報告者:渡瀬 和哉 (流通学部 流通学科)
2024年11月4日、5日に社会連携活動「田舎暮らし×スポーツ ~スポーツであつまり、ともに、つながる~」の一環として、流通学部赤阪ゼミは京都府南丹市美山町でフットサル交流イベントを開催しました。
今回の活動内容は、1日目に現地の子どもたちと一緒にフットサルを行いました。ゼミ学生が中心となり準備運動やトーナメント形式の試合などを自分たちで考えて計画しました。少子高齢化の進む地域で現地の子どもたちが少ない中、どう楽しくできるかにチャレンジしました。2日目は美山の地域にはどのような可能性が秘められているか、かやぶきの里、明神滝、道の駅美山ふれあい広場を巡りました。かやぶきの里にはパンフレットでどこにどういった建物があるか書いていたのでわかりやすく、当日は私たち以外にも海外の方も含めた観光客が訪れていました。
今回の活動で子どもたちとの関わり方や教え方などを体験できたこと、また地域創生で必要なことを学び、社会連携活動を通じて普段では味わえない経験をすることができました。今回の活動でお世話になった美山ヴィレッジの方々はじめとし、活動に関わってくれたすべての方々に心より御礼申し上げます。
活動の様子
最後は町の大人たちも交じって美山町vs阪南大学生のガチンコ対決
子共たちの元気に圧倒されました!
かやぶき屋根の古民家に宿泊
夜は現地の食材を使った鍋、猪肉が最高でした
明神の滝、きれいな水が流れていて遊びにも使えるかも…
かやぶきの里
美しい山々に囲まれた町、まさに「美山」
学生コメント
■ 山崎 颯汰
今回の社会連携活動を通じて学んだことは、子どもたちと接する時の接し方やどういったことをしたら楽しく運動できるかといったことについて学ぶことができました。自分たちも一緒に楽しく活動に参加していると子どもたちから話しかけてくれたりして嬉しかったです。こういったところでスポーツは色んな繋がりを持たせてくれることや、親睦を深めれるということを改めて気づくことができました。
今回の活動を通して子どもたちと一緒にスポーツをする企画を大学での活動でも、どんどんしていきたいなと思いました。子どもたちが楽しそうにスポーツをしているのを見て参加している自分も自然と楽しく馴染めたのでこういった経験を今後もしていきたいなと考えました。美山は雪が積もると聞いたのでウインタースポーツができるんじゃないかと思ったのでまた美山でそういった活動をしていきたいなと思いました。他の地域でも子どもと触れ合うイベントをしたいなと思いました。
■ 加藤 ひより
過疎地域の子どもたちは大人や若者とスポーツができていない現状に何とかできないのかなと思いました。今回私たちが行ったのは確実に子どもたちのいい経験に繋がると思います。普段一緒に遊んでくれる大人が30代後半~しかいないとなると、やっぱり体力の限界がきてしまうと思うし、子どもたちも十分に遊べないと思います。何回もというわけではないですが、年に3~4回はこうして子どもたちとスポーツをする機会が私たち学生にとっても良い刺激になるのでやりたいなと思いました。
今回の活動を通して、もっと美山のような過疎地域に行って子どもたちとスポーツや地域の食材を使った料理作りなどをやってみたいなと思いました。私の地元で言えばおやきですが、そんな特産品を作るのもいいなって思いました。また、美山は村の人達がインスタグラムを通じて活動の様子などをあげていたので、それがもっと色んな人のタイムラインに流れればいいので、そのお手伝いもしてみたいなと思いました。(例えば阪南大学とコラボとか)
2日間本当に楽しかったです!
