村上ゼミ2年生(流通学部)では、株式会社日本旅行TiS和歌山支店のご協力のもと、大学生向け国内旅行商品を企画しました。提案に至るまでには、文献調査、アンケート調査、ヒアリング調査、現地調査などを各チームで行いました。また、具体的な数字を示すために、原価計算や利益の試算なども行い、ビジネスとしての旅行の在り方について学ぶこともできました。複数回に渡るリハーサルを行い、お互いの提案内容に指摘し合い、追加調査を行ったり、プレゼンの構成を何度も見直しました。副支店長に最終の提案内容をプレゼンしました。

学生活動状況報告

流通学部2年 長山 侑世

今回のプロジェクトでは、ビジネスの難しさを改めて知ることが出来ました。利益を出すだけでは良くないし、顧客だけが満足すれば良いわけでもないのが、難しいと感じました。自分たちは地域が関わったものを提案しているため、少しのミスで得られるはずだった利益が得られないかもしれないのは、痛いものだと思ったので、今後気をつけたいです。また、今回のグループワークはとても自分の成長に繋がったと思いました。

流通学部2年 杉野 くるみ

今回最終発表を行い、自分たちが今まで考えたことややってきたことを出し切ることができたと思います。そして、実際に商品化する際には、集客強化のためにプロモーション方法にこだわる必要があるとわかりました。ツアー造成を通じたソリューション事業の提案を行ってみて、現地調査で根拠資料を集めることや、原価計算などについて勉強することができました。これからもビジネスとしてのプレゼンスキルを強化していきたいです。

連携先コメント

株式会社日本旅行 TiS和歌山支店
副支店長 渡辺 俊也 様

最終的に3チームが、BtoC、BtoB、BtoBtoCそれぞれのモデルで旅行商品を企画することができました。いずれのチームも、地域の課題は何なのか、課題を解決するための方策、地域の魅力を伝えるための方法、ビジネスとして費用計算と販売価格の設定など、チームでよく考えて練りに練られた内容であり素晴らしいものでした。おそらく途中段階で苦労されたことも多かったのではないかと思います。ビジネスとして成立させるための要件や注意しなければならないことも多く、学びが多かったことでしょう。今回の学習が必ず役に立つ時が来ます。この半年で培った経験と学び、チーム力を忘れず、自信をもって、これからの学習と就職活動に活かしてください。今後の皆さんのご活躍を期待しています!!ありがとうございました。

教員コメント

経営学部 経営学科
村上 彩実 准教授

本プロジェクトを成功させるには、各自が深く考え、主体的に行動し、チームで協働することが重要です。学生たちは、インターネットの情報を掬い取るだけでは現実的な提案に至らないことを痛感したと思います。実際に現地へ赴き、自分たちの五感を使って調査した内容をもとに修正した提案内容は、地域・旅行会社・顧客満足をバランスよく取り入れたものに仕上がっていました。利益率の計算や、商品化に向けての課題の克服方法など、難しい場面にも直面しましたが、一生懸命に課題と向き合った経験は今後の糧になると感じています。このような機会をご提供いただきました株式会社日本旅行TiS和歌山支店副支店長 渡辺様には、厚く案礼申し上げます。

参加学生一覧

徳山 楽菜、 前田 尚之、 荒井 日向、 榎本 涼、 大浦 来、 坂井 暖、 杉野 くるみ、 長山 侑世、 西村 和花、 平岡 沙良、 宮本 尚紀