経営情報学部 福重ゼミ
3年生:小村彩貴、池田篤弥、道籏竜也、池田裕登、津田 昌毅
2年生:池田剛大、遠藤みさと、加藤夕明、岸和磨、古妻篤弥
白石侑大、中根智哉、福井慶大、藤原悠斗
4年生:松井昭斗、河合孝修、本屋敷郁実、山口真依、若城大輝
2年生:池田剛大、遠藤みさと、加藤夕明、岸和磨、古妻篤弥
白石侑大、中根智哉、福井慶大、藤原悠斗
4年生:松井昭斗、河合孝修、本屋敷郁実、山口真依、若城大輝
2018年度第1回社会人基礎力向上セミナーは、昨年まで(過去の記事はこちら)とは全く違った趣旨で企画し、6月2日に本キャンパスで開催しました。今回はそのセミナーの模様をご報告させていただきます。
セミナーの目標‐少数精鋭のリーダー集団をつくる‐
今回のセミナーでは、「今後、プロジェクトメンバーとして一緒に活動していく仲間を増やしたい」という思いから、阪南大学経営情報学部の1年生をターゲットに、「少数精鋭のリーダー集団を作る」ことを目標としてセミナーを企画しました。
セミナーの参加者募集では、経営情報学部の新入生を対象とした履修ガイダンスでの告知、勧誘ブースでの呼びかけ、キャリア科目での授業内告知などを行わせていただきました。ポスターやチラシの制作に当たっては、昨年学んだことを活かして、インパクトのある広報媒体になるよう心がけました。
そして今回、何よりも大変だったのが、後述する通り、これまでとセミナーの形式を変えたため、2倍の人数が必要となる社会人の募集でした。
これまでのセミナーでは、学生4・5名のグループに、社会人の方1名に入っていただいて、主にファシリテーターをお願いしていました。
しかし今回のセミナーでは、これからリーダーとして、この産学連携プロジェクトを引っ張っていく仲間を増やし、新しい組織をつくることを目指します。
そこで、未来のリーダーを育成するにふさわしいセミナーにするため、社会人と学生のレベルの差を実際に体験させてもらい、社会人に少しでも追いつくことを考えました。
1グループに社会人の方2名に入っていただいて、社会人同士のディスカッションがどのようなものか、その迫力を体感すると同時に、そこに食い込んでいこうと考えたのです。
多くの方々にご支援をいただいたおかげで、目標人数を超える、38名の1年生と、26名の社会人の方々がご参加下さいました。運営メンバーの2・3・4年生を含め総勢82名、会場は超満員となりました。
セミナーの参加者募集では、経営情報学部の新入生を対象とした履修ガイダンスでの告知、勧誘ブースでの呼びかけ、キャリア科目での授業内告知などを行わせていただきました。ポスターやチラシの制作に当たっては、昨年学んだことを活かして、インパクトのある広報媒体になるよう心がけました。
そして今回、何よりも大変だったのが、後述する通り、これまでとセミナーの形式を変えたため、2倍の人数が必要となる社会人の募集でした。
これまでのセミナーでは、学生4・5名のグループに、社会人の方1名に入っていただいて、主にファシリテーターをお願いしていました。
しかし今回のセミナーでは、これからリーダーとして、この産学連携プロジェクトを引っ張っていく仲間を増やし、新しい組織をつくることを目指します。
そこで、未来のリーダーを育成するにふさわしいセミナーにするため、社会人と学生のレベルの差を実際に体験させてもらい、社会人に少しでも追いつくことを考えました。
1グループに社会人の方2名に入っていただいて、社会人同士のディスカッションがどのようなものか、その迫力を体感すると同時に、そこに食い込んでいこうと考えたのです。
多くの方々にご支援をいただいたおかげで、目標人数を超える、38名の1年生と、26名の社会人の方々がご参加下さいました。運営メンバーの2・3・4年生を含め総勢82名、会場は超満員となりました。
セミナーで実施したケーススタディ
今回のセミナーでは、この産学連携プロジェクトに興味を持ってもらい、今後一緒に活動する際に、セミナーで学んだことを活かしてほしいと考え、1年生が取り組みやすいケーススタディの開発を心がけました。
考えに考え抜いた結果、私たちがフレームワークとして選んだのは、プロジェクトを進める上で必須で、さらに社会人なら誰もが無意識に行っていると考えられる「PDCAサイクル」です。ただ、一般に言われているPDCAではなく、「GPDCAサイクル」を扱うことにしました。
ケーススタディに入る前のミニ講義では、基本となるPDCAサイクルをわかりやすく伝えるためにはどうすれば良いのかを考え、数カ月前まで高校生だったことをふまえて、「テスト勉強」を例としてとりあげることにしました。
そしてケーススタディでは、専門的な知識を持っていない1年生でも取り組めるよう、フィギュアスケートの羽生結弦選手の動画を基に、ディスカッション課題を3つ用意しました。
1つ目は、多くの人が無意識に行っていることに対して意識を持ってもらうために、動画を見て、羽生選手のPDCAサイクルを整理してもらいました。
2つ目は、羽生選手の成長にはPDCAサイクルのどの部分が大きくかかわっているのかを分析してもらいました。この課題では、疎かになりがちな「C」の評価について注目し、自己評価だけでなく、他者評価を取り入れることの大切さを知ってもらうことをねらいました。
