産官学連携先:株式会社日本旅行 TiS和歌山支店

流通学部村上ゼミ2年生は、株式会社日本旅行TiS和歌山支店のご協力のもと、大学生向け国内旅行商品を企画しています。事前学習として自分たちで旅行を企画しました。また、ご講義もいただき、旅行会社についてより理解を深めました。今回、ソリューション事業を行うにあたって地域の経営課題の見つけ方を苦戦していましたが、渡辺様からのお話を聞いて、観光資源を調べ、そして実際に現地調査に行ってみました。お客様に提供するツアーにも様々な種類があるため、プランの練り方も異なるといった難しい部分もありますが、大学生目線から分かることを最大限に活用し、現地の魅力を伝えられる旅行商品作りを目指します。
(流通学部2年 杉野 くるみ)

学生活動状況報告

 ■流通学部2年 大浦 来
私たちは今回、旅行会社の業務を理解する為に横浜研修旅行を計画しました。旅行プランを一から考えるにあたって、二つの問題に直面しました。一つ目は、顧客ニーズに沿った旅行プラン作りです。今回は自分たちを顧客と見立てて旅行プランを考えました。各自が行きたい場所を募り、その中で旅行先を決定しました。6人という人数を受け入れてくれる宿や飲食店、観光地などの確保にも苦労しました。二つ目は、天候等の自然環境への対応です。旅行を実施する際に、台風10号の影響で電車の遅延などの弊害を危惧しなければなりませんでした。天気予報などを確認し、最終的には自分たちの判断で旅行を決行しましたが、当日には台風も逸れて成功を収めることができました。これらの実際の経験を通じて、旅行会社は単に行き先などを決めるだけでなく、様々なことを想定に入れて仕事をしていることを理解しました。また、迅速な対応や状況判断が求められることも学ぶ事ができました。

■流通学部2年 西村 和花
渡辺様からの講義を受けて旅行会社の概念が変わりました。私の元々の旅行会社のイメージは、宿泊先の提示やツアーの案内をしているということでした。今回の講義を受けて、ソリューション事業やツーリズム事業などを手掛けていることを知ることができました。私たちが課された大学生向けの旅行商品を作る上で非常に勉強になりました。地域の課題を明確にすることや、地域の方にお話を伺うことが重要になることを知ることができました。今回の講義を受けて学んだことが多かったので、課題に活かしていきたいです。

■流通学部2年 坂井 暖
中間発表を終えて学んだことは、「メリットとアピールポイントがもっと出せたらいいプレゼンになっていた」ということです。今回、私たちはプレゼン資料を作る中でメリットを出していましたが、現状では足りていないということが分かりました。このプランの付加価値をもっと出さないといけない、とご指摘をいただいたので、そこも改善していきます。

連携先コメント

株式会社日本旅行 TiS和歌山支店
副支店長 渡辺 俊也 様

学生のみなさまからは「ホテルの予約サイトについては知っていたものの、旅行会社の存在や詳しい業務内容は知らなかった」との意見を多くいただき、今回の講義で具体的に知ることができ興味を持っていただいたことに、私としても大変うれしく思います。中には、複雑かつ大変な作業が必要であることを知り寒気を感じられた学生もいましたが、大変だからこそお客さんに喜んでいただいた時にやりがいを感じる職業であると思います。旅行及び観光が地域の課題解決に貢献できるということを、今度はそれぞれのグループでヒアリングやPR策の検討を行うことで、より身近に感じていただき、学習につながることを期待しています。

参加学生一覧

徳山 楽菜、 前田 尚之、 荒井 日向、 榎本 涼、 大浦 来、 坂井 暖、 杉野 くるみ、 長山 侑世、 西村 和花、 平岡 沙良、 宮本 尚紀、