考え、自分で行動するようになるためのサッカースクールです。通常トレーニング以外では、子どもたちの夢や未来の可能性を広げるために、サッカー通じた特別な体験を経験させる活動を実施しています。
 日々学び続けている齋藤さんが、幼少期からどのようにサッカーに携わってきたのか、現在取り組まれている活動についてご紹介いただきました。

 
  • 齋藤さんの成長(サッカーとの関わり)

  • Real Madrid Foundation Football School Japanの指導原理

  • 通常トレーニング以外の活動内容

  • 10000時間の法則について

  • お忙しいところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。

学生コメント

延川 莉子さん
 最初にサッカーを始めたきっかけは親の影響でしたが、それが将来に大きく繋がっていることを聞いて努力は必ず報われるという言葉を思い出しました。また同じ場所に居続けないという点で現在でも自分に投資しているという言葉がとても響きました。私は将来の自分のためにどう動けているかを考えた時にできていないと感じました。就職活動を早めに始めた方が自分のためになるとは思いますができずにいるため、将来の自分への投資だと思って踏み出せればいいなと思いました。投資なのかそうじゃないのかが判断軸という考え方を最後に聞いて私にはなかった考え方で尊敬できる点でした。
 
福田 真奈さん
 10000時間の法則、1つの分野でプロになるためにはおよそ10000時間の練習、学習などが必要ということはSNSで1度見たことはあるのですが、改めて聞いて今何も行動しなければ時間だけが過ぎて本当だったら達成できたかもしれない出来事も達成出来なくなるかもしれないと考えると、もう今から始めても遅いくらいだと思うので何か行動しなければと焦りを感じました。
 普段から自分と向き合って自分のためになること、相手のためになることを考えて行動されているのがとても素敵だと感じました。
 
森 里緒奈さん
 昔スヌーピーが好きで、名言集をよく読んでいたことをふと思い出しました。スヌーピーの言葉には、シンプルながらも深いメッセージが込められていて、時には学びになり、前向きな気持ちになれることが多いです。久しぶりにその名言を見直してみようかなと思いました。最近の子供たちは、親に「やらされている」ことが多い気がします。自分の意思で何かを始めたいと思って、挑戦する機会が少ないのかもしれません。私自身も、親はスポーツが得意ではなかったこともあって、スポーツとは縁がなく育ちましたが、ピアノが好きだった親の影響でピアノを習わされていました。でも、上のレベルを目指すことを求められていたため、逆にピアノが嫌いになり、最終的には辞めてしまいました。もし自分の意思で始めていたら、もっと楽しめたかもしれないし、今とは違った未来があったのかもしれないなと思うことがあります。
 
 

教員コメント

赤阪 修

 玄さん(リスペクトを込めてこう呼ばせていただきます)とは卒業以来15年以上ぶりに連絡を取らせていただきました。SNSを通じて世界各国で「スポーツ」を通じて活躍していることは認識していましたが、詳細は知りませんでした。
 玄さんは当時プロサッカーコーチをされているときから、トレーニングメニューに縛られない独自の感性と何より子どもたちとの愛のあふれる絶妙な触れ合いが印象的でした。そんな玄さんがプロサッカークラブを離れてどんな活動をし、その裏にはどんな思いや信念があるかを本日は垣間見ることができました。レアルマドリード・ファンデーションの素敵な理念や、ともに働く人々との感性が掛け合わされ、スポーツのビジネスにとどまらない無限の可能性に学生たちは触れることができたのではないでしょうか。
 こうして改めてつながれたことを大切にし、次回はオフラインでともに(大学の同級生の上赤坂先生も一緒に!?)活動できることを楽しみにしています。ありがとうございました。これからも永いお付き合いをよろしくお願いいたします。