村上ゼミではサービスビジネスをテーマに活動を行っています。今回は、バリューマネジメント株式会社が運営される京都市の「アカガネリゾート京都東山1925」を訪問し、ウェディング会場の視察と現役プランナーさんとの座談会を行いました。
 同施設は、国の重要伝統的建造物群保存地区である京都の観光名所・東山に位置しています。元々は「銅」を加工する企業のオーナーの邸宅で、1925年(大正14年)に建造されました。ウェディング会場に変わった今でも施設内の随所に「銅」があしらわれており、素敵な空間の演出だけでなく、特別な体験を提供するためのストーリーとして活かされています。歴史的建造物を活用することの意義や課題、ウェディングの歴史やトレンド、ウェディングプランナーの仕事についても学びました。

学生のコメント

■  杉野 くるみ
アカガネリゾートを含むバリューマネジメントでは、形式ばったものより「二人らしさ」や「人との繋がり」を大切にしているということが良く分かった。新郎新婦が望むものの中には、叶えることが難しいこともあるが、「できません」というのではなく「なぜそうしたいのか?」「何を伝えたいのか?」といった顧客の本心を追求し、代替案を提案されています。それができるプランナーの凄さを改めて知ることができました。私自身もこの先夢や目標ができた際には、志と力(思い)をもって誠心誠意伝えられるようにしたいと感じました。
 
■  荒井 日向
今回、訪問したアカガネリゾートは銅と孔雀が内装に取り入れられており、京都の雰囲気と自然豊かな庭が魅力的で落ち着いた雰囲気のある会場でした。印象に残ったのは「一日だけど、一生」という言葉です。アカガネリゾートを運営するバリューマネジメントは、人とのつながりをとても大切にしていました。結婚式自体はその日しかないが、そこはかけがえのない思い出の場所・また帰ってきたいと思う場所で、人生を豊かにする結婚式を提供されています。実際に、レストラン利用で結婚式をした人が記念日などに食事に来たり、結婚後に子どもが七五三で利用することなどで「一日だけど、一生」という言葉の素敵な意味を深く理解できました。
 
■  長山 侑世
今回、アカガネリゾートに訪問させていただき、たくさんのことを学びました。そして、心に残る言葉がたくさんありました。例えば、「一日だけど、一生」「人とのつながり」「1組1組のカラフルを体現する場」など、結婚式において凄く素敵な言葉をたくさん知ることができました。昔の結婚式と今の結婚式の目的や演出が違うことを知りました。昔は新郎新婦が主役でしたが、今は人との結びつきや自分らしさを表現をする場になってきたことを知りました。時代の変化に合わせて結婚式場や結婚式自体も変わってきていて面白いなと感じました。今回の企業訪問では、特別な体験ができ、とてもいい経験になりました。