経営学部 経営学科 片渕卓志
今年度の専門演習では、昨年度に引き続き「気候変動のもたらす諸問題の探究と市民地域により建設された自然エネルギー発電所に関する実態調査」を研究テーマに行ってきました。
キャリアゼミ事業においては提携団体を見つける必要がありますが「自然エネルギー市民の会(以下、PARE)」様に昨年同様、お願いいたしました。
キャリアゼミの活動は、まず4月からアル・ゴアの『不都合な真実』を学生と皆で読みました。この本を通じて世界的な大規模な気候の変動を確認することができました。
ついで、6月30日には和歌山県龍神温泉民宿ささゆりで合宿を行いました(下写真)。講師は自然エネルギー市民の会の中村様にお願いしました。資料の一部を抜粋させていただきます。
学生の感想
水上将秀
市民の会の中村さんの話を聞いて、授業でやっていた事よりもより深く地球温暖化について学べることができました。より具体的な地球温暖化を止めるための政策を知ることができました。
重田大
地球温暖化について説明を聞いて、これまで知らなかったことでしたが興味を持てました。
平田友良
今回のゼミ合宿で学んだことは、地球温暖化が進んできていることをある程度実感をもって知ることが出来ました。再生可能エネルギーが簡単にはできないということも理解できました。
室谷陸
もっと地球温暖化について知ろうと思えるよいゼミ旅行でした。
河村晋作
今回のゼミ合宿では、地球温暖化と再生可能エネルギーについて学びました。地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃くらいになります。なぜ、マイナス19℃がプラス14℃になるかというと、太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放出される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。温室効果ガスが年々増えていくということは、大気中の二酸化炭素、メタンといったものが増えていくことを意味します。そのため、化石燃料による火力発電ではだめで、太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電などといった再生可能エネルギーを作り出す必要があります。自然エネルギーの発電の仕方や割合は世界各地域によって異なっています。
藤原想太