自分が普通に生きていたら行かないような場所、関わらないような人達とお話できる機会がもっとこの先あったら嬉しいなと思いました。
■ 白木 翔也
社会連携活動として美山の子ども達とフットサルをして子ども達から「楽しさ」に環境は関係ないという事を学びました。美山に行くまでは田舎で環境のいいとは言えない子ども達をどのようにして楽しませて盛り上げようかを考えながら美山に行きました。しかし現地についた瞬間元気に満ち溢れていて年齢、性別といった壁が一切なく楽しんでいました。そしてフットサルをしているうちに逆に自分が楽しませてもらっているのに気づきとても素敵なヒトと場所だなと感じました。以前私が読んだ本で「楽しいところに人は集まる傾向がある。」という言葉があり印象に残っていました。その言葉を体現するような場所で美山の子ども達には人を巻き込む力があると感じました。山奥の狭い体育館。決して環境が良いとは言えない所で楽しそうに走り回りボールを追いかける子ども達をみて楽しさに環境は関係ないと学びました。
今回の活動を通して今後チャレンジしたいことはイベント企画です。今回は普段美山の方達が主催しているイベントに参加しましたが次は自分達が企画提案をして人を募集して一からイベントを組んでみたいと思いました。美山での可能性として旅行のツアーを組んだり自然を生かしてアスレチック場や山奥からのジップラインなども面白いんじゃないかと考えました。
■ 杉森 隼人
今回はこのような貴重な体験を協力して企画させて頂きありがとうございます。今回の社会活動で美山の魅力を知れたのと同時に多くの人に知ってほしいと思いました。京都の山奥の大自然に囲まれた場所でその環境を活かした都会にはない滝や施設など他にはない強みがあると感じました。改めて今回親切に美山の魅力を私たちに伝えて下さりありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします!
連携先コメント
美山ヴィレッジ 辻本 翔子さん
「田舎暮らし×スポーツ」ということで、普段私たちが開催しているフットサル交流会にゲストで参加していだきました。元気溢れるこども達のパワーと大学生のお兄さんお姉さんとの交流で終始笑顔の絶えない会になったと思います。こども達も「大学生めっちゃ上手い!」「めっちゃ楽しかった!」と口々に言っていたのが何よりの証拠だと感じています。
田舎暮らしの方は、古民家にて自炊や宿泊をしてもらい古民家暮らしを体験していただきました。学生のみなさんは自主的に行動し、協力し合う姿もよく見かけられており雰囲気も良くとても好印象でした。
美山町の関係人口を増やしていくためにも、これからも学生のみなさんと共におもしろい企画をぜひ開催していきたいです。
赤阪先生、学生のみなさん、美山のファンにどんどんなって気軽に遊びに来てください。
村人一同いつでもお待ちしています。ありがとうございました。
田舎暮らしの方は、古民家にて自炊や宿泊をしてもらい古民家暮らしを体験していただきました。学生のみなさんは自主的に行動し、協力し合う姿もよく見かけられており雰囲気も良くとても好印象でした。
美山町の関係人口を増やしていくためにも、これからも学生のみなさんと共におもしろい企画をぜひ開催していきたいです。
赤阪先生、学生のみなさん、美山のファンにどんどんなって気軽に遊びに来てください。
村人一同いつでもお待ちしています。ありがとうございました。
教員コメント
経営学部
赤阪 修 准教授
第一回目の地域を「知る」ことから始まり、今回は美山ヴィレッジと協働でスポーツイベントを開催しました。学生のコメントにもあるように、「地域のためにこちらが何かしなければ」と思って向かいましたが、逆に地元の子どもたちの元気に圧倒されて、「こちらが元気をもらった!」そんな社会連携活動となりました。われわれにできることは本当にごく限られたことです。まずは地域と関係を築き、自分たちが「楽しむ」ことが関係人口を増やし、これから何かを生み出す一歩目になるのかもしれません。学生たちはきっと美山の「ファン」になったことでしょう。次回もまた、関わられることを心より楽しみにしています。
「田舎暮らし×スポーツ」の掛け算の答えは出ませんでしたが、無限の可能性を残して社会連携活動の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
「田舎暮らし×スポーツ」の掛け算の答えは出ませんでしたが、無限の可能性を残して社会連携活動の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
参加学生一覧
流通学部2年
加藤 ひより、
神坂 優太、
辰嵐 勇真、
市成 琳、
白木 翔也、
杉森 隼人、
武田 香奈、
山内 さくら、
山崎 颯汰、
渡瀬 和哉