産学連携先:株式会社ジャパンブルー、株式会社ベティスミス
私たち杉田ゼミ2回生は、企業およびその製品のブランド力が如何にして発生し、育てられてきたのかについて学んでいます。
今回のキャリアゼミでは、国内でプレミアムデニムジーンズを企画・製造・販売をおこなっている株式会社ベティスミスと株式会社ジャパンブルーを訪問させていただきました。
日本国内のアパレル製品の輸入浸透率は2023年には98.5%に達し、国内アパレル産業は絶滅の危機に瀕していると考えられています。その理由は主に賃金水準の低い中国やアジア諸国からの輸入品との価格競争に負けたからだと考えられますが、中には高級品や唯一無二の製品づくり、または独自ブランドの確立等によって成長を続けているアパレル製造企業も存在しています。
今回訪問させていただいた2社も、独自のブランディング戦略を実践することで有名になった企業です。今回のキャリアゼミは、日本国内でアパレル製品のものづくりを行う企業が、製造工程やブランド構築プロセスでどのような工夫を行うことで生き残りを実現しているのかについて学ばせていただきました。
私たち杉田ゼミ2回生は、企業およびその製品のブランド力が如何にして発生し、育てられてきたのかについて学んでいます。
今回のキャリアゼミでは、国内でプレミアムデニムジーンズを企画・製造・販売をおこなっている株式会社ベティスミスと株式会社ジャパンブルーを訪問させていただきました。
日本国内のアパレル製品の輸入浸透率は2023年には98.5%に達し、国内アパレル産業は絶滅の危機に瀕していると考えられています。その理由は主に賃金水準の低い中国やアジア諸国からの輸入品との価格競争に負けたからだと考えられますが、中には高級品や唯一無二の製品づくり、または独自ブランドの確立等によって成長を続けているアパレル製造企業も存在しています。
今回訪問させていただいた2社も、独自のブランディング戦略を実践することで有名になった企業です。今回のキャリアゼミは、日本国内でアパレル製品のものづくりを行う企業が、製造工程やブランド構築プロセスでどのような工夫を行うことで生き残りを実現しているのかについて学ばせていただきました。
(流通学部3年 大西 蓮)


学生活動状況報告
流通学部3年 平野 獅
一口にデニムジーンズといっても、実に多彩な形や種類があり、その豊かさに胸が躍りました。体験では、自分でボタンを取り付けることができたため、市販のデニムにはない個性を加えたいと思い、桃太郎をイメージしてピンクのボタンを選びました。ボタンを留める機械は想像以上に年代物で、そのレトロな雰囲気に驚かされました。さらに、ボタンを取り付けるには相当な力が必要で、簡単にはいかない作業でしたが、その分、ものづくりの奥深さを実感できた貴重な体験となりました。
ジャパンブルーでは、デニム生地を織る機械を見学させていただきました。最先端の技術を駆使した最新の機械が並んでいると勝手に想像していたのですが、実際には思いのほか古い織機が使われており、その光景に驚かされました。話を伺うと、新しい機械では再現できない独特の風合いや、セルビッチ(生地の端にあしらわれた縦のライン)を生み出すため、あえて昔ながらの織機を使用しているとのことでした。この織機は、日本各地の工場を探し回り、ようやく導入したものだそうです。ゆっくりと丁寧に織り上げるため、一日に生産できる生地の量は限られています。そのため、ジャパンブルーのデニムは高価なのだろうと納得しました。
今回のフィールドリサーチを通じて、一本のデニムが完成するまでに、多くの職人たちの技術と情熱が注がれていることを改めて知りました。児島の地には、ものづくりの伝統と革新が息づいています。ぜひ、また訪れたいと思いました。
ジャパンブルーでは、デニム生地を織る機械を見学させていただきました。最先端の技術を駆使した最新の機械が並んでいると勝手に想像していたのですが、実際には思いのほか古い織機が使われており、その光景に驚かされました。話を伺うと、新しい機械では再現できない独特の風合いや、セルビッチ(生地の端にあしらわれた縦のライン)を生み出すため、あえて昔ながらの織機を使用しているとのことでした。この織機は、日本各地の工場を探し回り、ようやく導入したものだそうです。ゆっくりと丁寧に織り上げるため、一日に生産できる生地の量は限られています。そのため、ジャパンブルーのデニムは高価なのだろうと納得しました。
今回のフィールドリサーチを通じて、一本のデニムが完成するまでに、多くの職人たちの技術と情熱が注がれていることを改めて知りました。児島の地には、ものづくりの伝統と革新が息づいています。ぜひ、また訪れたいと思いました。
ゼミ集合写真


参加学生名簿
穐本 こころ、
近藤 愛華、
大西 蓮、
小幡 大我、
玄山 美南、
清水 大空、
下前 翔也、
曽根 碧斗、
田代 拓土、
辻本 匠、
名越 美咲、
平野 獅、
吉野 賀奈太
連携先コメント
株式会社ジャパンブルー
室山 麻実 様
先日は、遠方より児島までお越しいただき、誠にありがとうございました。
また、学生の皆さんから多くのご質問をいただき、心より感謝申し上げます。
私自身も、学生の皆さんとの対話を通じて、毎回新たな刺激を受けております。
これからも、ぜひ児島のデニムジーンズに関心を持ち、学びを深めていただければ幸いです。
また、学生の皆さんから多くのご質問をいただき、心より感謝申し上げます。
私自身も、学生の皆さんとの対話を通じて、毎回新たな刺激を受けております。
これからも、ぜひ児島のデニムジーンズに関心を持ち、学びを深めていただければ幸いです。
教員コメント
経営学部
杉田 宗聴 教授
岡山県児島といえば、「国産デニムジーンズの聖地」として広く知られています。地域ブランドの成功事例の一つといえますが、その歩みは決して自然発生的なものではありません。確かに、デニムジーンズのものづくりに真摯に取り組む企業や職人さんたちの存在が基盤となっていることは間違いありませんが、それだけではなく、その魅力を広く世間に伝えるために、さまざまな取り組みが行われてきました。
その先駆けとなったのが、今回訪問したベティスミスの「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」や「ジーンズ作り体験」、そしてジャパンブルー創業者・真鍋寿男氏らが立ち上げた「児島ジーンズストリート」など、「児島=デニムジーンズ」というブランドイメージを構築し、発信するための仕掛けです。
今回のキャリアゼミを通じて、学生たちはブランドづくりの具体的な手法について、自らの体験を通じて学ぶ貴重な機会を得ることができました。
その先駆けとなったのが、今回訪問したベティスミスの「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」や「ジーンズ作り体験」、そしてジャパンブルー創業者・真鍋寿男氏らが立ち上げた「児島ジーンズストリート」など、「児島=デニムジーンズ」というブランドイメージを構築し、発信するための仕掛けです。
今回のキャリアゼミを通じて、学生たちはブランドづくりの具体的な手法について、自らの体験を通じて学ぶ貴重な機会を得ることができました。