産官学連携先:LLP日本香りデザイン協会

 去る10月23日、流通学部・安城ゼミでは、LLP日本香りデザイン協会様との連携のもと、「阪南大学のイメージアップのための香りづくり」を目指した調香のレクチャーを受講しました。ウォルト(Worth)の香水を例に、香水の世界観の表現においては、どのような香りであるかということに加えて、ボトルデザインや香水のネーミングが重要な役割を果たすというお話は特に印象的で、ゼミ生一同、いつになく真剣に耳を傾けていました。
 一週間後の10月30日には、実際に調香を行いましたが、これがなかなか難しく、思い描いた通りの香りに近づけるための試行錯誤の連続でした。香りをめぐって「ブランディング」などというのはまだまだ先の話になりそうです。しかし、コンセプトやイメージについて話し合いを重ね、それを実際の製品に落とし込むことの大変さが分かっただけでも、非常に大きな収穫であったことは確かです。
  • 調香に関するレクチャー

  • 香りづくりに使用する材料

  • 真剣に調香を行うゼミ生たち

学生活動状況報告

■流通学部2年 福田 はるな
ターゲットを絞り込み過ぎず多くの人から好まれる香りを目指し、「フゼア」と「フルーティライトフローラル」をベースにした中性的な香りを作ろうとした。しかし、思い描いていた香りと実際に調香の結果出来上がった香りの間にはかなりの隔たりがあり、イメージを香りで表現することは非常に難しいと感じた。

■流通学部2年 阪口 光
今回、調香を初めて体験した。1滴加えるか2滴加えるかで大きく香りが変わってしまう香料もあれば、あまり変わらない香料もあり、その点の加減がとても難しかった。あらためて、調香師の方の感覚は研ぎ澄まされているのだと感じた。

参加学生一覧

栗原 幸、 山内 華、 相方 麻央、 伊井 涼馬、 井上 和奏、 神野 ことみ、 河内谷 優音、 阪口 光、 島田 結介、 関森 留果、 辻野 宏成、 東芝 裕莉、 福田 はるな、 豆畑 太優、 山中 誠也、 坂上 七海