流通学部2年 杉森 隼人

 2024年11月14日(木)のスポーツビジネス論の講義のゲスト講師として、元Jリーガーで現在は大和財託に勤務している阿部陽輔さんにご登壇していただきました。阿部陽輔さんは元JリーガーでありそのJリーガーというのがファーストキャリアであり、セカンドキャリアには大学に編入して研究者となり加えてボクサーを経験し、最後のサードキャリアにおいては大和財託でコンサルタントとして活躍しています。

 元プロスポーツ選手がセカンドキャリアからサードキャリアまで成功させるには非常に難しく、日本だけではなく海外でも元プロ選手が自己破産してしまうという話はよく耳にします。元プロスポーツ選手のセカンドキャリアからサードキャリアまでを自分の納得いく形でもっていくためにはどのようにすればよいかを話してくれました。
 

  • 阿部陽輔さんの経歴

  • プロサッカー選手の現状

  • キャリア形成の一例、付加価値を高めることが重要

  • 阿部さんは各キャリアで「チャレンジ」を言い聞かせてきた

学生コメント

寺田 帆海さん
 この講義を受講して、最初はプロアスリートなので、偏見だが年収は高いと思っていました。しかし、思っていたよりだいぶ低く、でもその覚悟で転職をして仕事をしていると考えたらやりたいことを仕事にするのはそれを嫌いになる可能性もあるし覚悟がいるし簡単なことでは無いと感じました。教員免許や指導者のライセンスを取ったり、将来のセカンドキャリアの可能性を広げるために色々なところにチャレンジする努力は必要だと思いました。
 
古平 七海さん
 チャレンジをすることで新しい自分と出会えるという言葉を聞いて、確かにそうだなと思いました。何も挑戦せずにそのままで過ごしていたら、自分の得意なことや苦手なことに、新しく気付くこともできないし、楽しくないと思いました。
 自分の今までを思い返して見たら、部活でもバイトでも、初めは不安だらけの中で挑戦をしたときに、自分が思っていたより出来ることに気付いたり、周りに認めて貰えたりするのがすごく楽しかったのを覚えています。これからも、後のことを考えるばかりではなく、色んなことに挑戦してみたいと思いました。

渡邊 智大さん
 私は就活をするか夢に挑戦するかを迷っているので、今日授業を聞けたおかげで阿部さんのようになれるように、色々なキャリアでも成功できるように、今から準備を頑張ろうとしました。また今後社会に出て金銭感覚が狂わないようにしっかりとリテラシーをもって、知識不足にならないように学生から勉強をして、実践できるようにしたいと思いました。学生の段階でしっかり社会に出る準備をする必要があるということを学ばせてもらえる貴重な講義になりました。

教員コメント

赤阪 修

 阿部さんとの出会いは2018年に香川県で開催されたサッカーゴールキーパー資格取得講習会でした。元プロサッカー選手のパフォーマンスを発揮することはもちろんですが、常に前向きでまさに「チャレンジ精神」の塊のようなバイタリティ溢れる存在であったことを思い出します。過ごした時間はその数日間でしたが、お互いの信頼関係を築くには十分な時間であったかもしれません。
 華々しいプロスポーツ選手のキャリアの裏にはどんな葛藤があり、どんな将来を見据えた思いがあるのか赤裸々に披露していただきました。
 学生たちも「チャレンジ」の重要性を再認識したのではないでしょうか。阿部さんの「チャレンジ」をこれからも応援しています。お忙しいところご来校いただきありがとうございました。「Challenge is yours‼」