3つ目は、PDCAサイクル以外で、動画内のどの部分が羽生選手のターニングポイントになったのかを分析してもらいました。羽生選手はただPDCAサイクルを回しているのではなく、目標を掲げ、さらに、高みを目指して常にその目標を更新していることに気づいてもらうことをねらいました。
考えに考え抜いた結果、私たちがフレームワークとして選んだのは、プロジェクトを進める上で必須で、さらに社会人なら誰もが無意識に行っていると考えられる「PDCAサイクル」です。ただ、一般に言われているPDCAではなく、「GPDCAサイクル」を扱うことにしました。
ケーススタディに入る前のミニ講義では、基本となるPDCAサイクルをわかりやすく伝えるためにはどうすれば良いのかを考え、数カ月前まで高校生だったことをふまえて、「テスト勉強」を例としてとりあげることにしました。
そしてケーススタディでは、専門的な知識を持っていない1年生でも取り組めるよう、フィギュアスケートの羽生結弦選手の動画を基に、ディスカッション課題を3つ用意しました。
1つ目は、多くの人が無意識に行っていることに対して意識を持ってもらうために、動画を見て、羽生選手のPDCAサイクルを整理してもらいました。
2つ目は、羽生選手の成長にはPDCAサイクルのどの部分が大きくかかわっているのかを分析してもらいました。この課題では、疎かになりがちな「C」の評価について注目し、自己評価だけでなく、他者評価を取り入れることの大切さを知ってもらうことをねらいました。
3つ目は、PDCAサイクル以外で、動画内のどの部分が羽生選手のターニングポイントになったのかを分析してもらいました。羽生選手はただPDCAサイクルを回しているのではなく、目標を掲げ、さらに、高みを目指して常にその目標を更新していることに気づいてもらうことをねらいました。
これまでにない迫力のディスカッションとプレゼンテーション
前述の通り、今回は社会人同士のディスカッションを学ばせていただくために、1グループに学生が5人、社会人が2~3人と、今までのセミナーにはない構成で行いました。
社会人同士のディスカッションは、普段、私たちが行っているディスカッションとはスピードも意見の出し方も全く異なり、私たち福重ゼミ生も多くのことを学ぶことができました。
そして、ゼミ生が社会人に必死についていく中で、1年生も負けじと食らいついていく姿がとても印象的でした。
ディスカッション後のプレゼンテーションでは、各グループそれぞれの分析結果が発表され、自分のグループとは違った分析を行った他のグループから学ぶことも多かったのではないでしょうか。
社会人同士のディスカッションは、普段、私たちが行っているディスカッションとはスピードも意見の出し方も全く異なり、私たち福重ゼミ生も多くのことを学ぶことができました。
そして、ゼミ生が社会人に必死についていく中で、1年生も負けじと食らいついていく姿がとても印象的でした。
ディスカッション後のプレゼンテーションでは、各グループそれぞれの分析結果が発表され、自分のグループとは違った分析を行った他のグループから学ぶことも多かったのではないでしょうか。
総括講義とお茶会
今回のセミナーは、前回セミナーに引き続き、株式会社ECC人事部ゼネラルマネージャーの岡本剛史様に講師をご依頼しました。
総括講義では、岡本様より、分析課題に関する解説などを行っていただきました。また、企業では、目標やビジョンを明確にした上で、その達成に向けてPDCAを回すことが大切であるということについてお話をしていただきました。
さらに岡本様の総括の後、2年生の3人が学生視点での総括を行いました。岡本様のお話は、大学生活や産学連携プロジェクトにも通じるものです。このプロジェクトに参加することで変化した自分の考え方や大学生活の話などを交えながら、GPDCAサイクルを実践することの大切さを伝えました。それぞれ異なる団体に所属している3人の学生が担当することで、個性ある学生総括になったと思います。
総括講義では、岡本様より、分析課題に関する解説などを行っていただきました。また、企業では、目標やビジョンを明確にした上で、その達成に向けてPDCAを回すことが大切であるということについてお話をしていただきました。
さらに岡本様の総括の後、2年生の3人が学生視点での総括を行いました。岡本様のお話は、大学生活や産学連携プロジェクトにも通じるものです。このプロジェクトに参加することで変化した自分の考え方や大学生活の話などを交えながら、GPDCAサイクルを実践することの大切さを伝えました。それぞれ異なる団体に所属している3人の学生が担当することで、個性ある学生総括になったと思います。
セミナーの最後に設けているお茶会では、他の班の社会人や学生と関わることで、意見の幅を広げるなど、新たな学びを得ることができたのではないでしょうか。
今回のお茶会は、司会者の声が聞こえないくらい盛り上がり、社会人と関わることを楽しんでほしいと思っていた私たちゼミ生にとって、とても嬉しい瞬間でもありました。
今回のお茶会は、司会者の声が聞こえないくらい盛り上がり、社会人と関わることを楽しんでほしいと思っていた私たちゼミ生にとって、とても嬉しい瞬間でもありました。
次回は、初めてセミナー運営に参加した2年生の感想などをご紹介させていただきます。