森下ゼミ3回生は「北海道十勝産あずき」を使った新商品開発に挑戦しています。
先に「あずキムチ」商品化に大きく前進したレポートを掲載しましたが、今回は様々な原材料の良さを引き出して、天然由来の個性的な石鹸を生み出し続ける株式会社大阪エースの相田かおり様をお迎えして「あずき石鹸」商品化について打合せを致しました。
まずゼミ生全員で相田様のお話を伺いましたが、私がゼミやマーケティングの講義で学生に伝えているマーケティング戦略と同じようなお話の連続で、ゼミ生達は頷きながら聞き入っていました。
続いて「あずき石鹸」開発チームの4名が具体的なコンセプトについて相田様に提案を行い、提案内容をレポートの形で提出→試作を行って頂き→学生と販路開拓、マーケティング戦略等について煮詰めていくことになりました。
「あずキムチ」も「あずき石鹸」もゼミ生の企画を認めて頂いて、資金提供や販路開拓協力を頂ける方が現れ、今後の展開がますます楽しみになってきました。
 

学生の声

田中 瑞唯茄
相田さんのお話の中で、目的を作ってから商品を開発するということを仰っていましたが、私たちのあずきグループでは自分たちが思いついた商品の候補をとりあえず出していましたが、目的を先に考えることは大切なことだなと思いました。形にもこだわりを作り、A°SOAP(悩みに答える石鹸)この石鹸が5角形になっている理由などを聞いたとき、とても興味深かったです。これから一緒に協力していただいて商品を開発することができるのがとても楽しみですし、完成した商品を使ってみたいなと思いました。

 冨里 真優
キーワードは"手段"です。相田社長はコラボ相手と商品開発をするとき、"食器も洗える手洗い洗剤が欲しい"や、"バームを作りたい"ということを最終目標としたのではなく、"ゴミを極限まで減らしたい(環境に配慮した会社にしたい)"や、"過疎化が進んでる地域の活性化の手助けをしたい"という目標があり、洗剤やバームはその目標を達成する手段であるという内容のお話をされていました。そのお話が森下先生の授業としっかり被っている内容で、この理論が実際の現場でどんなふうに活用されているかを知ることができてよかったです。この考え方をイベントにも活用したいと考えていて、花束を作ることを最終目標とするのではなく、例えば"いつもお世話になっている人に感謝を伝える"や、"親子や友達同士で何気ない日の思い出を残したい"などと置き換えられるのではないかと考えました。初めての経験で右も左もわからない状態ですが、こんなふうに今まで学習した理論を当てはめることで、少しずつ完成に近づけることができたらいいなと思います。また、個人的に私も幼い頃からニキビがすぐできる体質で、昔に比べると今はだいぶマシになったけれど肌の悩みがあるので石鹸を使ってみたいと思ったし、聞いていてすごく楽しいお話でした。