経営情報学部今井ゼミが、全国大学生マーケティング・コンテスト(以下、MCJと表記)に参加し、英語でのプレゼンテーションに取り組みました。MCJは神戸市外国語大学が企画・実施しているプレゼン大会で、毎年さまざまなスポンサー企業や自治体が発表するテーマに沿ったマーケティングプランを考え、プレゼンテーションを行うイベントです。MCJは2011年から毎年実施されており、今回で13回目の開催となります。
今回のテーマは、日本酒の酒蔵である神戸酒心館への来場者増加、そして神戸市の地域経済活性化でした。ターゲット分析や外国人旅行客向けのマーケティングプランを策定し、さらに英語でのプレゼンテーション練習を約3か月にわたって行いました。
全国から22チームが応募し、その中で我々を含む8チームが神戸酒心館で行われた決勝大会に進出しました。今年も各チームが神戸酒心館への来館者増加を目指して、具体的なマーケティングプランや多様なプレゼンテーションを披露しました。私たちのゼミでは、外国人旅行客向けのマーケティング戦略を展開し、神戸酒心館のコンテンツ強化に焦点を当てた3つの提案を行いました。
まず、外国人旅行客に訴求するためのSNS戦略を提案し、次に来館時に魅力的なコンテンツを提供するためのオーディオガイドの設置を提案しました。最後に、神戸酒心館の強みである複合施設を活用するため新たな料理の開発をするといった、外国人旅行客が来館前から来館後までを楽しめるような提案を行いました。
審査員からは、外国人向け施策を採用した点や、新たに開発した神戸ビーフ炙り手まり寿司、オーディオガイドにクイズを組み込むアイデアが評価されました。一方で、プレゼンテーションがセリフを覚える形になってしまった点や、英語での質問にうまく対応できなかった点について貴重なフィードバックもいただきました。
最後に、英語で行うマーケティングコンテストに出場した経験が初めてで、特に英語でのプレゼンテーションには多くの苦労がありました。何度も話し合いを重ね、夜遅くまで作業を行いながら、チーム全員でアイデアを練り上げました。本番では、他大学生のプレゼンテーションを見て多くのことを学ぶことができたほか、同年代のチームと切磋琢磨する良い機会となりました。