産官学連携先:株式会社むらおか振興公社、北海道上川町、ミズノ株式会社、ミズノスポーツサービス株式会社
過疎化が進む地方では地理的特徴を活かしてスポーツ・文化・観光を結びつけることにより、新たな地域ブランドや日本ブランドが生まれる可能性があります。連携先がある兵庫県美方郡香美町と鹿児島県和泊町には地域の活性化に活用できる食やスポーツといった観光資源が豊富にあります。
本キャリアゼミでは、2016年から大会運営に参画している「姫ボタル瀞川平トレイルラン(香美町)」に加えて、2024年度から新たに携わる「スポーツ&グリーンツーリズム in 沖永良部島」を軸として、両連携先の魅力を発信し、地域活性化に繋げる方策を2つの事例から検討することを目的とします。
過疎化が進む地方では地理的特徴を活かしてスポーツ・文化・観光を結びつけることにより、新たな地域ブランドや日本ブランドが生まれる可能性があります。連携先がある兵庫県美方郡香美町と鹿児島県和泊町には地域の活性化に活用できる食やスポーツといった観光資源が豊富にあります。
本キャリアゼミでは、2016年から大会運営に参画している「姫ボタル瀞川平トレイルラン(香美町)」に加えて、2024年度から新たに携わる「スポーツ&グリーンツーリズム in 沖永良部島」を軸として、両連携先の魅力を発信し、地域活性化に繋げる方策を2つの事例から検討することを目的とします。
学生活動状況報告
■流通学部4年 大柱 海斗
2025年1月30日に学生4名と教員1名で北海道上川町を訪れ、「Baseball 5」を活用した町おこしの事例の調査をしました。「Baseball 5」とは、ボール1つで気軽にできる5人制の野球で、スケボーなどと同様に街中で楽しめるアーバンスポーツに含まれています。2024年度の早乙女ゼミの研究テーマの1つでもありました。
まず、町役場で2024年12月に上川町とミズノスポーツ株式会社が共催した「Big Snow Cup KAMIKAWA」の事業概要や実績、当日の様子などについて話を聞かせて頂きました。その後、町民体育館に移動し、正式ルールに則った「Baseball 5」を実際に体験させてもらいました。ゼミではルールを一部変更して実施していたのですが、今回は正式ルール通りにプレーしたので難しいと感じるところも多くありました。
来年度は、今回の調査結果を踏まえて、ミズノスポーツサービス株式会社と連携して松原市内でこの競技を広めていく予定です。その中で、上川町の方々とも情報を共有して今回つながった関係をさらに深めていけたらと思います。
現地調査の後は、北海道北広島市に新しくオープンしたエスコンフィールドにも訪れました。このボールパークは、まるで日本ではないような野球場でとても驚きました。どこからでも凄く野球が見易く、かつエンターテインメント性も高い施設でした。上川町での調査の際に、将来的にはエスコンフィールドで「Baseball 5」のイベントを開催したい、という話も出ていたので、是非、実現して欲しいと強く感じました。




参加学生一覧
東 佳汰、
荒井 璃桜、
河原 洸太、
坂本 悠斗、
谷口 蒼彩、
藤山 拓海、
桃原 久実、
徳永 龍哉、
山尾 晏輝、
池尾 晃太郎、
伊藤 勇仁、
村上 勇星、
吉村 彰太、
渡辺 千優、
枡井 春樹、
米田 澪央、
伊藤 慎、
大柱 海斗、
児玉 花林、
小林 祐真、
中尾 和夢、
仁尾谷 昂正
連携先コメント
ミズノ株式会社
総合企画室 城坂 知宏 様
2024年度は、スケボー関連のイベントを中心に早乙女ゼミと連携してきた中で、スケボーと同じアーバンスポーツに含まれるBaseball5(5人対5人の野球)で地域を活性化させようとしている北海道上川町の事例を早乙女先生に紹介しました。
2024年12月15日に上川町と弊社で共催したBaseball5の大会「Big Snow Cup @ Kamikaw2024」には、予定が合わず阪南大生は参加できませんでしたが、1月末に学生4名と早乙女先生が現地を訪れて、町の担当者から大会の様子や町内のスポーツ環境に関する話が聞けたようです。
2025年度は定着に向けて、さらに取組を拡大していきます。第2回のBig Snow Cupはより地域を活性化させるため、今回は少なかった高齢世代の参加を促すための工夫を、また上川町のVISION「感動人口、1億人へ」を目指し、道北エリア以外の全道、さらには日本全国から参加者を募る「Big Snow Cup @ 大雪山公園」を開催予定です。早乙女先生及び学生にはBaseball5という一つのスポーツをフックに地域をこえて、多様な人が関わる企画を共創できればと考えています。
2024年12月15日に上川町と弊社で共催したBaseball5の大会「Big Snow Cup @ Kamikaw2024」には、予定が合わず阪南大生は参加できませんでしたが、1月末に学生4名と早乙女先生が現地を訪れて、町の担当者から大会の様子や町内のスポーツ環境に関する話が聞けたようです。
2025年度は定着に向けて、さらに取組を拡大していきます。第2回のBig Snow Cupはより地域を活性化させるため、今回は少なかった高齢世代の参加を促すための工夫を、また上川町のVISION「感動人口、1億人へ」を目指し、道北エリア以外の全道、さらには日本全国から参加者を募る「Big Snow Cup @ 大雪山公園」を開催予定です。早乙女先生及び学生にはBaseball5という一つのスポーツをフックに地域をこえて、多様な人が関わる企画を共創できればと考えています。
教員コメント
経営学部 経営学科
早乙女 誉 教授
2025年2月頃に鹿児島県和泊町で産官学の連携活動をする予定でしたが、諸事情により実現が難しくなりました。そこで、これまで色々な活動でご一緒させて頂いてきたミズノ株式会社の城坂さんにBaseball 5の普及に力を入れている北海道上川町の事例を紹介して頂き、現地で貴重な活動に参加することができました。
このBaseball 5は、今年度の早乙女ゼミの研究テーマの1つで、1年を通じて5回程度体験会を開催してきました。もともと、ゼミ生の「やってみたい!」から始まった取り組みなので「やりたいことをやる!」を大切にしているこのゼミらしいキャリアゼミ活動になりました。
活動内容としては、体験会の準備と実践、振り返りを繰り返しながらイベントの質を上げていき、その過程を研究発表の形でまとめてアウトプットする、といったオーソドックスな形になりました。この経験を通して、学生の「やりたいことをやる力」や「まわりを巻き込み連携する力」、「問題を発見する力」、「情報をまとめて発信する力」が成長した感じています。今後も、学生がやりたいことをやりながら自分を成長させられるゼミを運営していきます。それが少しでも社会の役に立てば幸いです。
このBaseball 5は、今年度の早乙女ゼミの研究テーマの1つで、1年を通じて5回程度体験会を開催してきました。もともと、ゼミ生の「やってみたい!」から始まった取り組みなので「やりたいことをやる!」を大切にしているこのゼミらしいキャリアゼミ活動になりました。
活動内容としては、体験会の準備と実践、振り返りを繰り返しながらイベントの質を上げていき、その過程を研究発表の形でまとめてアウトプットする、といったオーソドックスな形になりました。この経験を通して、学生の「やりたいことをやる力」や「まわりを巻き込み連携する力」、「問題を発見する力」、「情報をまとめて発信する力」が成長した感じています。今後も、学生がやりたいことをやりながら自分を成長させられるゼミを運営していきます。それが少しでも社会の役に立てば幸いです。